とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

明日から定例会、主に骨格予算審議です

2017年02月26日 | とだ*やすこの町政報告
明日17日月曜日から2月定例会がはじまります。はやいもので2期8年、今期の議会は残すところ2月定例会のみとなりました。みなさんからお預かりした議席の重みを痛感するときです。

戸田の一般質問のテーマはJR島本駅西地区のまちづくり。2期8年、この問題から逃げることなく質疑を続けてきました。今回は開発のなかみに触れる発言を行います。戸田は4番目、登壇は初日27日午後一番、おそらく13時ごろになると思います(予定)。

お子さま同伴での傍聴も可能です。お待ちしております。

■島本町議会2月定例会
前半本会議
2月27日(月)28日(火)3月2日(木)

総務建設水道委員会
3月6日(月)
民生教育消防委員会
3月9日(木)

後半本会議
3月15日(水)
※いずれも午前10:00~午後5:00(予定)

4月に島本町は町長・町議会議員選挙を迎えます。平成29年度の予算審議は骨格予算になります。大阪維新の会・日本維新の会が、島本町の財政を問題にして合併を視野に入れた発信を続けていますが、複数の議員が、それに反論する財政関連の質疑をするはずです。



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やきもののお雛さま
水無瀬の民芸店で求めました

もう何年も買おうか、買わないか
迷って、今年、ついに買いました

山崎4丁目にセブンイレブン開業

2017年02月25日 | とだ*やすこの一般質問
2月定例会で行う、とだ*やすこのもうひとつの一般質問です。通学路・生活道路など歩行者空間の交通安全対策について問います。

Ⅱ)東大寺・山崎地区にコンビニエンスストア開業
~歩行者空間のバリアフリー対策を!~

開発により見通しはよくなり、段差もほぼなくなり、周辺が明るくなりました。が、通学路としては、さまざまに課題があり、学校、PTAが事業者と協議を重ねられたと聞き及びます。

別途、わたしの方では、開発行為の事前協議の内容を調査し、駐車場の配置図について一部問題を指摘、セブンイレブン側(大和ハウス等)と協議を重ねてきました。

既に重機が入っていた段階でしたが理解していただき、1月、安全対策を社内で検討するとお約束いただきました。結果、一部、駐車スペースを軽自動車専用として車止めの位置を変更、歩行空間との距離をとり、誤発進対策としてポールを打っていただけることになりました。

昨年12月に近隣の方からお声をいただき、公開請求(開発行為の事前協議)、茨木土木事務所と町都市整備課との立会い、都市計画課へのヒアリング、周辺住民の声を拾うなど努力しましたが、開発に関わる指導には法的な拘束力が必要であることを痛感しました。

また、用地買収やセットバックが実現していれば、交通難所である当該地の積年の課題は、かなり改善されたはずと悔やまれました。

1)本件につき、町は歩行空間拡幅のための用地買収の打診、交渉をされましたか?されなかったとすれば、なぜ、されなかったのか?

歩行空間の状況、蒸溜所に向かう大型車の通行、JRの高架下など交通難所であることをよく把握していれば、開発が改善のまたとない機会となるとわかるはずでした。

2)高槻市では、土地使用貸借契約書を交わし、敷地の一部を道路として使用、市が道路法及び特定公共物管理条例など関係法令に基づいて維持管理を行うことを可能にしておられます。

地代は無償、土地の所有は動かさず、固定資産税は非課税というしくみです。こういった制度を整えておけば、敷地の一部を町が管理して整備する交渉が可能になるのではありませんか?

