タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

『梅一輪 一輪ほどの 暖かさ』   服部嵐雪

2014-02-26 | 植物

                      ~初めて咲いた庭の一輪~

あの松尾芭蕉の高弟・嵐雪が詠んだ、かの有名な『梅一輪 一輪ほどの 暖かさ』の一句、

今朝は、まさに彼がこの歌を詠んだであろう、そんな朝の情景庭の梅の木の、最初の一輪が

開花)

梅一輪には一輪ほどの、わずかな暖かさがある。

寒さはまだ厳しいけれど、確実に梅とともにやってくる春の予感、芳しく凛とした一輪、桜ほ

の華やかさには至らないものの、花言葉の通り”高潔”で”気品”があり、存在感のある梅

の花。

奈良時代、遣唐使によって中国からもたらされた花だそうですが、雅心のある日本人にたち

ち受け入れられたようで、万葉集にも百数十首の歌が残されています。

山上憶良

『春されば まず咲く宿の 梅の花 独り見つ』

     (この絵は約30数年前、日本画を始めるにあたって習作として色紙に描いた梅の花です)

      (蝋梅、スイセンそして梅の花が咲き始めました)

    ~貴方にとって、今日も良い一日でありますように~