「RAILWAYS」~48歳で電車の運転手になった男の物語~中井貴一主演
この映画の舞台となった一畑電鉄・通称「バタデン・デハ二50」は、宍道湖岸を、
春には菜の花、チュウリップの斐川平野を、夏にはひまわりと点在する築地松を、
秋は宍道湖の真っ赤な夕日を、そして冬は一面銀世界の平野を、四季折々に、
美しい大自然に包まれ、「ガタン、ゴトン」とレールのきしみを残して、90年間も走り
続けている電車です。
このデハニ50(今は走っていません)には、特別な思い出があります。
昭和38年春、電鉄出雲駅から、この電車に乗って社会人としての第一歩を記した
からです。
その日はよく晴れた朝で、菜の花が一面、咲き乱れる中を、新世界への「夢と希望」
そして、ほんの少しの不安を乗せ、ほんとうに清々しい気持で旅立った事が、つい
先日のことの様に、強く心に残っています。
「ガタン・ゴトン・ガタン・ゴトン」と夢を乗せて、、、
(ミカちゃん日記)
(お父さんの目を見て、小さな声でお話しているところです)
「ゴハンガ、オソイトキ、サンポノジカンガキテ、モツレテイッテ、クレソウモナ
イトキ、コノ、オクノテヲ、ツカッテ、ヨウキュウスルト、タイテイノコトハ、ヤッテ
クレマス」