3)町道側に残った課題について問います。通路橋と思われるかつての民家の入り口部分がそのままになっていることから、奇妙な凸凹ができてしまった。

原因者と思われる地権者側(注:過去の経緯がわからないので、本件では原因者は不明とのこと)、実際に開発行為を行うセブンイレブン側にお願いして工事期間中に通路橋を撤去していただくことはできなかったのでしょうか。できてしまった不自然な凹凸をどうするのか、説明を求めます。

今回の件では、開発業者の良心的な協力が得られました。しかし、都市を整備していくうえで開発を積年の課題解決の好機とするためには、「開発事業の手続きに関する条例」の制定が必要と考えています。既存住民との紛争を避けるためにも必要です。再質問で町に見解を問います。


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開発により街並みが変化しても
天王山の姿は変わらない

2月21日雪の朝
上牧の駅前に立った帰り道
思わずシャッターを押した

一般質問、JR島本駅西側のリアル

2017年02月23日 | とだ*やすこの一般質問
来週月曜日、27日から2017年2月定例会がはじまります。今期最後の一般質問は、JR島本駅西地区のまちづくりをテーマとし、開発の内容に踏み込んだ内容とします。

業務代行予定者、すなわち開発業者より事業プラン案が示されていますが、その内容が公表されません。このままでいいの!島本町。


Ⅰ)JR島本駅西地区の土地区画整理事業
~ 徹底した住民利益の追求を ~

1)業務代行予定者の選定結果について、審査選定委員会の答申の内容をふまえて報告を求めます。特に、株式会社フジタ・阪急不動産株式会社の共同企業体を選ばれた理由について説明を求めます。

2)島本町都市計画マスタープラン(2012年6月)に沿って事業を行うと繰り返し述べてこられました。同プランには「駅前地区にふさわしい商業・サービスや住宅などのほか、学術・研究・医療・健康など公共公益的機能の導入も検討し、都市機能を充実、強化します。また、緑化や景観に配慮した良好な市街地形成を推進します」とあります。

公募の際のプレゼンテーションで、フジタ・阪急不動産共同企業体が示された事業計画案には、どのような公共公益的機能が盛り込まれていますか。

3)事業内容についての議論が避けられない課題となりつつある今、選定された事業者が提案する事業内容を、いつ、どのように議会に、住民に公表されますか。12月一般質問でも申しあげたように意思決定のプロセスの透明性、住民意思の反映が重要です。

4)庁舎を当該地に配置することができれば、防災拠点としての機能充実、子育て支援の拠点など、時代の行政需要に応えることができるのではありませんか。

高齢者、夫婦ともに働く世帯にとって、駅に近い庁舎は有難く、島本町の強みにもなります。より広域な地域から職員の採用ができる可能性さえある。そういう発想がなぜ、できないのでしょうか。こういう議論はおこらなかったのですか。

5)現在の庁舎の床面積あるいは、来場者駐車場を含む土地面積など妥当性のある数字を基に、仮に土地を当該地区で確保する場合、鑑定土地価格で計算するとどれくらいの土地購入費が必要ですか。

この投資は、果たして住民理解が得られるものなのか、参考までに把握しておきたい。試算、概算でお示しください。比べて今の庁舎を耐震化して、一定必要な老朽対策を行う場合、どれくらいの費用が必要と見込んでおられますか?


再質問も予定しています。農地、農空間を失うのならば、徹底した住民利益を考える、町が責任をもって公共公益的機能の導入に主体的に取り組むべき、と訴えます。ぜひ傍聴にいらしてください。


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明石市役所の食堂
先日、市長との懇談会に参加しました

開発ではなく子育て支援と福祉施策の充実で
本気で人口増をめざすとビジョンを示されました

議会のインターネット中継と議会改革

2017年02月15日 | とだ*やすこの議会報告
インターネット中継について、1月30日、熊取町議会に視察研修に行ってきました。インターネット中継は、「わたしの声」に寄せられた住民要望を機に、議員全員協議会での検討事項のなかから優先順位を繰り上げて議論しているものです。

研修先の決定、先方との日程調整、改選後に行くか今期に中に行くか、誰が行くかを延々と話し合い、希望者が代表して行くことになりました。

行かない、行けないと強く主張する議員もあり、各議員の島本町議会における公務と、政党・選挙活動との優先順位が明白になる改選前です。

熊取町への視察は、たいへん有意義なものになりました。インターネット中継導入に向けての検討経過、放映実施のための映像設備、中継用機器設備の設置系統、操作方法、編集作業、導入費用、市民意見について具体的に知ることができたのは大きな成果でした。

