タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~悪霊を寄せ付けないシーサー像~

2014-05-22 | その他

沖縄本島の旅、行く先々で民家の屋根や家の門扉の脇に鎮座する、「シーサー像」

をよく見掛けた。

これは、家のお守りにと買ってきた、ミニシーサー(獅子)の沖縄土産物だ。

いかにも沖縄らしく、色も鮮やかな上に形も多種多様、中には子供向けにニッコリ

笑った愛嬌のあシーサーや、合格祈願を模したシーサーなども売られていた。

この「シーサー」、本土の神社・仏閣の両脇に参拝客と正対する形で鎮座する、守り

の「狛犬」と良く似ている、いずれもその源流は、古代オリエントのライオン(獅子)と

伝えられている様だ。

ただ沖縄と本土では土地柄や伝わり方に、当然ながら相違がっあて、ここでは古くは

神社や城門、御嶽(うたき)、村落の入口等に・・・そして庶民に瓦葺屋根が許される

様になった明治以降は、段々と民家の屋根や門扉脇等に上がり、あらゆる災いを、

に入れないという「魔除け」の役割を果たしているという。

このシーサーにも、仏教の影響を受けたであろう“阿・吽“の表情をした、一対の像が

あることを私は今回初めて知った。

因みに買って来たのは、緑色のシーサー(健康運)・茶色(安定運)の一対である。

        ~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

     ~屋根に上がっているシーサーは、単体の場合が多い~