ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

脱“核発電”

2011年07月14日 | 原発震災・原発問題

「脱原発」は原発依存から脱すること。最近耳にする「卒原発」は原発依存から卒業する意味。

ところで、「原子力発電所」は中国語では「核電力廠」、「原発」は「核発電」。

福留久大氏(九州大名誉教授)は「原子核分裂連鎖運動反応によって生じる熱エネルギーに基づくという意味では中国語の核発電という用語が正確である。原爆と同様に原発も核分裂を応用している点では核発電という言葉が相応しい」と。

原子力発電=平和・・、  原爆(核爆弾)=戦争・・。誰が最初にイメージ区分けしたのか、うまい命名だった。しかしこの辺で、事の本質に合った名称に改め直したいものです。

原子力産業用語は、巧みにオブラートで包んだマイルドな言い換えをしてきた。(東京書籍『原子力発電120の基礎知識』参照)

プルサーマル⇒プルトニウム燃焼

サイクル機構⇒核燃料サイクル機構

高レベル廃棄物⇒高レベル放射性廃棄物

原子力安全委員会⇒原子力危険性審査委員会

高経年化⇒老朽化

原発⇒発電

【写真】校庭の放射線量が高く室内で運動をする福島市の中学生たち。

 

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