ワシは勘違いしていた。
10年続ければ、ワシのような者でも何とかなる。
少しは知られたりするかも・・・。
バカでも要領を覚えるのかも・・・。
そう勘違いしていた。
そうではない。
少しづつ努力や経験が実を結ぶのではない。
こっちの世界ではそんなの関係無いのだ。
通常の社会通念が通じないのだ。
ワシのバカな言葉が当っていたのだ。
「幸運の女神」「棚からぼた餅」
目の前の「縁」。
肩の力を抜いて、全力。
命懸け、は例えじゃない。
だが、力が入っては活かせない。
この仕事は冗談半分で歩くものだ。
真剣だからこそ、冗談半分だ。
そして何とかこなしていく。
そもそもこの道に入った動機。
変わる瞬間の笑顔が見たい。
素直な気持ちになれた時、
「縁」が活きる。
最初から仕組まれた「縁」がある。
前世とか過去世とかいう人もいる。
それが有るのか無いのか、
ワシには判断出来ない。
だが、仕組まれた「縁」はある。
その中の幾人かがパーツを持っている。
そして・・・渡してくれる。
嬉しいぜ。
まだまだ女神像は完成しない。
だが、嬉しいぜ。
パーツを持って来てくれているクライアント。
彼(女)等が全て女神様だと思える。
だから全て大切で愛おしい。
ワシの仕事に対する基本姿勢。
神様はそれを教えてくれてもいる。
誰がパーツを持っているのか判らない。
だから会う人全員女神様・・・。
(オトコでもかぁ?)
会う人全員大切で愛おしく・・・。
綺麗事に聞こえるが、氣功時は難しくないのだ。
神様はメンドクサガリ屋だ。
だから一石何十鳥ものやり方をする。
かなり・・・やり手だ。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」