とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

そんなに島本町、ダメですか?

2024年03月18日 | とだ*やすこの町政報告
山田町長、2期目、最終年度の令和6年度の一般会計は、総務建設水道・民生教育消防常任委員会において、すべての議員が賛成しました。

3月26日に開かれる本会議にて、討論、採択が行われます。今回は、とだ*やすこが会派「人びとの新しい歩み」を代表して討論を行う予定です。

山田町政は、町長就任以来、特に子育て支援、教育の充実に力を注いできましたが、そのことがさらにわかる予算編成になっています。各会派の意向がそれぞれに反映されているという印象です(偶然?意図的?)。



議員の党派や期数にこだわらず(忖度なく)「議会」に向きあう山田町長の政治姿勢が、各部長のもと、各部で純粋に政策課題に向き合える風通しののよさとなり、結果として、島本町政をよりよき方向に進めている、ととだ*やすこは考えています。

第一・第二小学校の体育館の大規模改修工事や、第二保育所の床、トイレ、空調の改修工事に多額の予算を計上。学校教育現場における統合型校務支援システムの本格導入(教師の働き方改革への一助)など、積み残しの課題を先送りしないという気概も感じます。

以下、令和6年度の施策について、その概要(のほんの一部)を記します。*民生教育消防常任委員会でのとだ*やすこの賛成討論から。

子ども医療費助成、高校生までに
すでに府内多くの市町村が18歳到達年度末までとしています。医師会を同じくする高槻市との格差も課題になっていました。本制度は子どもの健全な成長と子育て世帯の経済的負担を軽減するためのものであり、住む地域によって助成内容に格差があることは望ましくありません。

国による全国的な統一が望まれるところです。適切な受診により、過度に医療に依存することなく、自然治癒力や免疫力を大切にした成長であってほしいととだ*やすこは願っています。

「こども家庭センター」令和6年度中開設(予定)
こどもまんなか、国においては「こども家庭庁」ができています。これまで町が培ってきた子育て世代包括支援センターの母子保健機能と、子ども家庭支援拠点の児童福祉機能が、より一体的な運営となり、島本のこどもたちの成長を支えていこうとするものです。

みづまろキッズプランで未来に向かう力を
「自己を表現する力」「課題を探究する力」「社会に参画する力」いわゆる「見えない学力」(非認知能力)は、小学校中学年以降の学びと成長によい影響を及ぼすのではないかと期待しています。

「非認知能力」を大阪府は「未来に向かう力」と呼んでいます。

子どもの主体性、権利擁護の視点を大人がいかに理解できているかが問われています。みずまろキッズプランもその延長線上にある取組みといえます。子ども自身が尊重されてこそ、子どもたちに人権意識が芽生えます。

教育センターをふれあいセンターへ移転します。
新庁舎建設がはじまり、残る体育館、教育センター、歴史文化資料館などの公共施設未耐震という問題を、どのように解決していくのか。教育センターは移転という選択をしました。現在の教育センターは売却の方向性が示されています。

*教育センター(広瀬)売却方針に戸田は反対の立場。文化財、史料の保管庫が必要と考えているからです。

体育館は学校プールとの統合などを含めて水無瀬川緑地公園内に新築移転する方向で検討に着手します。歴史文化資料館は、にぎわい創造という視点からの民間活用を視野に入れて検討していくことになります。文化・スポーツ行政の後退につながることがないよう、注視してまいります。

2期8年目、もはや若すぎることも経験不足でもない山田町長。若く、経験は浅くともクリーンでしがらみのない若き町長を市民の力で誕生させた島本町です。予定調和ではない首長の誕生、その舵取りは慎重かつ慎重でしたが、加えて斬新さも求められ、配慮と熱量なくしては一筋縄ではいかないものなのかもしれません。

町政課題は多種多様。行政は常に複数の課題を抱えています。町政課題に向けてどのように活動できるかが各議員に問われています。令和6年度も、とだ*やすこは、しなやかに粘り強く活動してまいります。引き続き町政に関心を寄せてください。



