タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 西部劇『真昼の決闘』  ゲエリー・クーパー

2014-02-24 | その他

                西部劇『真昼の決闘』 ゲエリー・クーパー

この映画『真昼の決闘』、何度見たことか!

制作されたのは私がまだ小学生の頃、初めてスクリーンで観たのが、それから7~8年も経ってから

のことだろうと思う。

ストーリー的には、保安官が無法者を倒すという典型的な西部劇で、既にお茶の間のテレビ「ララミィ

牧場」や「シャイアン」「ブロンコ」等で、西部劇の大ファンとなっていた当方ではあるが、保安官・ケ

ンと無法者ミラー達との、ラストの決闘シーンには度肝を抜かされたものである。

刻一刻と迫ってくる ”真昼の決闘” に向けた時間の流れが、繰り返して映し出される時計によって、

緊張感を次第に高めて行く。 

とてもリアル感のある描写は、何度見ても”お見事”の一語に尽きる。(これぞ西部劇だ!)

また、主演のゲーリー・クーパーの、悲しみと憂いを秘めた様な瞳が、孤立無援の中で決闘に臨む保

安官ケインの心情とピタリと合致していて、思わず応援したくなる。

さらにモノクロ独特の「光と影」が、この映画のテーマである、乾いた「真昼の決闘」シーンに巧みに生

かされている。

この映画には、保安官・ケインの妻・エミィ役で、後のモナコ王妃となったグレース・ケリーの、初々し

った頃の、美しさに再会できるのもまた懐かしい。

(少しストーリー)                                                              西部開拓時代、小さな町で保安官・ケインは妻エミィと結婚式を挙げようとしていた。そしてこれを機に

5年間勤め上げた保安官の職を辞し、親天地での新しい生活を夢見ていた。                                       

そこへケインが昔(5年前)投獄した、無法者ミラーが出獄し子分3人を連れて復讐のため、正午に

にやって来るとの知らせを受ける。                                                      

妻と馬車に乗って、親天地に向かって立ち去ればすむことだが、人一倍責任感の強いケインは、街に

残って彼らと対決する道を選ぶ・・・しかし、街の人は無法者に怖気づいて誰一人として彼を助けようと

しない・・・そんな中で真昼(正午)は刻々と迫って来る・・・

悪者を保安官(善人)がやっつける西部劇の典型であり、観終わって胸がスカッとしてくるような映画

で、さすがアカデミー賞受賞作である。

               ~今日も良い一日であります様に~