とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

1月の活動と学習会のお知らせ

2016年01月26日 | とだ*やすこの活動日記
暖冬といわれた冬ですが、さすがに寒くなってきました。出初式、成人祭、防災とボランティア訓練など毎年恒例の行事に加えて、島本町都市計画審議会、議員全員協議会、会派代表者会議などの公務、公的な会議が続きました。

公共施設を考える学習会を主催(議員有志)したり、12月議会で気になった案件(山崎ポンプ場改修一部延期、関戸裏水路改修延期、第一小学校の給食室改修課題)、児童生徒の下校時の危機管理状況など、職員へのヒアリングや現場視察を会派「人びとの新しい歩み」(戸田・平野)は精力的に行なっています。

また、1月13日には、大阪地方裁判所へ出向き、元生涯学習課職員(人権文化センターに配置)が原告、島本町が被告となった懲戒免職処分取り消し請求(平成26年7月)裁判の判決を傍聴。長年、出勤簿に判子を押し、ゴルフや韓国旅行に行っていた職員の処分取り消し請求は棄却されました。

並行して、とだ*やすこの議会活動報告も完成しました。ひとりひとりの市民の力、福祉事務所のお力を借りて、ほぼ全戸配布ができるようになっています。2月中の配布をめざします。限られた紙面で限られた情報しか提供できていませんが、わかりやすく読んでいただけるよう工夫しています。ぜひ、お目通しください。



お知らせ

■島本町の公共施設総合管理計画(案)の検討会
1月30日(土)9:30~12:00  
※一部メールで10:00とお知らせしましたが正しくは9:30スタートです

島本町ふれあいセンター1階・健康教育指導室
主催:議員有志(戸田・平野・河野・佐藤・外村)

過日、開催した森裕之さん(立命館大学)の講演で学んだことを活かして、現在、島本町まちづくり事業推進プロジェクトチームがパブリックコメントを募集している「島本町公共施設総合管理計画(案)」を参加者のみなさんといっしょに読み解きます。

また、総合政策部政策企画課がパブリックコメントを募集している">「島本町人口ビジョン(案)および島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」にも目を通し、意見交換し鯛と思います。

参加される方は、島本町HPより、あらかじめ「島本町公共施設総合管理計画(案)」を印字して持参くださるか、「参加する、資料必要」といずれかの主催者までお声をかけてくださると助かります。

「島本町公共施設総合管理計画(案)」に関するパブリックコメントの募集(意見募集)

「島本町人口ビジョン(案)および島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」に関するパブリックコメントの募集(意見募集)



市民活動から

■映画「日本と原発」島本上映会 ~私たちは原発で幸せですか?~
弁護士河合弘之初監督(上映時間2時間17分)

日時:
①1月30日(土)18:00~
②1月31日(日)13:30~
*31日(日)映画終了後、水戸喜世子さん(子ども脱被ばく裁判の会:共同代表等)より福島の子どもたちの現状のお話

定員:各100名(先着順)
場所:ふれあいセンター3階 第4学習室 *参加費:500円(中学生以下は無料)
主催:ぴあ・ネット/100万年の会

■地下水は無限か?
~森が育む「地下水」の持続可能性を求めて~
2月13日(土)13:30~15:00
講師:山田健さん(サントリー「天然水の森」仕掛け人
島本町ふれあいセンター3階 第4学習会
主催:しまもと環境・未来ネット(島本町環境基本計画推進活動)
後援:サントリーホールディングス株式会社


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わが家の「ふく福助」さん
入れ子の福助さんです

島本町都市計画審議会のお知らせ

2016年01月17日 | JR島本駅西まちづくり
島本町都市計画審議会のお知らせ

平成28年1月18日(月曜日)午前10時から
役場3階 委員会室
議題:北部大阪都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の変更について

JR島本駅西農地を、大阪府の都市計画のスケジュールを待たずにいつでも市街化区域に編入することができるよう保留区域設定することについて審議します。戸田は議員選出の委員として参加します。関心のある方は、ぜひ傍聴してください。

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JR島本駅西側に重機が入る日は、そう遠くないのでしょうか。島本町の都市計画マスタープランに沿って粛々と職務を行なう立場の職員と、30年、いや20年先を見据えた都市ブラント戦略の観点から地景観を守るべき、その判断は都市マスから逸脱するわけではないと主張するわたしとで、議論は平行のまま、交わることがありません。

数年来の理論武装、正しさと正しさのせめぎあい。ときに屁理屈が横行し、資料に埋もれて次第に民意から遠ざかっていると思うことがあります。18日の審議会では、駅西の農地を、この先5年の間に、いつでも市街化調整区域に変えられる=開発できる都市計画手続きについて審議します。

農地保全を主張するわたしは、単なる、いやうるさい反対派、抵抗勢力、少数派の自己主張としか受け止められないとしたら、それは論理構成の問題なのか、発信の技術力なのか、人間的魅力の欠如なのか。あるいは社会がそこまで成熟していないのか、民意の反映なのか、もしくは単に利権と縁遠い存在だからなのか。