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新庁舎建設中 3月14日撮影
令和7年の初夏を目途に引越します

令和6年度の予算案審議の常任委員会

2024年03月12日 | とだ*やすこの町政報告
令和6年度は、山田町長2期8年目、今期最終年度になります。令和6年度の「施政方針」

予算規模は過去最大となっています。財政事情や小規模自治体であることなどを理由(言訳?)に先送りにしがちであった課題を、ここできっちりと解決しておこうという気概がみてとれる予算編成です。


島本町議会は総務建設常任委員会所管分の予算案を全員賛成で可決。昨日からは民生教育消防常任委員会がはじまりました。初日の昨日は3・11。午後2時46分、来朝者のご協力のもと、職員、議員、来庁者が一分間の黙祷を捧げました。

とだ*やすこは民生教育消防常任委員会に所属していますので、消防、福祉(高齢者・障害者、母子、ひとり親など)、教育、文化に関連した質疑を行います。

常任委員会は3日間の予定ですが、審議は概ね本日中に終わるのではないかと予測します。*傍聴可能、出入自由

とだ*やすこの質疑のテーマ
☆彡健康福祉部
高齢者福祉

高齢者の居場所づくり
認知症当事者の主体性
高齢者への補聴器購入助成
ケアマネージャーの人材確保と資質向上
訪問介護サービスの基本報酬引き下げについて

障害者福祉
避難行動要支援者の個別避難計画 
相談事業と地域移行について
一般就労への移行と就労支援施策

福祉推進
ひとり親家庭・女性支援員
18歳まで拡充の医療費補助

母子保健福祉
こども家庭センターの創設

住民課窓口業務
住民票・印鑑登録証明書のコンビニ交付導入

☆彡教育こども部
学校教育

みずまろキッズプラン
通級指導教室
島本町在日外国人基本方針
防災教育とカリキュラム
JR島本駅西地区開発(第3小学校区)と教育環境

未就学児・学童保育
第二保育所内部床材等改修工事
保育所給食業務委託
子ども・子育て支援事業計画策定
地域子育て支援拠点整備(JR島本駅西地区)
学童保育室の保育料
家庭児童相談スーパーバイザー

歴史文化
島本町歴史文化資料館の耐震診断
国の登録有形文化財の民間活用
学芸員・文化財保護専門技術者の研修

☆彡消防本部
消防職員の育児休暇と定数条例
高槻市島本町消防指令センターの整備事業

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尾山遺跡鎌倉時代の泉跡復元工事
*桜井せせらぎ公園 3月11日


9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて*5

2022年12月08日 | とだ*やすこの町政報告
☆彡つづき

山田町政二期目のスタート年度となる令和3年度をふりかえるブログ記事はこれが最後になります。遅々としているうちに、師走を迎えています。

島本町の議員が本当に頑張らなければならないのは島本町議会での発言(質疑・質問・討論*)。試行錯誤で情報の発信のスタイルを変え、少しでも「リアル議会」に近づけたいと思いました。


9月定例会議行った決算に対する討論を掲載するという試みは、結局のところ、読み物としては「面白くない」「読む気がしない」ものになっているのかもしれません。

基礎自治体というものは、住民のみなさんの隣で、日々、多くの課題(事務・事業)をこなしています。それを監査する議会に「面白さ」「わかりやすさ」を求める風潮に長く疑問を感じてきました。

まだまだ試行錯誤の日々。何年先に読んでいただいても役に立つ情報発信をめざしていたいと思います。


***以下、令和3年度一般会計歳入歳出決算について、問題、課題、疑問点として指摘したこと***

JR島本駅西土地区画整理事業について
基盤整備工事が進められるなか、完成後に町に移管される公共インフラ施設であるA調整池に、8月の豪雨災害による柱の損傷が起こっていました。調整池南側の仮排水路のオーバーフローにより、掘削箇所に雨水や土砂が流入、施工中の調整池が浮かび上がったことによるものでした。

