タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

白い船、白亜の灯台、赤い屋根。

2012-01-17 | 風景

作家 司馬遼太郎は「街道をゆく」の中で、日御碕灯台について、

~道の涯は小山のように隆起し、上り坂になった。

やがてこの地塊は、激しい角度で海に落ちている。

その先頭に白い灯台がたっていた。~

氏は、「19世紀の西洋が小天地として存在している。」とも書いています。

 海に向かって80米の落差で落ち込む岬、その先端に建つ白亜の灯台は、

明治31年、フランス人技師の設計によって建てられたモダンな建物で、碧い

海に赤い屋根がよく映え、異国情緒を醸しています。

白い石積みの灯台ビュッフェでコーヒーを飲みながら、眼前に広がる眺めは

、沖合を白い航跡を残しながら船が行き交い、晴れた日には、遠く隠岐緒島

や国立公園・大山も望める雄大なロケーションが広がっています。

ここは、煩雑な日常から、心を一気に解放してくれる、安らぎの場所でもあります。

当地に旅される方には、足を伸ばして見られる価値があると思います。