第十二章(9)
無智亦無得 以無所得故
心は「欲しがる」ように出来ている。
欲しがるな、というのは無理がある。
「無所得」は所得を無しにする、というのと違う。
「無」は無しではなく「こだわらない」だ。
所得にこだわらない。
これなら、何とかなるんじゃないかな。
「欲しがってもいいけど、こだわるなよ。
所得してもいいけど、こだわるなよ。
この世はいつでも無常に出来ているんだ。
必ず変化するんだぜ。
所得しても、し続ける事は絶対出来ない仕組みだぜ。」
「まぁな、形あるモノが所得なんて出来ないけどな。
心ってヤツは勘違いが得意だからよ。
一時的に出来るって思ってもいいけどよ。
ず~と続ける事は出来っこ無ぇぜ。
続けようとすると、苦しみが生まれるんだよ。」
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