この仮排水路は、区画整理事業区域外の雨水を排水するため、組合が設置されたものですが、(株)フジタの豪雨への備えの姿勢に不安の声が寄せられました。瑕疵担保に係る協議における慎重な対応と、学識経験者の監修による品質保証を経て、適切に移管を受けるよう強く求めておきます。

第三小学校A棟建替工事について
令和3年度当初から、ようやく新A棟で授業を行うことができましたが、旧A棟の解体工事中に、旧B・C棟の壁面が施工不良の状態であることが判明、工事完了は当初の計画より大幅に遅れてしまいました。

第3小学校は昭和48年に竣工したものです。設計管理者である町と協議のうえの結果であろう、というのが施工者の見解であり、また、建設から約50年を経過して判明したこともあり法的責任の所在を明らかにすることはできず、補修工事の費用は町が全額負担、すなわち次世代に財政的負担を強いることになりました。

建設当時の契約書や図面等の文書が保管されていなかった(大問題!)こともあり、壁面が施工不良となった経緯は不明のままです。仮にこれらが適切に保管、活用されていたならば、基本構想において、新築という判断がなされていたやもしれません。

工事完成図や契約関係書類の文書を適切に保管、保存することは庁内すべての部局の課題、改めて制度の改善と意識改革を求めてました。

埋蔵文化財の保護と活用について
令和3年度は、JR島本駅西地区土地区画整理事業に伴い、越谷遺跡の確認調査、尾山遺跡等の確認、発掘調査を行われました。ところが、埋蔵文化財本調査を巡る事業者の不誠実な姿勢により、貴重な遺跡が調査されることなく破壊されるという忌々しき事態が起こっていました。

かねて当該地、桜井の文化歴史的重要性を指摘してきた者として、ただただ残念、無念でなりません。各部各課における文化歴史への認識の希薄さが事態を許してしまったとも思えます。都市創造部、上下水道部にも調査なき埋蔵文化財の破損を許さない、あたりまえの開発指導に向けての意識改革を強く求めました。

最後に
新型コロナウィルスワクチンの接種について、申し述べておきたいこと。令和4年1月、厚生労働省は5歳から11歳の子供への新型コロナワクチンの接種を承認し、8月には「努力義務」が課されています。

子どもへの接種には、慎重に慎重を重ねた判断を要すると考えます。ファイザー社製、モデルナ社製ともに新開発のメッセンジャーRNAワクチン、幾度も接種した場合の危険性については、実のところ何もわかっていないと思うからです。

副反応や後遺症も懸念されます。子宮頸がんワクチンにもいえることですが、医療情報に対する個々人のリテラシーが重要、医療分野における情報発信の在り方が問われています。


***** 令和3年度一般会計歳入歳出について概ね適切に執行されたものと判断、認定するものとして行った賛成の討論*の内容を5回にわてってお知らせしました。*****

*討論:本質的には賛否における「討論」ということになっていますが、自らの「見解」「意見」や「判断の根拠」を公の場で述べ、政策決定の過程でどのような議論があったのかを市民に、未来に明らかにする貴重な機会=権利。おろそかにしてはいけないと島本町市民派議員に代々受け継がれてきました。

さぁ、来週は12月定例会議。一般質問の通告を済ませ、議案に対するヒアリング、現場調査、意見交換、そして質疑の内容で頭のなかはいっぱい。気分転換にトルコ料理(茄子料理「坊さんの気絶」など)に感覚でチャレンジしています(現実逃避かな)。


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阪急西院駅を降りて交差点に
雨水浸水機能のある「雨庭」
京都市が設置ししたものです

9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて*4

2022年11月17日 | とだ*やすこの町政報告
☆彡つづき

暦のうえでの季節はもう冬、島本町議会では11月臨時会議、12月定例会議の準備が同時に行われています。令和3年度一般会計歳入歳出決算の認定を踏まえて、引き続き、山田町政二期目のスタート年度をふりかえります。

これから町域内にポスティングする「とだ*やすこの議会活動報告 いまここ*島本44号」、まもなく発行される「島本町議会だより」と併せて読んでいただき、町政にさらなる関心をお寄せください。