熊取町の場合は、全会一致で採択された請願が導入する大きな根拠であったと知りました。二度の無記名アンケートも実施されています。賛否は拮抗、自由意見の声もふたつに割れていました。

熊取町の場合、アンケートの実施主体が町長執行部であったのは、なにか特別な事情があったのかもしれませんが、地方自治体の二元代表制(町長も議員も直接選挙で選ばれる)のもとでは、島本町議会が主体性を保ち、議会費を計上して行なうのが筋でしょう。

仮にインターネット中継を導入する場合は、イニシャルコストもランニングコストを低く抑えられるYoutubeを活用しての配信とし、熊取町と同様に「限定公開」とし、島本町HPからのみアクセスできるようにするのがよいと思いました。

課題としては、導入直後のアクセス数を保っている議会がどれほどあるか、調査が必要です。生中継のアクセス件数は数件(2,3件)のみという話は他市でも聞き及びます。費用・職員の仕事量対効果を考えると、本町の場合は慎重にならざるをえません。

配信の編集作業についても、かなりの負担であることがわかりました。議会事務局職員が担うことになりますが、恣意的な編集は許されず、少しの編集の差で印象や真実が激変する映像の怖さを思うと、録画中継には慎重にならざるを得ません。

また、中継があるがゆえに、カメラの切り替えなど円滑な作業を重んじる必要が生じ、丁々発止の生きた議会、鋭い質疑が生む予想外の展開が妨げられ、通告制に基づく計画的な議会運営に向かう危険性があると感じました。

むしろ、HP上の議事録検索システムの導入(これも他市町では既にスタンダード)、市民も議員も議事録を資料として活用できる環境を整えたい。人びとの新しい歩み(平野・戸田)が久しく主張していることです。

開かれた議会には、日曜・夜間議会の開催、議会報告会の実施、議事録検索システムの導入、インターネット中継、議会だよりの充実など手法は様々にあります。

島本町議会においては、前期に議会改革特別委員会において多くの時間を費やしたにも関わらず、議会改革が進んでいるとはいえません。(反問権と通年議会は実現)

市民に開かれた議会をめざすという視点から、既に多くの自治体で行われているインターネット中継については、市民が望む限りにおいて、必ず取り組むべき課題と認識はしています。改選後の議会においても積極的に議論、検討していくべき課題です。

けれども、もっと広く、議会基本条例の策定をめざした議会改革を進めたいというのがわたしの思いです。

インターネット中継については、庁舎そのものの耐震化・改修、場合によっては建て替えなどと密接に係ることから、それのみを先行投資することは得策ではないと判断せざるを得ない。不具合が心配されるマイクシステムの更新が行われない限り実現はできないと考えています。

もちろん、小さくともキラリと輝くまちをめざして、インターネット中継がわたしたち島本町民の住民自治に必須であると住民のみなさんが判断されるのならば、その投資は決して無駄ではありません。

いずれにしても、議会の議論が傍聴するに値する魅力あるものであるか、調査研究に基づいた活発な質疑が行われているかが重要。ひとりでもできる機会改革(調査研究・一般質問の充実・町政&活動報告)と議会として行うべき議会改革に努めます。


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熊取町議会の議員席
天井に小さなカメラが設置されています
      

シュタイナーの人智学に触れて

2017年02月12日 | とだ*やすこの活動日記
昨日、大阪府立大学i'-siteなんば、にて、シュタイナー人智学を英国人のA先生(ご専門は英語・英米文学)から学ぶ機会を得ました(日本語通訳あり)。

テーマはジェンダー。人智学の視点でこの問題を学びたいと、通訳のY先生とのご縁で、ゼミに特別に参加させていただきました。深く感動、心躍る講義でした。

国籍、民族、性別、家族、これらはあたかも洋服と同じように、ただ、まとっているものに過ぎないという考え方に、納得しました。しかし、その洋服が自分の好みでない場合の居心地の悪さといったらありません。

