9月議会で出された補正予算についてご報告します。大きな柱は子育て支援の充実と、町指定第1号文化財「水無瀬駒」にちなんだ地域振興・教育推進文化事業です。
安心こども基金事業補助金・施設整備事業(約1,070万円)を活用し、山崎保育園の園庭に木造建築物を新たに建て、0、1歳児20名の受け入れを可能を実現。地域福祉・子育て支援交付金(約240万円)を活用した第4保育所・子育て相談室(個室)の創設。安心こども基金事業補助金・地域子育て創生事業(約1,690万円)を活用した町内複数の公共施設への赤ちゃんステーション設置やおもちゃ・絵本の貸出事業など、子育て支援の充実が図られました。
地域伝統文化活性化事業補助金(約310万円・全額国庫補助)を活用した「中将棋セミナー」「中将棋公開記念対局」「伝統文化将棋教室・将棋大会」「水無瀬駒と関連資料・展示会などが企画されました。「伝統文化将棋教室・将棋大会」は小学生を対象として、町内4校でプロ棋士による指導(遊びを含めて将棋に親しむ)が10月から来年2月にかけて行われた後、水無瀬神宮でレプリカを使って「こども将棋大会」を開催するものです。
水無瀬駒にちなんだ「将棋の駒ふるさと・島本町」として、公家の将棋「中将棋復興の水無瀬神宮」として、内外に注目される継続的な事業になると、期待しています(3年間の国庫補助が予定されている)。三小のプール給水排水設備改修の実施設計業務委託料(225万円)も計上されました。おおむね賛成の補正予算ですが、ちょっと気になる補助金18万円が・・・
事前にヒアリングしたところ、NPO法人島本体育協会の40周年記念冊子発行への補助金であることがわかりました。納得できません。「40周年記念」に「18万円」という中途半端な額を「補正予算」に計上してまで支援しなければならない理由・・・
自らの経験に基づく視点から、団体への補助金については、公平で透明性のある新たな制度を創設する必要があると考えてきましたが、議員になってこの壁を突破するには相当のエネルギー(ボトムアップのうねり)が必要というのが実感。
体育協会の町への貢献度は高く歴史もあり、会の歴史は町史でもあります。与党と呼ばれる複数の議員が名前を連ねている団体という事実もあります。平野議員が情報公開された予算要求書や会派で求めた積算根拠の資料によると、もともとの要求額はもっと多かったとみてとれ、運営補助金(年間18万円)と同額に抑えての苦肉の補助であったと推測しました。
正直、他の事業に賛成していることもあり、今回は多少の疑義を述べたに留めおいたつもりでした。が、公明党の議員が声を大にして異議を申し立て、今回の補正予算に「学校教育の現場における熱中症対策」がまったく含まれていないことについて、いったいどういうことなのか!と厳しく迫りました。
夜も遅くなった議場は一気に緊張感あふれ、野次のない静まり返りました。迫力ある「要望」が続き、翌日の朝、本会議で「業務用扇風機を各学校に配置するよう手配する」旨、教育委員会より説明があり、あまりの対応の速さに仰天しました。
1台9,000円、保護の網が3,000円(画像は臨時的な網で現在発注中)。各学校に5機支給されることになりました。本日総務文教委員会として視察した第4小学校では、すべて体育館に設置して、運動会の練習時の暑さ対策に活用されていました。これが7月に設置されていたら・・・議員の責任は重いです。
9月24日付、4つの小学校、ふたつの中学校を対象に行われたアンケートの文面には、既に涼しくなっている、できればもっと早く欲しかった、という思いがさりげなく込められているように、わたしは感じました。まさに、暑さ寒さも彼岸まで、です。
後日のヒアリングで、各種電化製品が売り切れ状態というのは概ね事実のようですが、沖縄に残っていた在庫を町内業者を通じて購入したものということがわかりました。問題は来年です。もはや来年度は、各教室に扇風機を設置するにも在庫がなかったという理由は通用しません。
長年疑問に思っていた「補助金制度」の見直し問題が、扇風機に吹っ飛ばされてしまった感は否めませんが、子どもの視点からみて望ましい教育現場の改善が前進したことは事実です。野党の「党」にもに属さない議員の耳に耳を傾けようとする管理職は未だ稀ですが、周囲を圧倒する迫力のある質疑で自らの課題に取り組めるよう精進しなければなりません。
