とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

保育基盤の整備を急ぐ+慎重

2019年06月21日 | やります!子ども・子育て・人びと支援


平成30年度島本町一般会計予算繰越明許費のうち、保育・教育に関連するものをお示しします(抜粋)

保育基盤整備を加速化するにつき、昨年度に完了しないことがあらかじめわかっていながら、補正計上したものがたくさんあります。

報告案件は「議案」ではありませんが、監査機能を発揮すべきものがたくさんあり、これを質疑でどう扱うべきか、悩む毎日です。採択・討論は行われません。


・認定こども園整備運営事業者選定事業(第2幼稚園跡地)99,000円
※「社会福祉施設整備運営委員会」委員報酬

・小規模保育事業所整備補助 6,646,000円
※UR空き店舗を活用した0~2歳児の保育施設2か所 5月中に整備済開業

・ふれあいセンター改修工事設計業務 7,388,000円
※第四保育所の子どもたち(1~5歳)の保育を行うための大改修

・第四保育所新築工事設計業務 21,445,000円
※役場庁舎前の来客用駐輪駐車場(町有地)に定員数90人(現在150人)で新築
※設計者は林設計事務所(入札により選定)

・第三小学校整備設計等業務 15,202,000円
※耐震化済のBC棟のための仮設校舎の基本設計・確認申請を行うもの

・第三小学校A棟建替工事 24,039,000円
※昨年度の国の補正予算を活用できる範囲内の工事費を計上したもの

・町立中学校空調機整備事業 13,905,000円
※昨年度の国の補正予算を活用して特別教室に空調設備を設けるもの


先に掲載したブログ記事をふたつに分けて整理しました。


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大山崎山荘美術館にて

緑陰をくぐり坂道スタッカート
靖子

島本町文化協会 俳句・紫水会
句会で拾ってもらえなかった一句

新庁舎建設基本計画のこと

2019年06月21日 | 議会はなにをするところ?
6月定例会議では、平成30年度島本町一般会計予算繰越明許費(昨年度に予算が計上されたもので、年度内に事業が完了しなかったもの)が多く報告されます。

新庁舎建設基本計画策定業務 13,824,000円
6月末を目途に「成果品」が出来上がる予定。国の「市長村役場機能緊急保全事業」による有利な地方債(つまるところ借金)を活用するものです。

国が当初示していた「市長村役場機能緊急保全事業」の条件を緩和したため、パブリックコメントを行うことができた、とわたしはみています。

昨年6月、本会議でのやりとりでは、「職員の執務室の整備に関わること」など述べています。住民福祉の核、住民の公共施設という感覚欠如!に呆れました(怒)。



「まちづくり基本条例」15条に基づいて、パブコメを実施しますと明確にご答弁いただきたい。


パブリックコメントにつきましては、「まちづくり条例」第15条に基づき、町の基本的な施策に関する計画・指針等を策定する場合などに実施いたしております。新庁舎建設基本計画の策定につきましては、職員の執務室の整備に関わることなどでございますので、パブリックコメントの実施につきましては、その実施するかどうかについて、業務の進捗状況も踏まえ、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。


パブリックコメントの際に示された基本計画(案)とパブリックコメントの結果


町はパブリックコメントを行うことに及び腰でしたが、数十億円規模の事業(しかも庁舎建設!)を補助金特定財源の期限を理由に、拙速に進めるなど「怖い」ことです。

国の示す条件にはかなり無理があり、必ず延長されるであろうと睨んでいました(国に要望をあげる自治体あり)。庁舎建て替えを市町村に緊急的に実施させる目的は、一義的には「防災・減災」です。

が、実は建設需要の平準化にあるともいわれており、国は基礎自治体の事情に目を向けていないのでは?(すぐに着手しないと不利!と迫る)。政治の温かさを感じることができません。

地方分権時代とは名ばかり。国の「ひもつき財政措置」にふりまわされている気がします。主体性をもって戦略的、計画的に施策を行なえない自治体には厳しい時代です。



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トルコの伝統的な墨流し技法
手放しかけていた思い出の一枚

木枠・花器・板ともに
町内の民藝のお店で求めたもの

第二幼稚園跡地の認定こども園

2019年06月20日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
町立第二幼稚園跡地における幼保連携型認定こども園の整備・運営事業が決まりました(5月15日議長に文書で報告あり。7月広報しまもとに掲載予定)。

島本町社会福祉施設等整備審査委員会における審議結果を踏まえ、島本町が決定したものです。


施設の種別
幼保連携型認定こども園

定員
200人(0~5歳)

開設時期(予定)
令和2年12月

事業予定者
社会福祉法人 照治福祉会(高槻市・理事長大谷智光氏)