まして国籍、民族、性別、文化、時代、価値観の異なる個人の集団である家族、ご近所、職場などなど、所属するグループに自分がいかにして存在するか、は誰にとってもたいへんな課題です。

根源的に、寛いで、創造的に「人」として生き、「人」として「人」に出会うこと。このことに、いかにして辿り着くか。生きるということは、問いかけの連続です。

男女の性別はもとより、LGBTでさえも既に古い概念のグルーピィング、ラベリングであるとA先生は強調されました。ジェンダーの問題が、はじめて自分のものになった気がします。

幼い子ども、2歳、3歳の子が身体と異なる性自認を訴えるという事例が増えているそうです。性にめざめる前の年齢の子どもたちが、「ボクは女になりたい」「わたしは男になりたい」ではなく、「ボクは女の子!」「わたしは男の子!」わかって!ママ、パパと訴えるのだそうです。

そういう子どもたちに、女の子なのだからこんなことしてはいけない、男の子だからこうではくては、と周囲(特に親のことが多い)が強要するのは虐待以外のなにものでもない、ということになります。実際、カナダでは親が罪に問われるそうです。

進化には過去があるように、当然、未来もある。この子たちは、今、わたしたちに大事ななにかを伝えようと、教えようとしているのではないでしょうか、と問いかけられました。

本質を生きよ、と。

通訳という大役を担われたY先生のこの問題への理解の深さ、日本語の表現の深さに感動しました。言葉の壁を越えて、英語と日本語が二重奏で迫ってくる学びのライブ。よい機会をいただき、Uさんに感謝しています。


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空の色春へ春へと青を足し 靖子


第2幼稚園のことを考えると、選挙

2017年02月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
12月にこんなコメントをいただいていました。気になりながら、日々の課題に追われ、お返事することができていませんでした。また、どのようにお答えしてよいのか、ご期待に添えることができない現実。筆がどうしても進みませんでした。

コメントを紹介します。■島本町に移住し、すぐに我が子を第2幼稚園に入園させました。自然を生かしたおおらかな保育、保護者の熱心な協力体制は素晴らしいです。子供達が生き生きと成長していき、感謝しています。

しかしながらトイレは最悪です!悪臭で満ちた教室で子供達は毎日過ごし、お弁当を食べているのです。特に湿気の高い日は酷い悪臭です。毎日お迎えに行くだけでも、校舎は吐き気との戦いでした。

ときには汚水が逆流することもあります。害虫も多く子供達はトイレを嫌い、排泄を嫌がります。とても子供の健康状態をたもてません。それどころか人権に係わる問題です。

子供を、せめて食事中ぐらい汚物の臭いから解放させて普通に生活できるようにしてあげて下さい。民間保育所の保育士への手厚い補助金や過剰なセキュリティシステム対策より先に解決さべき(ママ)最低限の問題です。■

おっしゃる通りです。寒いこの季節に現場に赴いても臭気の実態は確認できませんが、すぐに職員と意見交換をしました。実は、数年前にも同じ苦情をいただき、夏に平野議員と現場を確認しています。

そのときいただいた声、そのこときのお子さんは、現在中学生。年月が経ち、なにも解決していません。解決できていません。浄化槽の清掃に努めていますが、改修には4~5000万円の費用が必要と担当課長の説明です。

臭気とともにお弁当を食べなければならない園児。浄化槽の改修も園舎の建て替えも、たとえ実現したとしても今いる園児には無縁のこととなってしまいます。

ならば、梅雨から残暑の厳しい時期は、そのときだけホールをランチルームにして、異年齢交流のカリキュラムを組むなど、ソフト面での工夫ができないか、と提言しています。

残念ながら、年間行事やカリキュラム、PTAのサークル活動などがあるので難しいようだ、という返事しかもらえていません。PTAからの要望もないのに、一議員の提言や要望に応えることは難しいということもあります。

現実、耐震化工事もできていないことから、浄化槽改修よりも耐震工事が優先的に行なわれるべきとの判断があります。しかし、その耐震化もできていません。耐震化するには躯体が老朽化しすぎている、とわたしはみています。