教育現場におけるタブレット端末活用について
新型コロナウィルス感染症対策として、教育分野でのICT活用、インターネット環境の拡充が行われました。児童・生徒が1人1台端末を貸与される時代、情報モラル教育、情報モラルを踏まえた活用であることが重要です。


コロナ禍における臨時休業や学級閉鎖において活用することができるほか、英語教育、不登校児童生徒の学びなど、今後さまざまな分野に効果が現れると考えられます。もちろん課題は多く、それに対応する教師の仕事も増えています。

いうまでもなく、オンライン化が進んでも「集まって学ぶ」「ふれあって学ぶ」ことの重要性を見失わない教育であってほしいと願います。


消防・救急救命業務について
高槻市との通信指令システム共同運用の実現に向けて協議を重ね、広域連携への道筋をつけた年度でした。ご尽力いただいた両市町の職員のみなさんに感謝申し上げます。*この度、両市町の議決を経て広域連携実現。*「広報しまもと11月」に詳細(16・17ページ)

超高齢化社会において、今後、さらに救急搬送は増加します。住民の命と暮らしを守るエッセンシャルワーカーとして、条例で定めた定員数を欠くことがないよう、また広域的な大規模災害に備える意味でも、消防職員の確保と育成は重要です。

新型コロナウイルス感染症感染拡大の最中、救急搬送における精神的重圧は大変なものでした。国の財源を活用して、仮眠用寝具のリースをはじめとする感染防止対策を行いました。

職員が業務を行うのに欠かせない質の高い睡眠への配慮を怠ることなく、環境改善に努めていかなければなりません。*令和4年度はカプセルベッド導入します。

他にも、学校体育館の暑さ対策としてスポットバズーカ導入男女共同参画スマイルセミナーの動画配信、時差出勤の恒久的制度化テレワーク、ビジネスチャットサービスによるコミュニケーション体制の確立、子育て応援サイト「ぐんぐんしまもと」の創設


町道百山12号線自転車歩行者道の新設、商店街サミットの開催、
高浜西自主防災会へのコミュニティタイムライン策定支援、生活困窮者への支援など、評価する点は少なくありません。

最後に、中高生対象の俳句大会(教育こども部生涯学習課の令和3年度新規事業)は、島本ならではの青少年育成事業として内外から評価されています。水無瀬駒にちなんだ将棋教室・大会と同じように、ブラッシュアップしながら育てていってほしいと、心を新たにしています。 

つづく☆彡  *次回は問題、課題について 
 

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庭に自生したヤツデ
雨に打たれて蕾はぐんぐん成長
あっというまに花を咲かせました
11月2日撮影

9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて*3

2022年10月20日 | とだ*やすこの町政報告
☆彡つづき

令和3年度一般会計歳入歳出決算認定の討論(会派「人びとの新しい歩み」を代表して今回は戸田が行いました)を踏まえて、引き続き、山田町政二期目のスタート年度をふりかえります。

待機児童の解消と保育環境改善について
令和3年度当初、待機児童が発生しなかったことは、決算審議においてもっとも評価すべきことのひとつです。「島本町保育基盤整備加速化方針」(平成30年11月)に基づいて施設の整備を進めた成果であり、涙の住民理解(第2幼稚園廃園、第4保育所のふれあいセンターでの保育)があって実現したものです。

町内の保育所、民間認定こども園、小規模保育事業所を構成員とする「島本町保育施設連絡会」が置かれ、感染症対策、災害時の避難など、さまざまなテーマで情報、意見交換がなされたとのこと。島本町における保育の全体的な質の向上につながります。

令和2年度には最大140.8%を受け入れていた第二保育所も、令和4年度は通年118.3%を上限とするよう抑制するとのことですから、認可定員を超えた受入れの解消をめざせる状況に近づきつつあるといえます。

けれども、今なお、すべての兄弟姉妹が同じ施設を利用できる状況にはなく、さらに都市計画における不作為がこのまま続けば、待機童問題はおそらく再燃するでしょう。


切れ目のない子育て支援について
「子育て世代包括支援センター」における相談事業や、デイサービス型の産後ケア委託事業、こんにちは赤ちゃん訪問、産前産後ヘルパー、両親教室を相互につなぎあわせ、小規模自治体ならではの支援が行われていると感じています。

