~初めて咲いた庭の一輪~
あの松尾芭蕉の高弟・嵐雪が詠んだ、かの有名な『梅一輪 一輪ほどの 暖かさ』の一句、
今朝は、まさに彼がこの歌を詠んだであろう、そんな朝の情景(庭の梅の木の、最初の一輪が
開花)
梅一輪には一輪ほどの、わずかな暖かさがある。
寒さはまだ厳しいけれど、確実に梅とともにやってくる春の予感、芳しく凛とした一輪、桜ほ
どの華やかさには至らないものの、花言葉の通り”高潔”で”気品”があり、存在感のある梅
の花。
奈良時代、遣唐使によって中国からもたらされた花だそうですが、雅心のある日本人にたち
まち受け入れられたようで、万葉集にも百数十首の歌が残されています。
山上憶良
『春されば まず咲く宿の 梅の花 独り見つ』
(この絵は約30数年前、日本画を始めるにあたって習作として色紙に描いた梅の花です)
(蝋梅、スイセンそして梅の花が咲き始めました)
~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~