子どもたちの過ごす環境として相応しくない、とわかっていながら先送りせざるを得ない状況をつくってしまっています。小学校、中学校の耐震工事、保育所待機児童、学童待機児童(今は解消)、子ども・子育て支援制度への移行。

小規模保育所の新設、保育士不足。中学校給食の導入もあり、課題は山積していました。大型開発が進み、教室も学童保育室も給食室も、大急ぎで整備しなくてはならず、新たな課題が山積しています。

第2名神のトンネル工事の残土が、水無瀬川対岸の緊急土砂置場に大量に運ばれるという計画もあり(安易に受け入れることには反対)、工事がはじまれば長引くのは必須、これも頭が痛いことです。

ひとりひとりの職員は頑張っています。政策の柱に教育環境の改善を高く掲げて、予算と人を、保育・教育に重点的に配分することができれば子育て環境の課題は解決する。いえ、しなければなりません。

選挙に行くのは圧倒的に60代以上、その世代のための政策、あるいは政党の勢力拡大や支持母体が潤う政策が優先されてきたといっても過言ではありません。保育・教育・療育に興味がない町長や議員を選ぶと、幼稚園のことがまた後回しになります。

4月の選挙で、幼児教育に最も思いが強い新しい町長を選ぶことができれば、島本町らしい、島本町の誇る特色ある幼稚園が創れる、希望が生まれるとわたしは信じています。

説明責任を果たし、議員と是々非々で議論ができ、住民と対話ができる町長を選ぶことができれば、結果的に、計画的に廃止していく、あるいは民営化して認定こども園にするなどの選択を迫られても、一定の納得のうえで保育、教育内容を決めていける。

大事なのは保育教育の質が向上するためのビジョン。その「質」は、道徳とか体育とか学力ではない。未就学児の間は自然とともにある豊かさであってほしい。政治は誰がやっても同じではありません。








日本にカジノはいらない!

2017年02月08日 | とだ*やすこの活動日記
「とばく依存に未来なし 大阪にカジノはいりません!」高槻市立総合市民交流センター・クロスパルのイベントホールで行われた講演会に行ってきました。

主催は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合高槻・島本」講演はふたつ、どちらもたいへん勉強になりました。

「カジノ推進法の問題点と社会的影響」鈴木嘉夫弁護士(大阪弁護士会消費者保護委員会)
「カジノで大阪経済は再生できない!~世界のカジノの実態から~」桜田照雄阪南大学教授(カジノ問題を考える大阪ネットワーク代表)

総務省の見解、賭博が違法とされないための要件には「目的の公益性」(収益の使途を公益性のあるものに限ることを含む)「運営の主体性の性格」(官またはそれに準じる団体に限る)「収益の扱い」(業務委託を受けた民間団体が不当に利潤を得ないようにする)がある、と。

このことからわかることは、カジノ法が民間事業者の運営を規定しているので、カジノを合法とする余地はまったくないということ。推進法が実施法になるとき、拡大解釈して見解を変えるに違いない、変えざるを得ないということになります。

安倍政権お得意の、目的のためなら解釈を変えて突き進む、がここでも幅をきかせています。

そもそもカジノで経済が潤うとしても(潤わない!です)市民が負けたお金で潤う経済など誰が望むのでしょうか。それがもたらす貧困、犯罪、賭博への依存、家族の危機、青少年への影響など社会的な負の影響は数え切れません。

あかん!カジノ!

マカオの街のどことなくの暗さを思い出します。香港とは異質の観光地、カジノはマネーロンダリングの拠点ときいていました。当時のマカオカジノは栄えていたようですが、町が豊かという印象はまったくありません。子どもを抱いてタクシーに乗るのも怖かった。

しかし、リゾート型の明るいカジノはもっと恐ろしい!!!と思います。ちなみにカジノ解禁推進法の提案議員8名には、わが大阪10区の松浪健太衆議院議員が名前を連ねています。

カジノ万博??オール関西でウェルネスリゾート。カジノで認知症予防という医師、識者の見解さえあるそうです。御用学者さん、いくらなんでも無茶苦茶です。

高齢者となる団塊世代の貯蓄をターゲットにしているに違いありません。コアターゲットは「美と健康を求める世界の富裕層+新中間層」だそうです。

それでも維新を選びますか?!?

