タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

野をゆけば 野菊の花の 香ぐわしく  

2014-10-15 | その他

野を行けば、ここそこに野菊の花が香ぐわしく、こぼれるほどに咲き乱れて

います。

清らかなこの花を目にする度に、伊藤左千夫の小説「野菊の墓」を思い

起こします。

年配の方はご存知の方も多いと思いますが、千葉県松戸の矢切りの渡し

を渡った、農村地帯を舞台に、政夫と従姉の民子の清らかな愛(悲恋)を

描いた小説である。

 ~斎藤政夫は、15歳の少年。

 民子は、政夫のいとこで、2つ年上の17歳少女。

政夫の母は、病気がちで民子に家の事や看護をしてもらっていた。

 舞台は、千葉県松戸の近くで矢切村と言う所。

旧家の子供・政夫は、家事手伝いにきた2歳年上のいとこの民子と親しくな

る。

 しかし、二人の仲を村の者に噂されるようになる。

 母もそのことを気にかけて、二人に注意したりする。

 この母の言葉以来、二人の様子は変わってしまった。

 周りの人があれこれ言うので、かえって無邪気でいられなくなったのであ

る。

 ある秋の日、二人は家の用事で綿摘みに出かけ、畑に向かう途中野菊を

みつけた。

 「僕はもとから野菊が大好き。民さんも野菊が好き」

 「私、野菊の生まれ返りよ。野菊の花を見ると身ぶるいの出るほどかわい

いと思うの。 どうしてこんなかと、自分でも思うくらい」

 「民さんは、そんなに野菊が好き。どうりでどうやら民さんは野菊のような

人だ」・・・・・~

 これまでに幾度となく映画やドラマ化されてきた、山口百恵・松田聖子など

の”民子”が印象に残っている

そんな次第で、今日は山口百恵の演じた民子を重ねて描いて見ました。

~今日も良い一日を~


 

ミカ嬢は昨夜から風を引いたのか、引っ切り無しに咳?をし辛そうです