『 あ し あ と』 M・フィッシュバック・パワーズ著
わたしは夢の中で見た
主と共に海辺を歩む自分と、空の銀幕に映る
過ぎ去ったわたしの生涯のすべての日々とを
なんと砂の上には、毎日の歩みをしるすふたりのあしあとが
並んで残っているではないか
ひとりのはわたしの、もうひとりのは主の
しかし、ところによってはひとり分のあしあとしか見あたらない
それは、よりによってわたしの人生で
最も困難でつらく、耐えがたかった日々にあたっている
そこで、わたしは主に不服を言った
「主よ、わたしはあなたと共に生きることを選び
あなたは、いつもわたしと共にいると約束してくださいましたね
それなのになぜわたしを独り、置き去りにされたのですか
それも、わたしが最もつらかった日々に」
すると、主はお答えになった
「わが子よ、わたしがあなたを愛していることを
あなたはよく知っているはすだ
わたしは一度もあなたを見捨てたことはない
ひとり分のあしあとしか残っていないところは
まさにあなたを腕に抱きあげ、
わたしが運んであげた日々だったのだよ」
以前ある方から紹介された詩です。 日々の営みの中で困難に直面した時、この詩は大きな力をくれるのです。 しかしこの詩は宗教・宗派を超えて愛されているのです。 私はクリスチャンではありませんが、神の存在自体を否定するものではありません。 だから。。。でしょう心に深く染みわたり、感銘を受けるのです。
・・・・・最もつらい日々に、一人分の足跡しか残っていない。 でも、それは主が私を置き去りにしたのではなく、私を腕に抱きあげて運んでくださっていたのだと言う日々だった・・・・・と云う世界中で多くの人々に愛されている詩です。
「神さまは苦しみのときこそ、私たちと共にいてくださる」のです。