安心こども基金事業補助金・施設整備事業(約1,070万円)を活用し、山崎保育園の園庭に木造建築物を新たに建て、0、1歳児20名の受け入れを可能を実現。地域福祉・子育て支援交付金(約240万円)を活用した第4保育所・子育て相談室(個室)の創設。安心こども基金事業補助金・地域子育て創生事業(約1,690万円)を活用した町内複数の公共施設への赤ちゃんステーション設置やおもちゃ・絵本の貸出事業など、子育て支援の充実が図られました。
地域伝統文化活性化事業補助金(約310万円・全額国庫補助)を活用した「中将棋セミナー」「中将棋公開記念対局」「伝統文化将棋教室・将棋大会」「水無瀬駒と関連資料・展示会などが企画されました。「伝統文化将棋教室・将棋大会」は小学生を対象として、町内4校でプロ棋士による指導(遊びを含めて将棋に親しむ)が10月から来年2月にかけて行われた後、水無瀬神宮でレプリカを使って「こども将棋大会」を開催するものです。
水無瀬駒にちなんだ「将棋の駒ふるさと・島本町」として、公家の将棋「中将棋復興の水無瀬神宮」として、内外に注目される継続的な事業になると、期待しています(3年間の国庫補助が予定されている)。三小のプール給水排水設備改修の実施設計業務委託料(225万円)も計上されました。おおむね賛成の補正予算ですが、ちょっと気になる補助金18万円が・・・
事前にヒアリングしたところ、NPO法人島本体育協会の40周年記念冊子発行への補助金であることがわかりました。納得できません。「40周年記念」に「18万円」という中途半端な額を「補正予算」に計上してまで支援しなければならない理由・・・
自らの経験に基づく視点から、団体への補助金については、公平で透明性のある新たな制度を創設する必要があると考えてきましたが、議員になってこの壁を突破するには相当のエネルギー(ボトムアップのうねり)が必要というのが実感。
体育協会の町への貢献度は高く歴史もあり、会の歴史は町史でもあります。与党と呼ばれる複数の議員が名前を連ねている団体という事実もあります。平野議員が情報公開された予算要求書や会派で求めた積算根拠の資料によると、もともとの要求額はもっと多かったとみてとれ、運営補助金(年間18万円)と同額に抑えての苦肉の補助であったと推測しました。
正直、他の事業に賛成していることもあり、今回は多少の疑義を述べたに留めおいたつもりでした。が、公明党の議員が声を大にして異議を申し立て、今回の補正予算に「学校教育の現場における熱中症対策」がまったく含まれていないことについて、いったいどういうことなのか!と厳しく迫りました。
夜も遅くなった議場は一気に緊張感あふれ、野次のない静まり返りました。迫力ある「要望」が続き、翌日の朝、本会議で「業務用扇風機を各学校に配置するよう手配する」旨、教育委員会より説明があり、あまりの対応の速さに仰天しました。
1台9,000円、保護の網が3,000円(画像は臨時的な網で現在発注中)。各学校に5機支給されることになりました。本日総務文教委員会として視察した第4小学校では、すべて体育館に設置して、運動会の練習時の暑さ対策に活用されていました。これが7月に設置されていたら・・・議員の責任は重いです。
9月24日付、4つの小学校、ふたつの中学校を対象に行われたアンケートの文面には、既に涼しくなっている、できればもっと早く欲しかった、という思いがさりげなく込められているように、わたしは感じました。まさに、暑さ寒さも彼岸まで、です。
後日のヒアリングで、各種電化製品が売り切れ状態というのは概ね事実のようですが、沖縄に残っていた在庫を町内業者を通じて購入したものということがわかりました。問題は来年です。もはや来年度は、各教室に扇風機を設置するにも在庫がなかったという理由は通用しません。
長年疑問に思っていた「補助金制度」の見直し問題が、扇風機に吹っ飛ばされてしまった感は否めませんが、子どもの視点からみて望ましい教育現場の改善が前進したことは事実です。野党の「党」にもに属さない議員の耳に耳を傾けようとする管理職は未だ稀ですが、周囲を圧倒する迫力のある質疑で自らの課題に取り組めるよう精進しなければなりません。