要フォロー妊婦への支援がセーフティネットとして機能していることも確認できました。コロナ禍において妊産婦の不安はいつにもまして高まっています。声なき声を拾える小さな町ならではのネットワークを大事にしていきたいと思います。

認知症への理解と支援について
緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の発令は、高齢者にとって厳しい環境となりました。平均寿命が伸び、認知症の予防や改善、自治体の支援策について関心を寄せることもますます重要になっています。

認知症は予防も改善もできないというかつての常識は変わりつつあるようで、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、アルコール性コルサコフ症候群など、それぞれの特徴を知り、理解から得るものは多いと思えます。

☆彡つづく:次の記事は、教育分野でのICT活用、消防・救急救命業務について 、、、


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子どもが小さいころ
よくドミノをつくって遊んだ
認知症の予防によさそうです




9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて *2

2022年10月16日 | とだ*やすこの町政報告
☆彡つづき

令和3年度一般会計歳入歳出決算認定の討論(会派「人びとの新しい歩み」を代表して戸田が行ったもの)を踏まえて、引き続き、山田町政二期目のスタート年度をふりかえります。

町財政について
財政では経常収支比率に前年比10.2ポイントの改善がみられました。町税や交付税の増額、遊休地売却、ふるさと納税の成果が要因です。ふるさと納税については、ウイスキーを返礼品として提供できる仕組みを構築された効果が得られています。

ふるさと納税の制度は、寄付という行為の本質を歪めるなど多くの問題*があります。けれども現状においては財源確保(他団体への税の流出抑制)と山崎蒸溜所のある町としてのシティプロモーションに努めていかなければなりません。

*「ふるさと納税」制度の問題点
・税の3原則「公平・中立・簡素」 に抵触する
・地方税の原則「負担分任性 ・応益性」に抵触する
 地方税:地域社会の住民が相互に負担 し合い地方自治体の行政サービスの受益に応じて負担するもの
・寄附の理念に反する
・地方団体以外の団体への寄付との不平等性
・寄付を求めての返礼品競争を激化させる

景観行政団体への移行について
町は、地域住民の意向把握に努め、景観計画素案を策定、年度末に第1回景観計画策定委員会を開催しました。島本町が守るべき、活かすべき景観とはなにかを明文化しておく大事な作業です。

企業跡地が高層集合住宅に変容してきたという町の歴史的特質を考えると、景観計画の策定は、目標年度(令和5年度)に遅滞なく策定しなければなりません。企業跡地に高層マンション立地計画の波が押し寄せる可能性があります。

都市計画マスタープランの改訂、立地適正化計画の策定についても同様です。学識経験者の専門的な意見と地域住民の意見が相互に影響して議論の質が高まるよう、会議の準備と進行に関する職員のスキルアップが必要です。

「JR島本駅西地区まちづくりガイドライン」について
同ガイドラインは、都市計画審議会での付帯意見を基に「JR島本駅西地区まちづくり委員会」での議論を経て、その提言に基づいて策定されたものです。街区形成における建物の高さ制限*が、委員会提言に寄り添うものにならなかったことから、会派のなかで大きく評価がわかれたところです。

とだ*やすこは、生物多様性保全への配慮や緑化の推進、色彩等を含めての景観形成、文化財を活用したオープンスペースなど、これまでになかった指針が示されたことに意義があり、民間住宅の開発行為に係る協議において一定の役割を果たせるものと評価しています。

*ガイドラインにおける建物の高さ制限については、別途機会を得て私見を述べたる記事を書きたいと思います

☆彡つづく:次の記事は、待機児童の解消と保育環境改善、切れ目のない子育て支援、認知症への理解と支援、、、

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淀川周遊体験(実証実験:2012年11月6日)
母なる淀川
左手には天王山
たいへん貴重な画像です