島本町の町長、町議選は維新にとって党勢拡大のひとつの駒にすぎない。島本町のまちづくりへの理念はなく、合併=島本町をなくすのが政策、『公約。過半数をとらないと云々、との松浪衆議院議員の記者会見発言、候補者が3名の島本町議選のことではないのは明白です。

JR島本駅西側開発と4月の町長選挙候補者

2017年02月03日 | とだ*やすこの町政報告
暖かい節分でした。山崎の椎尾神社の節分祭に行ってきました。地域の祭事を守ってくださる方に、毎年、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、島本駅からみる田園風景、開発に従事する業務代行予定者が1月27日に決まっていますが、地権者で構成される組合施行ということを理由に、今なお業務代行予定者と事業プラン案は非公開のままです。

28日に行った、人びとの新しい歩みの学習会は、この頃には事業内容案が示せるのではないかと決めていた日程ですが、公表は地権者への説明会を行って後になるとのことです。しかし、いずれにしても開発計画は揺るぎないものとなりました。

さて、報道でご存知のこととと思いますが、4月16日投開票の島本町長選挙に2名の候補者の出馬表明がありました。まず、田中修町会議員(無所属・1期目・69歳)が表明されました。

田中修氏の議員への立候補が町長になるための単なる布石であったとしたら、この4年間の氏の行動も理解できるというものです。翌日には田中哲哉氏(大阪維新の会・59歳)元大阪府庁職員が表明、自民・公明相乗り候補、大阪維新推薦です。


1月31日の大阪維新の会・記者会見「動画」

松浪健太衆議院議員・池下大阪府議会議員がそれぞれ通信で、島本町の財政状況を理由に、事実上の合併を繰りかえし主張されています。

党勢拡大のために、高槻市との合併というセンセーショナルな政策を打ち、住民投票で否決された大阪都構想や議席を減らした茨木市議選の雪辱戦と位置づけて島本町を荒らしにくる、というのでしょうか。

社会の変革の時期、今こそ改革が必要と真摯に考える若者や、議席を就職先にして公職を私物化する野心家たちを旨く取り込んで、維新は勢力を伸ばしてきたように思います。

他のすべての自治体同様、島本町政にも課題は山積していますが、住民と議会と行政が課題を共有し、自ら解決していく、それが住民自治です。

いうまでもなく「地方自治」には、団体としての「町」の自治も含まれています。「島本町」の施策に、なぜ、府会議員議や国会議員が介入してくるのか、この不思議な不快感はなんでしょう。

島本町は住民にとって政治が近い町、投票率も府内でトップクラス。そして町政にとって初の18歳選挙。自分たちの未来は自分たちで創りたい。

町長交替はJR島本駅西地区の開発にも大きく影響します。ふたつの選択しかないのですか、と新たな候補者を願う声が寄せられています。

パブコメ!男女共同参画にLGBTの記述を

2017年02月03日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
「しまもとスマイルプラン~第2期島本町男女共同参画社会をめざす計画~改定版(素案)」に寄せた意見。5年前のパブリックコメントでJGBTに関する記述を求めていました。

前回5年前に行われた「男女共同参画に関する児童・生徒意識調査結果」7)回答者の性別では、不明・無回答とした小学5年生が8人(3.0%)、中学2年生が14人(5.7%)。声なき声に耳を傾け、同計画が、本来、性に関わる人権問題であることが伝わるようにしなければなりません。

今回の計画案に、LGBTの用語解説が加えられたことは評価します。けれども「男女共同参画促進のための啓発の促進」(具体的施策)の取り組みにおいて「多様な性自認のあり方に留意する」と書かれているので、これはLGBT理解、当事者支援の立場からすれば不充分、不適切です。

男女共同参画が一人ひとりのためのものであり、共生社会をめざすものであるように、L・G・B・T、一人ひとりの生き方を尊重する共生社会こそが、この計画の目的です。「性的少数者など多様な価値観を持つ人々への理解が促進されるよう取り組みを行う必要がある」と明確に記述しておく必要があります。

