第十章(10)
無無明亦無無明尽 乃至無老死亦無老死尽
通常は「無明」を最初から「間違い・悪」と決めている。
ロクデナシだ!無能だ!役立たずだ!
ヒ、ヒドイわ・・・
無能愛好会に贔屓するワシは「無明」を弁護する。
無明や無能やロクデナシなら、ほぼ全人類が当てはまる。
自分は有能だと思っていたら、それは無知か厚顔だ。
心の中を覗けば判る。
今までの人生を振り返れば判るはず。
だから・・・人は、可愛いのだ。
だから、有能だと思い込んでいる人は、可愛くない。
無明は、この世界(物質・肉体世界)の基本環境だぜ。
無明から抜け出したら、この世界にはいられない。
抜け出る事が素晴しいかどうかは、別な話だ。
抜け出てみなければ判らない。
少なくても、この世で生きている限りは無明を肯定しようぜ。
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