寒波の到来で、昨日とは一変して、窓の外は、深々と雪が降り積もって
います。
短時間に降り積もる雪で、一瞬にして野も山もそして街も、白銀の世界
に変わりました。
春には花々が咲き競い、秋には実を結び、最後の一葉を落とした原野、
鳥獣、草木全てのものが、躍動の春に備えて、深く長い眠りに入ろうと
しています。
一瞬にして季節の移ろいを見せる晩秋から冬、この静かで清らかな美し
さは、格別のものです。
冬は自然界の大きな区切りであり、「終りの始まり」だから、荘厳な美しさを
感じるのだろうと思うのです。