今日は、今年(昨年?)最後の柚子(ゆず)の収穫をしました。
何度か雪の下になり、また形の良いものから採って行くので、僅かに残った
柚子は、不揃いでデコボコと形の悪いものばかりです。
「来年も頼むよ」と、形のいい最後の1個だけを、「木守り柚子」として木に
残して、あとは全て収穫しました。
早速、家内が「柚子釜」と「甘露煮」にして冷蔵庫で保存ましたので、当分の
間は、柚子の香りと、甘酸っぱい味が楽しめそうです。
この1個だけを木に残す風習、秋田リンゴや柿等で、全国各地に残ってい
るようで、「木守り柿」等とも言われています。
当地でも年配の方の間では、果物を充分にいただき、最後の1個だけを、
感謝の気持ちと、来年の豊作を祈って残す風習は、今も頑なに受け継がれ
ています。
果物に対しても、感謝の気持ちを忘れずにその意を表す風習、この日本民
族の心根、素晴らしいと思いませんか。
~今日も、良い一日でありますように~
ペリー・コモの「魅惑の宵」