9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて

2022年10月05日 | とだ*やすこの町政報告
気がついたらすっかり秋。暑かった夏のことがもう遠い昔のようです。みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。新型コロナウィルス感染症の第7波は、この小さな町、島本町でも日に100人を超える感染者がカウントされました。

そのようななか島本町議会は無事9月定例会議(主な議案:令和3年度の各会計決算)を終えることができました。令和3年度一般会計歳入歳出決算は全員賛成で認定、各会計決算も全員賛成もしくは賛成多数で、すべて認定されました。


とだ*やすこは、令和3年度につき、会派人びとの新しい歩みを代表して認定の討論を行いました。
*会派「人びとの新しい歩み」(戸田・中田・永山)では、任期中、大綱質疑と討論を振り分けて順々に行っています
**新しい議員の市民感覚と経験を積んだ議員の視点、議会発言においてそのどちらも重要です。町政にバランスよく反映させることが大事と考えます

以下、一般会計歳入歳出決算への認定討論の内容をご紹介することで、山田町長2期目一年目となる令和3年度の島本町政をふりかえります。

*****

令和3年度は、新型コロナウイルス感染症が日常生活や教育環境、社会経済に多大な影響を及ぼした年度でした。デルタ株が猛威をふるい、オミクロン株と名づけられた新たな変異株が出現、日々、緊張感のなか、感染リスクを下げる対策や各種事業の見直しが強いられました。

山田町政の二期目がスタート
町政においては、4月の町長選挙により、山田町政の二期目がスタートしました。令和2年6月の公職選挙法の改正により、町村の選挙への立候補にも選挙公営(掲示ポスター費、街宣車関係の費用が公費に)と供託金制度が導入され、より広く多様な住民の政治参加が可能になったところです。

新型コロナウイルス感染症への対策
まず、全般、新型コロナウイルス感染症への対策を評価したいと思います。なかでも、新型コロナワクチン接種事業については、手探りの中で工夫を重ね、「島本町新型コロナワクチン接種推進チーム」を設置し、全庁をあげて円滑な接種の実現に取り組まれました。

特に1回目のワクチン接種予約において、速やかに郵送対応を取り入れるなど、接種事業に係る創意工夫と柔軟な対応は、小さな町の強みを存分に生かしたもので、住民の不安低減に役立ったものと評価します。

新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金
同交付金を活用しての種々課題解決についても高く評価するところです。水無瀬川緑地公園のトイレ改修工事・東大寺公園のトイレ更新、広瀬公園遊具改修工事など、保健衛生等を目的とした土木建設関連事業。

町のHPのリニューアル、オンライン貸室仮予約を可能にしたふれあいセンターの受付業務システムの更新がこれにあたります。押印見直しなどデジタル化に向けた法規審査業務も行われました。


☆彡つづく:次の記事では財政・景観施策・JR島本駅西地区まちづくり。。。


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秋の大阪城
国土交通省・近畿地方整備局のオフィスから

淀川右岸水防事務組合議会議長として
堤防強化等治水事業促進を要望してきました
河川部長、淀川河川事務所長と面談
有意義な機会となりました


コロナ感染症と人権のこと

2022年01月29日 | とだ*やすこの町政報告
新型コロナウィルス感染症のオミクロン株が猛威をふるっています。町内でも園児、児童、生徒の感染者が発生しています。保育・教育現場にもご家庭にも、その影響は計り知れません。

だれがいつ感染しても、濃厚接触者になってもおかしくない状況です。そして、そのようななか、日々、多くの方が働いておられます。

感染された方とそのご家族を気遣う気持ちを失わず、不確かな情報や憶測で地域社会の不安をあおるようなことは慎しむ、この配慮こそ「人権尊重」です。

***広報しまもと2月号から***
*24ページ
町職員と考える「コロナ差別」 
令和3年度の島本町職員研修が動画配信されます。
2月11日(金・祝)12時まで
講師:松村元樹さん (公財)反差別・人権研修所みえ常務理事兼事務局長
島本町人権文化センターの取組みです。



