7月の京都は祇園祭。今年は巡行が中止になり、連日の雨で夏の訪れを実感できません。新型コロナウイルス感染症のニュース内容につくづく気が滅入りますが、今朝のニュースは「単身赴任」について見直す日本企業があることを告げていました。
これまで当たり前のように行われてきたことが、実のところ、どれだけ「いびつ」であったか、感染症が気づきを与えていることは確かです。
保育所の保育士配置基準、学童保育室の面積基準、避難所運営における面積基準にこそソーシャルディスタンスを!と、日々、叫びたい気持ちです。国としても見直すほかないでしょう。
他に、基礎自治体が自ら変えられることとして、たとえば幼稚園、小中学校でごく普通に使われているスリッパの廃止があります。来客用のみとし、スリッパ殺菌ディスペンサーを導入するのが望ましいととだ*やすこは考えています。
スリッパは、明治時代、土足で室内に入り込む西洋人に向けて発案されたものだそうです。当初は靴の上から履かれていたといいます。香港では「日式」(日本式の意)として売られていました。
西洋的な暮らしへの憧れ、フローリングとともに定着し、ときにステイタスのようになって日本で定着したとみていますが、不特定多数の人との共有は、保健衛生上、かなり問題。改善が必要です。
さて、7月16日は、令和2年になって3回目の臨時会議となり、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした一般会計補正予算を審議しました。
とだ*やすこは、これに賛成する立場から、会派人びとの新しい歩みを代表して「討論」を行いました。 「討論」と呼ばれますが、実質は賛成の理由・根拠でもあり、質疑で述べられない「意見」を含めて発言しているものです。
以下は、その一部から、とだが特に主張したかったこと。
■
人権文化センターにおいて、施設消毒業務を「障害者優先調達」により福祉事業所に委託することを評価。(←かねてモノだけではなくコトの発注を求めていた)。スリッパの使用廃止、それに伴うスリッパ殺菌ディスペンサー導入についても評価します。
感染症対策で開催が危ぶまれた男女共同参画啓発(講演会など)の動画配信を行い、その実績からビデオカメラ一式の購入します。その予算措置を認め、先駆的な取り組みの今後の展開に期待します。
ただ、たとえばセクシャルマイノリティに関連した講演会などは、ひとりでそっと観る方が当事者にとって都合がよい場合や思春期の当事者に気づきを与えることができるという効果が期待できる一方、
真の意味での人権尊重、「人の尊厳」から取り組まないと、薄っぺらいものとなり(例:LGBTの用語解説や社会的弱者へのカテゴライズ)、全国の当事者から厳しい批判の声がこの町に寄せられることになる可能性があることを述べました。 ←LGBTが一種のトレンドになっていることに危機感あり
■
各課で購入する新型コロナウイルス感染症対策消耗品に含まれている消毒用品についても思うところがあります。厚生労働省は、石けんと流水による手洗いを行うことが最も重要と述べています。
現状では、公共施設におけるアルコール消毒液の設置は必須、災害等、水が使えない状況に備えるためにも各課においてアルコール消毒液等の確保は必要不可欠と認めるものです。
ただし、次亜塩素酸ナトリウムについては、家庭用品、いわゆる塩素系漂白剤に「混ぜるな、危険」という表示がなされているように、本来、取扱いには注意が必要なものです。
保存中に自然分解するため長期保管は避けるべきで実は備蓄には向かない、水溶液は低い濃度でも水生生物に毒性を示すため、廃棄する場合は必ず有効塩素を中和して廃棄すべき、人がいる空間に噴霧してはいけないなど、さまざまな注意喚起がネット上にあげられています。
供給が不足していたアルコール消毒液に替わるものとして、気軽に、安易に使われるのは避けたい。必要最小限の購入と使用に留め、使用する場合は注意喚起を怠らないように求めました。
■
救急救命に従事している消防職員は、常に新型コロナウイルス感染症対策の最前線で働いています。職務の特殊性から職員の代替性はないに等しく、職員間の感染を避けるための措置、執務室、特に仮眠室の環境改善の優先度は極めて高いものです。配慮を怠らないよう要望しました。
■
他にも、町内のお店を応援する商品券(住民ひとりあたり4000円。秋に宅配予定)、児童生徒の在宅オンライン学習支援(インターネット環境のない世帯への整備補助)などを含め、補正予算が可決されました(全員賛成)。
これからも、こつこつと小さなことに取りくみつつ、重要政策課題にいかに向き合っていくかを常に考え、活動していきます。引き続き、町政に関心をお寄せください。
※関連議案
第93号議案 令和2年度島本町一般会計補正予算(第4号)
画像
今年は販売されなかった鯉山の粽
鉾町の友人から貴重な粽をいただく
祇園祭はもともと祇園御霊会
明治時代、神仏習合
国家神道への道を歩むなかで
仏教色を薄めて祭と呼ばれたそう