情報公開制度を活用して(誰でもできます)、選定の経緯がわかる文書の開示を求め「採点表」を入手しました。

審査においては、専門性のある委員によって、法人の状況(収支見通し、自己資金など)や事業計画(施設長予定者、研修体制など)、施設整備(内容、防音、遊び場など)が審査されます。

照治福祉会に対しては、特に保育内容・運営内容への高い評価がなされています。以下、島本町が設けた保育内容・運営内容についての採点項目(抜粋)

・自然豊かな立地を生かした教育・保育プログラム
・1号認定子どもの選考方法
・一日の流れ(過ごす時間帯がわかるもの)
・認定こども園の運営理念と構想について
・教育・保育理念について
・支援教育・保育への取組について
・地域における子育て支援についての考え方及びその具体的方策について
・要望、苦情解決体制について
・危機管理体制について
・個人情報保護について
・町、町内保育所、幼稚園をはじめ他の児童福祉、社会福祉施設、学校、関連施設等との連携及び児童福祉等関係会議への参画について


「町、町内保育所、幼稚園をはじめ他の児童福祉、社会福祉施設、学校、関連施設等との連携及び児童福祉等関係会議」への参画は、これまで島本町が地域で培ってきた大変重要な要素です。

また、社会福祉施設等整備審査委員会で出された意見から、特に留意していただきたい点について、次のように示されています。

留意事項
・虐待対応をはじめ各事業のマニュアルの適切な整備と運用を図ること。
・送迎時など関係者の進入、退出に際しての事故予防を図ること
・送迎バスの運行について検討すること

なお、公募に応じていただいた2者のうち、今回、決定されなかった社会福祉法人南山城学園についても、十分な資質を備えた事業者であることが同委員会の報告に添えられています。


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後鳥羽天皇宸翰御手印置文(複製)
島本町歴史文化資料館にて常時展示

写真技術を応用して生まれた
「コロタイプ」技術で複製されました


三つのテーマで「一般質問」します

2019年06月17日 | とだ*やすこの一般質問
令和元年6月定例会議、三つのテーマで一般質問を行います。

(Ⅰ)百山・上空通路の道路占用許可の妥当性を問う
申請者(積水化学工業㈱)は、2018年12月20日、文書で町長に道路占用許可の検討を依頼されています。

この度、島本町から高槻警察署へ道路使用許可申請について警察協議書を提出されている(2019年6月5日)、つまり島本町としては道路占用を許可するに値するという判断をこの時点でされた、と認識します。

1)道路占用許可申請が積水化学工業㈱から島本町に行われて以来、工事着工に至るまでの経過、概略、説明を求めます。

2)申請者より十分な説明が行われたと判断された根拠をお示しください。許可に値すると判断されるまでに、どのような議論がありましたか。

3)設置の必要性は、交通量調査に基づいて根拠が示されなければならないと思いますが、いかがでしょう。

4)上空通路の構造について概略説明を求めます。※建築物ではなく土木構造物になります

5)建築基準法に該当しない土木構造物が、消防に関する安全性の基準を満たしていると判断する根拠はどこにあるのでしょうか。耐火構造、防火措置、緊急車両の通行などについて問題がないと判断されている根拠をお示しください。

6)各種通信ケーブルについて。関西電力㈱、NTT、JCOM等と行われた協議、措置について説明を求めます。

7)総務建設委員会での質疑答弁によって、適切な許可条件を文書で定めておく必要性は共有できています。適切な許可条件の作成について、どのように検討されましたか。



これまで、情報公開請求・担当課へのヒアリング・他市の事例調査を重ねてきて、「わかったこと」を「確認」「公にする」「未来に記録する」質問です。

議員の質問は、わからないことを訊くのではなく(こういう議員が実は多い)、「調べ」「考え」「悩み」「質疑により事実・課題を明らかにし」「問題を追及する」ものです。

議会という「議論のひろば」(公共・公開の場)で、税金の使い道、政策決定の過程を今と未来の市民に伝えることです。

その他のテーマ
(Ⅱ)保育所入所審査要件 ~多胎児保育世帯にさらなる配慮を!~
(Ⅲ)JR島本駅西地区まちづくりへの思い ~これまでとこれから~


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陶工・河井寛次郎

「いつになつたら
ほんとうに私のものが
造り得られるのだろう」

京都国立近代美術館にて
※許可を得て撮影、掲載しています


6月定例会議のお知らせです

2019年06月15日 | 議会はなにをするところ?
令和元年6月定例会議のお知らせ
 

6月24日(月曜日)
6月25日(火曜日)
6月26日(水曜日)