また「多様な性自認のあり方」の説明に性自認(自分がどのような性であるかの認識)のことしか書かれていなかったため、性的指向、すなわち、レズビアン、ゲイ、さらにはバイセクシュアルについての記述も必要であると意見しました。

「性自認において生物学的な性と心の性に違和感を覚える状態を『性同一性障害』という。」という表現も的確ではないと思います。本来は医学的な用語であって、医師により診断された方に医学的に使用するものです。

性自認について違和感を覚える状態を「障害」とするのも誤り、誤解を招く表現ではないでしょうか。LGBTは人権問題として取り組んでいかなければならない社会的重要課題。深く掘り下げて、より正確で、配慮が行き届いた記述に改善されるよう求めました。

自治体において、人の配置も予算の配分も、計画がないところにはできません。だから、計画はとても大事です。町営住宅にゲイやレズビアンのカップルが入居できる、など基礎自治体にできること、やらなくてはならないことがあります。


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「制服助」
ユーモア造形作家・江口宏さん
華麗なる福助シリーズ

パブコメ!男女共同参画社会をめざす計画

2017年02月01日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
「しまもとスマイルプラン~第2期島本町男女共同参画社会をめざす計画~改定版(素案)」に、次のような内容の意見を寄せました。睡魔と闘いながら、締切直前にならないと取り組めない現実と向きあいました。


■男女共同参画の推進が世界や国の動きに密接に関係していることが書かれていますが、さらに、男女共同参画の推進が、国際的協調のもとに行われる必要があることも明記していただきたい、と述べました。

具体的には「計画の推進にあたっては、男女共同参画に関する国際社会の動きも把握しながら、取組みを進めてまいります。」などです。

■『男女共同参画白書』(最新版)より、ジェンダー不平等指数・ジェンダーギャップ指数を紹介、記載してください。日本の国際的な位置づけが理解でき、取り組みの重要性がわかると思います。

国際規範の尊重と国際社会の「平等・平和」への貢献、女性の参政権の歴史などついても記述しておく必要があります。


■女性交流室に、啓発拠点としての機能が発揮できるよう専任の専門職員の配置が必要です。週に2回でもよいので配置し、予算をつけて学習会、交流会の企画を継続して行っていく必要があります。

女性の貧困、子どもの貧困、非正規雇用の問題、シングルマザー、重い課題が山積しています。男女問わず、長時間労働で心身のバランスを壊す若者が後を絶たない。

引きこもりの息子に悩む女性、母との間に深刻な問題を抱えていながら気づかずに苦しんでいる女性少なくない。これらは可視化されていないだけで、適切な取り組みがあれば、必ず解決の糸口に辿りつけると考えます。


■安倍内閣のもと、第4次男女共同参画基本計画は、輝く女性、経済成長という目的を色濃くしているといえます。経済活力という視座から推進しすぎると、貢献できない者はあたかも価値がないような風潮を生んでしまうと危惧します。

目的がひとりひとりの生きやすさをめざす男女共同参画から、経済の活力にすり替えられていないか、注意深くみていかなければならないと感じています。島本町の計画が、国や府の計画に倣って、輝く女性、経済成長という目的を色濃くいていかないよう求めました。

■第2期島本町男女共同参画社会をめざす計画は説明会を開催することなく策定されました。パブリックコメントに先がけて計画素案の説明会を行うことは、計画趣旨への理解を促し、啓発の絶好の機会です。

小さな規模でタウンミーティング的に行うことで、この問題に関心のある人の輪ができたり、行政が身近に感じられたりすると思います。今後の課題にして欲しいと意見し、女性交流室の活用についての再検討を求めました。(つづく)


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第102回 近畿市民派議員交流・学習会in伊丹市

増え続けるアスベスト被害
~過去・現状・これからの課題~

オランダ人の働き方、生き方と子育て事情

生活困窮者自立支援事業について

すべて、とても勉強になりました