タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪朝の海は、気持ちがいい~♪

2015-01-22 | 風景

                    ~早朝の美津の港~

今朝は明け方に家を出て、久し振りに朝の海を見に行ってきました。

自宅から、車で約10分ほど半島に向かった所、ここには、海のすぐ脇に、

から枯れることなく湧き出る、「自然水」のある場所、水を汲みを兼ねて

やって来たと言うのが正しいのかもしれません。

それにしても、何時ものことながら、朝の海はとても気持ちがいい~。

対岸の船着きには、夜通し操業ってきたイカ釣り船がまどろみ、海では

場に上がって、「岩苔摘み」に精を出す人、ほかにカナギ漁(サザエ・アワ

ビ獲り)の船が、数隻出ているだけ。

まだ集落全体が、寝ぼけ状態の様である。

港の防波堤に廻って見ると、おばあちゃんがひとり、荷揚げ場に座り込んで

、摘んできた海苔の加工(板海苔)作業に冷たい水に素手を突っ込み、手

際良く仕上げている

聞けば、当年84歳になったと言う、「今朝早く、おじいさんの船で岩場に

って、摘んできた岩海苔だが、もうこの集落でも、2~3人が摘みに行くだけ

になってしまった。」「昔は、自分でこうして加工し、背負い籠を担いで売りに

歩いたもんだ。」「今の若い者は、こんな冷たくて辛い作業を、年寄りに任せ

て、手伝ってもくれん・・・」等と、延々と愚痴が口をついて出てくる。

そう言えば港の人影は、年寄りばかりで若者の姿はひとりもない。

農村も漁村も、過疎高齢化の波は、荒波の様に押し寄せてきている・・・昔

は、経済的に少々苦しくても、国の宝「子」育てに、せっせと精を出したもの

だが、今は出生の絶対数が下がっているのだから、国にもっと本腰を入れ

て、取り組んでもらわなくては、国の将来が見えてこない・・・この小さな漁

村にもかつての、子供達の奇声が響く様な、活気が戻って欲しいものだ。

そうなれば、おばあさんの愚痴も、すこしは少なくなるのではないのだろう

か。

~今日も良い一日でありますように~

フランク・シナトラの「スターダスト」