いずれも午前10時から
庁舎3階本会議場にて
傍聴可能・出入り自由

6月定例会では36件もの「繰越明許費」が報告されます(平成30年度島本町一般会計予算繰越明許費繰越計算書)。その多くが「改元によるシステム改修費」(21件)です。改元によりあらゆるシステムが改修を余儀なくされました。

自治体財政は「単年度主義」ですが、さまざまな事情により年度内に業務が完了しなかった場合、翌年に限り繰り越すことができます。その場合は、必ず「繰越計算書」を議会に報告しなければなりません。

改元とともにすみやかに「令和」に対応しなければなりませんから、システム改修費は、あらかじめ繰り越すことを前提にして平成30年度中に予算計上、5月の大型連休中に一斉に改修が行われました。

今回、繰越明許費が多いもう一つの理由は「島本町保育基盤整備加速化方針」に基づき、施設整備を「迅速」に終えるため、昨年度に補正で急ぎ予算計上した保育関連費です。

「迅速」は「拙速」でもあり、「保育緊急事態宣言」がなければ、あり得ない姿で予算計上が繰り返されているというのが今の島本町の現状。

言い換えれば、良いか悪いかは別にしても、この「緊急事態宣言」があったからこそ、今、保育整備が加速化できています。

議会人には辛くストレスが多い日々。悩み、考える時間と余裕が少ないまま決断していかなければなりません。「お金がない」と問題を先送りにした結果です。事態を深刻にし若い世代(職員も含めて)にも負担を強いてしまった。

通常、町長が「施政方針」で述べ、定例会議ごとに「実施設計費→工事費→工事請負契約」と順を追って議会の議決を経る。それには時間がかかりますが、(本来的には)これにより議会の監査機能が働きます。

なぜこんなことになってしまったのか。島本町は過去の「保育所民営化」議論のトラウマ(?)を今も抱えているように思えてなりません。が、一番の問題は、都市計画と連動した未就学児保育のグランドデザインを描けなかったことです。

他市町と競い合うように「あれやれ、これやれ、もっとやれ」の住民要望に応える時代から「あれか、これか」を選択、ともすれば「痛みをわかちあう」時代です。

だからこそ、住民が町政に自ら関わり(直接あるいは議員を通じて)、より納得できるかたちで町をつくっていく(=住民自治)ことが叫ばれて久しい。

傍聴に来てください。繰越明許費は「報告」ですが質疑答弁は行われます。「お任せの民主主義」では、自分たちの暮らしも子どもたちの未来も守れない。

とだ*やすこが「子ども・子育て・若者支援」を柱にして活動してきたのは、若い人に政治に関心をもってもらうためです。イデオロギーよりリテラシー。政治に距離をおく時代は終わりました。

政治が未来を、そして現実的に島本町の保育教育環境をつくっていくことを、多くみなさんに知っていただきたいと思います。


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フルーツパーラーのマンゴパフェ

初夏の日差しを浴びた午後
清水の舞台からとびおり、食す


【重要】島本駅西、府にも意見書を

2019年06月08日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西地区・都市計画の案につき、先に島本町へ提出できる意見書についてお知らせしました。大阪府へも意見書を提出することができます! ←ここ重要

大阪府の都市計画は、駅西を市街化調整区域から市街化区域に編入するもので(線引き見直しと言われます)、開発を可能にするか否かを決めるものです。

島本町の都市計画は、開発するにあたり一定のルール(建設可能な建築物、その容積率・建ぺい率、高さの限度、外壁後退距離など)を設けるものです。

6月10日月曜日必着(郵送または持参)、様式の指定はありません。お知らせが遅くなってしまいましたが、ぜひ意見書を届けてください。※広報しまもと5月号8㌻には掲載済。

案件名「北部大阪都市計画区域区分の変更」(島本町)
JR島本駅西地区の市街化区域への編入

氏名・住所を記載
※法人その他の団体にあっては、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)。対象である都市計画案の名称


意見書の提出期限
令和元年6月10日(月曜日)の18時 必着(郵送又は持参)
※郵送は(速達でも)間に合わないと思われ、持参していただくことになると思います

意見書の提出先
〒540-0008
大阪市中央区大手前三丁目2番12号
大阪府都市整備部都市計画室計画推進課(土地利用計画グループ)
連絡先:06-6944-6776(直通)  

都市計画案縦覧
大阪府ホームページ


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龍安寺の蹲(つくばい)
「吾唯知足」

これは複製です

「日本人と宗教」について

2019年06月08日 | とだ*やすこのまなびとひろば
まなびとひろば=学ぶ×ひと×広場。優れた音楽会・コンサートと同じように、学びのライブもまた明日への一歩を変える力がある、と20代、仕事を通じて気づきました。