『とだ*やすこのいまここ*島本』~2022年新春号を順次、みなさんのお宅にお配りしています(町域内、一部を除いて全戸配布をめざしています)。

実は、この第42号、どういうわけか1ページの山並みがそっくり消えて印刷されてしまいました。デザイナーさんも印刷屋さんも驚きを隠せない、はじめての出来事です。

慎重に慎重を重ねて校正している活動報告から、忽然と山並みのイラストが消えている、、、山並みを遮る島本駅西地区の高層マンション建設をまじかに不思議な感じがします。

日々、寒いけれども樹々には小さな芽ぶき、春は近づいています。感染症とその社会的影響は辛くとも必ず!出口はあります。身体を冷やさず、できる限り十分な睡眠をとって免疫力UPに努めましょう。


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ナザールボンジュ
邪悪な視線、嫉妬から身を守る
知る人ぞ知るトルコのお守り
特注ビーズでストラップをつくりました

地下水90%の町営水道がなくなる?

2021年02月23日 | とだ*やすこの町政報告
国と大阪府は水道事業の広域化を強力に進めています。水の自治が脅かされています。これに基礎自治体としてどう向き合うかが問われ、試されています。

水道法が改正され各府県は水道の広域化に向けた取り組み(「水道基盤強化計画」の策定)を余儀なくされています。が、大阪府は既に橋下知事の時代に府営水道をなくしていますから京都府や兵庫県とは異なる事情をもっています。

大阪府の「府域一水道」は、大阪広域水道企業団(島本町は現在ここには属していません→島本町は現在事業統合していません)に大阪市を除くすべての市町村が加わり、なおかつ大阪市と企業団が統合して成り立つものととだ*やすこは理解しています。 
※大阪広域水道企業団:大阪市を除く42市町村で構成。島本町も構成団体です。


「町水道事業ビジョン(案)」パブリックコメントにご意見を!
〆切りは2月24日



ひと言でもよいのでご意見をお寄せください。政治はあなたの身近にあります。パブリックコメントは市民が手にした民主主義の有効かつ貴重なツールです。

各審議会などに諮られた場合、市民の声をもとに学識経験者の見解が示され、専門家の意見が添えられ、大きく改善されることもあります。

ところが残念なことに、島本町には上下水道事業に係る審議会がありません。大山崎町で傍聴して以来、その存在意義に気づき、10数年必要性を主張し続けていますが、未だよい答弁は得られません(もはや春の改選後の課題)。

町民とともに歩む山田町長の二期目で実現する(せざるを得ない)と信じて訴え続けます。なぜならば、情報提供、情報公開、意思決定のプロセスの透明性なくして民主主義は成り立たないからです。

正しい情報なくして、正しい選択はできません。情報の共有が民主主義の前提条件です。地下水90%の水道水が今すぐなくなる?町は町営水道の廃止をすすめている?そんなことはありません


重要な政策課題であることは確かですが、山田町政のもとでは(ここ重要)大阪広域水道企業団への統合は向こう約3年間はない、ととだ*やすこは考えています(一般質問で問います)。

ですが4月の選挙での有権者のみなさんの選択次第では事情がかわります。令和4年1月に行われる統合への覚書締結に、議会の議決を経ず(市民的議論なく)首長判断で参加できるからです。

町長が変われば企業団への統合(=町営水道廃止)に舵をとることになるやもしれぬ!これが現時点でのとだ*やすこの揺るぎない考えです。

いずれにしても、これは水の利権の問題であり、そこから水の自治を守る!地下水90%の水道水を守る!ためには、どうすればよいかを学び、行動しなければなりません。そのために最低限必要なのが住民の声と審議会です。


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干支の香合
お茶道具にあるストーリーが好き
(詳しくはないけれど)

丑年ですから年女
今年はよい年にしたいです

現在募集中のパブリックコメント|島本町ホームページ



任期最後の3月議会、ぜひ傍聴を!

