
『わが家の庭の花シリーズ』なんてものができるくらいな庭ならよいのですが、ちっぽけな庭では咲く花
も限られてしまい、とてもシリーズ化なんて考えるだけでも憚られます。
今、そんな小さな庭の一画をドクダミが領しています。いわゆる四弁のドクダミは以前から生えていたも
ので、八重咲きのドクダミは珍しいからと、十年程前に某所で数株買ってきて植えたものです。
ドクダミの繁殖力は凄いもので抜いても抜いても減るどころか年々増えてしまっています。
「ドクダミ」の”ドク(毒)”という響きから、ドクダミとは怖いものというイメージがありますが、実は
反対で”毒を下す”ということで解毒などの効用があることは知っていますが煎じて飲む勇気はありません。
また、ドクダミは、「蕺草」・「毒病み」・「毒溜」などと書くようです。

今では元々あった四弁のものと八重咲きのドクダミが入り乱れてており、後から植えた八重咲きの方が断
然多くなっています。
その理由は分りませんが、抜いていたのが四弁のドクダミだけだったから? 八重咲き方が強いから?

四弁のドクダミ
花弁のように見えるものは「苞・ほう」と言い、上にあるのが花(花序・かじょ)のようです。

八重咲きのドクダミ
撮影日:令和5年(2023)6月3日(土)