その気づきを与えてくださった堀川徹先生を、第17回・18回・19回まなびとひろばの連続講座の講師に迎えることができました。お蔭さまで第20回目を迎えます。

住んでいるまちで、住んでいる人が「ほんまもん」に触れる機会を創造していたい。テーマはいろいろですが、主人公は常に「ひと」です。

第20回とだ*やすこのまなびとひろば
日本人と宗教
~イスラームとの比較から考える~
おはなし:小田淑子さん 関西大学文学部元教授

7月28日(日)午後2:00~4:00
島本町ふれあいセンター3階・第4学習室
参加無料 申込不要 ※事前申込歓迎

初詣、お墓参りなどの宗教行為を丁寧に行っているにも関わらず、自ら「無宗教」と答えることが多い日本人。この奇妙な現象がどこからくるのか考えます。

心の内面(信仰)と食事や儀礼などの行動(戒律)。「宗教」を理解し、共生のマナーを身につけることは、日本人が普段感じている「同調圧力」を乗り越える力になります。

さまざまな宗教をもつ人びととともに暮らすことになるこれからの日本人。まなびとひろば記念すべき第20回のテーマは「宗教」‼ 

なるほど!そうだったのか!いや、はたしてそうだろうか?小田淑子先生の白熱教室!どうぞお聴き逃しのないよう、ご参加をお待ちしています。


小田淑子さん
大阪外語大学ペルシア語学科、京都大学およびシカゴ大学大学院でイスラームと宗教学を学ぶ。東京大学助手、京都女子大学教授を経て、関西大学で宗教学を担当(2018年3月退職)


主催:まなびとひろば
後援:日本トルコ文化協会


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京都国立近代美術館
河井寛次郎展・川勝コレクション
※許可を得て掲載しています

阪急水無瀬駅近くにある
民藝・とらやま、工芸・花染は
知る人ぞ知る「民藝」の名店です

素敵な器、布、漆器がいっぱい
ぜひ、のぞいてみてください!




【重要】JR島本駅西・百山地区の都市計画

2019年06月05日 | JR島本駅西まちづくり
JR島本駅西地区の都市計画・地区計画(街区形成のルール)について住民(町外の方も含めて)が公式に意見書を提出することができます。

地区計画は島本町が定めるもので、用途地域によって建てられる建物の種類、建物の高さ、取り扱える危険物の内容や量など(例:自家発電に要する重油などの保管量)を規制、あるいは緩和するものです。

百山地区・元関西電力のラクビーグランドと同体育館、積水化学工業株式会社の現存研究所がある区域の用途地域を第2種住居地域から準工業地域に変更する計画案です。

意見書の提出
以下1~4を記入して 
1.提出日
2.住所・氏名
3.都市計画の案の名称
4.意見を記載した書面(様式自由)

次の提出先までお持ちになるか郵送します。

提出先
〒618-8570(住所記載不要)
島本町都市計画課

直接お持ちいただく場合は午前9時から午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日を除く)

提出期間
令和元年5月27日(月曜日)9時から令和元年6月10日(月曜日)午後5時30分まで

これは都市計画法第17条第1項の規定に基くものです。専門用語で「島本町都市計画の案の縦覧」といいます。 

縦覧期間
令和元年5月27日(月曜日)9時から令和元年6月10日(月曜日)5時30分まで

縦覧場所
•町役場2階都市計画課
•1階文化情報コーナー
•島本町ホームページ(縦覧資料の添付ファイルはこちらから
 
縦覧資料 
1.北部大阪都市計画用途地域の変更 案の概要(用途地域)
2.北部大阪都市計画高度地区の変更 案の概要(高度地区)
3.北部大阪都市計画地区計画の決定(JR島本駅西地区)
   案の概要(JR島本駅西地区地区計画)
4.北部大阪都市計画地区計画の決定(百山地区)
   案の概要(百山地区地区計画)
5.北部大阪都市計画土地区画整理事業の決定
   案の概要(土地区画整理事業)
6.北部大阪都市計画下水道の変更 案の概要(下水道)
 
これまでに開かれた説明会の情報も掲載されています。島本町にとって50年に一度あるかないかの重要な政策決定です。どうぞ関心を寄せてください。

難しくてわからない、意見を出してもなかなか反映されないという理由で諦めず、関心を寄せていくことが重要です。よろしくお願いします。


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さかさま?
あえてこのままにします
4月、龍安寺にて

この度
カテゴリーを農地景観保全から
農地・景観保全に表記を変更しました