これまで当たり前のように行われてきたことが、実のところ、どれだけ「いびつ」であったか、感染症が気づきを与えていることは確かです。
保育所の保育士配置基準、学童保育室の面積基準、避難所運営における面積基準にこそソーシャルディスタンスを!と、日々、叫びたい気持ちです。国としても見直すほかないでしょう。
他に、基礎自治体が自ら変えられることとして、たとえば幼稚園、小中学校でごく普通に使われているスリッパの廃止があります。来客用のみとし、スリッパ殺菌ディスペンサーを導入するのが望ましいととだ*やすこは考えています。
スリッパは、明治時代、土足で室内に入り込む西洋人に向けて発案されたものだそうです。当初は靴の上から履かれていたといいます。香港では「日式」(日本式の意)として売られていました。
西洋的な暮らしへの憧れ、フローリングとともに定着し、ときにステイタスのようになって日本で定着したとみていますが、不特定多数の人との共有は、保健衛生上、かなり問題。改善が必要です。
さて、7月16日は、令和2年になって3回目の臨時会議となり、新型コロナウイルス感染症対策を中心とした一般会計補正予算を審議しました。
とだ*やすこは、これに賛成する立場から、会派人びとの新しい歩みを代表して「討論」を行いました。 「討論」と呼ばれますが、実質は賛成の理由・根拠でもあり、質疑で述べられない「意見」を含めて発言しているものです。
以下は、その一部から、とだが特に主張したかったこと。
■
人権文化センターにおいて、施設消毒業務を「障害者優先調達」により福祉事業所に委託することを評価。(←かねてモノだけではなくコトの発注を求めていた)。スリッパの使用廃止、それに伴うスリッパ殺菌ディスペンサー導入についても評価します。
感染症対策で開催が危ぶまれた男女共同参画啓発(講演会など)の動画配信を行い、その実績からビデオカメラ一式の購入します。その予算措置を認め、先駆的な取り組みの今後の展開に期待します。
ただ、たとえばセクシャルマイノリティに関連した講演会などは、ひとりでそっと観る方が当事者にとって都合がよい場合や思春期の当事者に気づきを与えることができるという効果が期待できる一方、
真の意味での人権尊重、「人の尊厳」から取り組まないと、薄っぺらいものとなり(例:LGBTの用語解説や社会的弱者へのカテゴライズ)、全国の当事者から厳しい批判の声がこの町に寄せられることになる可能性があることを述べました。 ←LGBTが一種のトレンドになっていることに危機感あり
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各課で購入する新型コロナウイルス感染症対策消耗品に含まれている消毒用品についても思うところがあります。厚生労働省は、石けんと流水による手洗いを行うことが最も重要と述べています。
現状では、公共施設におけるアルコール消毒液の設置は必須、災害等、水が使えない状況に備えるためにも各課においてアルコール消毒液等の確保は必要不可欠と認めるものです。
ただし、次亜塩素酸ナトリウムについては、家庭用品、いわゆる塩素系漂白剤に「混ぜるな、危険」という表示がなされているように、本来、取扱いには注意が必要なものです。
保存中に自然分解するため長期保管は避けるべきで実は備蓄には向かない、水溶液は低い濃度でも水生生物に毒性を示すため、廃棄する場合は必ず有効塩素を中和して廃棄すべき、人がいる空間に噴霧してはいけないなど、さまざまな注意喚起がネット上にあげられています。
供給が不足していたアルコール消毒液に替わるものとして、気軽に、安易に使われるのは避けたい。必要最小限の購入と使用に留め、使用する場合は注意喚起を怠らないように求めました。
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救急救命に従事している消防職員は、常に新型コロナウイルス感染症対策の最前線で働いています。職務の特殊性から職員の代替性はないに等しく、職員間の感染を避けるための措置、執務室、特に仮眠室の環境改善の優先度は極めて高いものです。配慮を怠らないよう要望しました。
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他にも、町内のお店を応援する商品券(住民ひとりあたり4000円。秋に宅配予定)、児童生徒の在宅オンライン学習支援(インターネット環境のない世帯への整備補助)などを含め、補正予算が可決されました(全員賛成)。
これからも、こつこつと小さなことに取りくみつつ、重要政策課題にいかに向き合っていくかを常に考え、活動していきます。引き続き、町政に関心をお寄せください。
※関連議案
第93号議案 令和2年度島本町一般会計補正予算(第4号)
画像
今年は販売されなかった鯉山の粽
鉾町の友人から貴重な粽をいただく
祇園祭はもともと祇園御霊会
明治時代、神仏習合
国家神道への道を歩むなかで
仏教色を薄めて祭と呼ばれたそう