琉球王朝の王都の城下町だった、金城町の石畳道をそぞろ歩く。
琉球石灰岩を敷き詰めた石畳や石垣の古道は、今は約300米だけが残って
おり、(王朝時代には、首里城から延長10キロにわたり、「真珠道:まだまみち」と呼ばれてい
たそうだが、先の大戦でその大半うを失っている。)、また狭い坂道を下りていくの途中、
赤瓦の屋根に漆喰を塗り込めた、沖縄独特の赤白模様の古民家と共に“沖縄
の歴史遺産“として大切に保存されている。(この道は、NHKドラマ「ちゅらさん」のの
自宅として、道沿いの民家が使われたことから、多くの人が訪れる様になったとのこと・・・)
元々この道は、首里城の石畳や城壁・石垣と同じ、白い道であったであろうが、
長い歳月を経て、今ではところどころが黒く変色し、普通の石垣様の色になっ
てきていいる。
それでも日本古来のお城の石垣とは、随分違い白くとても柔らかな感じを受け
る石積みである。
ここも坂道の脇から、ハイビスカスやブーゲンビリアの花がしだれ咲き、また南
国特有のパパイヤ等が実を着けている。
今回の沖縄の旅で思ったのは、“首里を知らずして沖縄を語るなかれ“・・・やは
り沖縄の今昔が集約された、この地を訪ねられる事をお勧めしたい。
金城町の石畳・石垣道
道の脇には、パパイアの実が生り、野朝顔の花が咲いていた
~神が降りて願いを聞いてくれると言われる拝所、『大アカギ』が神木~
推定樹齢300年の巨木(国の天然記念物)で、この辺りは戦火から逃れた
地で、昔のままの森の面影を今に残している。