2021年02月20日 | とだ*やすこの町政報告
立春を過ぎた頃から日差しがすっかり変わりました。もう春です。とだ*やすこは、3期12年間、町内全戸配布をめざして議会活動報告「いまここ*島本」をお届けしてきました。

最新号の第39号・第40号はお手元に届きましたでしょうか。たくさんの方がポスティングを担ってくださっています。当ブログ『いまここ@島本』のコメント欄に、ご意見、ご感想をお寄せいただければ幸いです(非公開)。



島本町議会
令和3年3月定例会のお知らせです

いずれも午前10時から  庁舎3階にて 出入り自由

本会議
•3月 1日(月曜日)※一般質問など
•3月 2日(火曜日) 
•3月 4日(木曜日)※大綱質疑など(人びとの新しい歩み:戸田)
※印は予測進捗スケジュール 当日の進捗は議会事務局にお問い合わせください

総務建設水道常任委員会(戸田)
•3月 8日(月曜日)
民生教育消防常任委員会(中田議員)
•3月10日(水曜日)
※令和3年度予算案等を付託

議会運営委員会
•3月15日(月曜日) 

本会議
•3月18日(木曜日) ※討論と採択他


三つのテーマで一般質問を行います
▸JR島本駅西地区 歴史文化を活かした景観まちづくり
▸もっと文化を!「承久の変」800年に寄せて
▸町の水道事業廃止?この誤解を解くために問います



会派:人びとの新しい歩みを代表して大綱質疑を行います
1)新庁舎建設計画と令和3年度予算編成
2)男女共同参画の視点からの防災と復興
3)働く人びとのための会計年度任用職員制度
4)入札制度の見直しと入札監視委員会の設置を
5)公募型補助金で住民が主役のまちづくりを
6)新たな都市計画マスタープランと景観まちづくり
7)町営緑地公園住宅の指定管理者制度導入の検討を
8)プラスティックスマート宣言の効果と課題
9)子育て世代包括支援センターの効果と課題
10)福祉ふれあいバスのクロスセクターベネフィット
11)教育委員会に幼児教育・保育指導主事の配置を
12)子どもたちの心身の健やかな発達のために 
13)学童保育室に適切な指導員の配置を
14)埋蔵文化財保護行政と文化財保護審議会
15)コロナ禍における介護保険サービスの課題
16)生活困窮者への支援と生活保護制度
17)消防はしご車の機能と安全性の確保など
18)上下水道事業における主な工事の概要
 
大綱質疑をつくるにあたり、1期目最後の大綱質疑のテーマをふりかえってみました。2004 年に「景観法」ができて以来、空間、風景、景観の公共性が認識されたことを述べ、景観行政団体を目指す島本町の2013年の取組みを質していました。

ようやく今、山田町長のもと景観計画策定業務の予算が提案され、議会はこれを既に可決しています。これは住民の声、議会での議論が活かされた結果です。

また、島本町は現在、都市計画マスタープランの見直しを進めています。根拠法が異なる「景観計画」「都市計画マスタープラン」ですが、相互に密接に関係しています、今回の大綱質疑では策定のプロセスで「住民参画」をどのように充実していくのかを問います。


パブリックコメントにご意見を!
〆切り間近2月24日までのもの多し


ひと言でもよいのでご意見をお寄せください。政治はあなたの身近にあります。各審議会などに諮られた場合、市民の声をもとに学識経験者の見解が示され、専門家の意見が添えられ、大きく善処されることがあります!

現在募集中のパブリックコメント|島本町ホームページ
▸「島本町下水道事業経営戦略(案)」
▸「町水道事業ビジョン(案)」
▸「島本町国土強靭化地域計画(案)」
▸「第6期島本町障害福祉計画(第2期島本町障害児福祉計画)(案)」


お知らせしたいことは常にたくさんあります。が、日々の活動に加えて4月の町議・町長選挙の準備も待ったなしの状況。まずは今期最後の発言権を活かすべく3月定例会議の準備を優先します。引き続き、町政に関心をお寄せください。


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高槻市の新池ハニワ工場公園
まだ肌寒いころに訪れました

えっ?こんなところに?
という住宅街にありました

ホンモノ感に圧倒されました