
本日2月23日(土)、旧・真壁町(現・茨城県桜川市)で、2月4日から催されている「真壁のひなまつり 和の風第十一章」へ行って
きました。真壁は、江戸時代から、明治・大正にかけて、この地方の文化・産業の中心地として栄え、隆盛を誇った商家の人たちが次々と
蔵や門などを建てました。市街地には、300余棟を数える見世蔵・土蔵・門などが、歴史ある町割りと共に息づいています。
平成11年度から国の登録有形文化財制度を活用し、104棟の登録を受けています。 (リーフレット「真壁を歩こう」から抜粋)
そんな真壁で、「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」の一言から始まった『真壁のひなまつり』
冒頭の画像は、今年のポスターとリーフレットです。
150軒以上の店舗と住宅でそれぞれ趣向を凝らしてお雛様を展示していたのですが、全部見て歩くことはできません。
また、写真を撮らせていただいたのが何という店舗・お宅かまでは記憶しておりませんが、何枚かの写真を・・・


ひと・人・ひと・・・土曜日ということもあるでしょうが、真壁の街中は見物客でいっぱい。明日24日の日曜日はさらに人出が増えるでしょう。
今夜9時からのテレビ東京「出没!アド街ック天国」は、この「真壁」でしたから、番組を見た方がどっと押し寄せるでしょう。
私は、これを見込んで前日の今日行ってきたわけですが、それでも駐車場は満杯でしたし、人気ある店舗等で写真を撮るのも一苦労でした。


「橋本旅館」さん。この建物も登録有形文化財ですが、中に入ると階段を雛段にして・・・


屋根に飾られたお雛様もあれば、タライに乗ったお雛様も


座敷いっぱいに飾られたお雛さま。それと、この太い梁を見てください。立派なお宅(店舗)です。
下の写真をよく見てください。何か気づきましたか?
そうです。冒頭の画像のチラシに使われている写真はこのお雛さまです。


2年前の大震災では、この真壁町も大きな被害を受けました。ほぼ改修が終えたのでしょうか、屋根瓦には新しい漆喰が(上の写真:三輪屋)
下の店舗は大きな被害を受けたようで、土壁の塗り替えも行われていました。


江戸時代から明治・大正・昭和のお雛さまが飾られたお店もあれば、今はほとんど見ることのなくなった「高砂」を飾った旅籠も


お雛さまがダンスをしています。こうした遊びこころも「真壁のひなまつり」を楽しくさせているのでしょうね


ダンスだけではありません。「ライダー雛」やバイオリンを奏でる雛も


「今年のテーマ 一寸法師」ということで、お椀に乗ったお雛さま
あれー 酔っ払い雛もおりました


石の町真壁ならでは 石屋さんのお雛さんも


お雛さまは座敷や蔵の中だけに飾られているわけではありません。神社にも、一般のお宅の出窓にも
え! お賽銭をあげたかって。はい、あげましたよ。皆さんお賽銭を賽銭箱に投げ入れますが、
投げて入れてはいけません。賽銭箱のそばまで行き静かに入れましょう。


真壁の名物に「すいとん」があるようですが、どのお店もいっぱいでしたので、「桜川市いわせ蕎麦の会」が
ガレージを仮の店舗にして蕎麦を打っておりましたので食べてみました。
精肉店前の人の列は、「昔のコロッケ」を買うために並んだ人たち。私も買って食べてみましたが、素朴な味で、
「そういえば子供のころに食べたコロッケはこんなもんだったなー」と
「真壁のひなまつり」については、以前から知ってはいましたが、今回初めて行ってみて、真壁の人たちはほんとに
頑張っているなと感じました。ただの「町おこし」と違う何かがあるような・・・
散策日:2013年(平成25年)2月23日(土)