高度成長期、都市の人口増に対応して進めてきた駅前開発ですが、その輝きは世紀を経て失われています。今、光り輝いている駅前風景を開発で破壊してしまうなら、どんなにお洒落な緑地を整然と配置しても、住民が望む緑の風景ではないと思えます。

楠公通りの楠木並木は、道路の拡幅とともに伐採され、もはやかつての並木道ではなく、史跡桜井の駅跡も、わたしが好きだった鬱蒼として静寂な公園の面影はありません。でも、ノスタルジックな気分やかつて幼い息子と歩いた原風景を求めて、わたしはこの問題に向きあってはいません。

21世紀は都市の美しさが問われる時代。田園都市風景、若者の望むライフスタイル、暮らしの快適性、風の道、四季折々の匂い。いま、ここにある島本町の優位性を損なう新たな開発を止められない、政策の無念を思います。

政治に関心をもつことで変えていけることを市民が自ら学ぶこと。市民派と呼ばれる議員、いえ、わたしたち会派「人びとの新しい歩み」は、常にそのことを頭において活動しています。そんなことを考えながら審議会の準備をしています。ぜひ、みなさんのご意見を町にお寄せください。


なんのための公共施設管理計画?

2016年01月11日 | とだ*やすこの活動日記
学習会、再度のお知らせです

どうなる?「島本町公共施設総合管理計画」
どうする!わたしたちの公共施設

1月17日(日) 午後2:00~4:00 参加無料・当日参加可
島本町ふれあいセンター3階・第4学習室

講師:森裕之さん 
立命館大学大学院政策科学研究科研究科長・教授(政策科学)

◆住民目線で考える公共施設のあり方
 ~住民にできること、しなければならないこと~

近年、人口減少時代を見据えて、公共施設のあり方が自治体政策の焦点になっています。島本町も例外ではなく、現在「公共施設総合管理計画」案を策定、1月20日~2月19日まで、住民のみなさんからのパブリックコメントを募集します。
※広報しまもと 1月号9ページに詳細

すべての公共施設は住民の財産であって、行政から与えられるものではありません。「管理」目線で、行政効率を高める統廃合の手段としてこの計画が利用されることがないよう、熟議による民主主義で「わがまち島本」を考えなければなりません。

島本町議会2015年度前期研修講師をはじめ、全国的に地方行財政、自治体問題などの講演を多数務められている森裕之さんに、なぜ今、公共施設の管理計画が必要なのか、その社会的背景などをお話ししていただき、みなさんといっしょに学び、考えたいと思います。ご参加をお待ちしています!

主催
河野恵子  佐藤和子  戸田靖子  外村敏一  平野かおる
★お問合せ&お申込みは、いずれかへお願いします
★準備の都合上、あらかじめ申込みいただければ幸いです


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招き猫?
いいえ、眼鏡のズレを
ちょいと直して、、、

まちの本屋さん
ハセショのマスコットです

まち・ひと・しごと創生総合戦略と人口ビジョン

2016年01月05日 | とだ*やすこの町政報告
1月5日~2月3日、島本町は「島本町人口ビジョン」と「島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に際して、住民意見(パブリックコメント)を募集します。※広報しまもと1月号9ページに詳細

安倍政権が進める「地方創生」の狙いはどのようなものなのでしょうか。政府の方針に則って策定した「島本町人口ビジョン(案)」と「島本町まち・ひと・しごと創生総合戦略(案)」に、住民が望むまちの将来像はあるでしょうか。

転入者アンケート結果をみると「静かな居住環境」「公共交通が便利」という強みを活かし、「子育てしやすいまち」「防犯など安全なまち」「うるおいのある環境」を重点施策にする必要があるとわかりますが、それらを実現するものになっているとは思えません。

目標と具体的施策に、ほとんど関連性がありません。たとえば、団体補助金への補助(年度20万円想定)が「定住・観光プロモーションの推進」に、大阪ミュージアム構想登録物の新聞報道件数が「魅力的な観光拠点づくり」つながるとは思えません。

これらの数値目標と達成度で「戦略」を評価するというのでしょうか。

島本町人口ビジョン(案)における人口推移と将来推計によると、2010年からみて30年後の2040年の人口24,967人は、30年前の1980年・昭和55年とほぼ同数です。これから30年かけて昭和55年の日本の人口規模にゆるやかに戻っていくとも考えられます。

そのためにどうすればよいかという発想が必要なのであって、人口減少そのものをいたずらに嘆く必要はないとわたしは考えています。食料自給率からしても、人口規模はむしろゆるやかな減少を辿る方が理にかなっています。

人口の年齢分布が逆ピラミッドになると、既存の制度が成り立たなくなるのは事実ですから、若者、子ども、子育てに係る施策の充実を最重要課題としなければなりません。

ここが要ですから、ぜひ若い方からも意見を寄せていただきたいです。

なにより、従前とは異なる国家予算の配分を市民自らから求めていく社会へと成熟していく必要があります。行財政力が確実に低下していくなか、行政ばかりに依存することなく、住民と職員の協働によって「まち全体」が活性化していく方法を見出さなければなりません。

そのために必要なのは、住民自治と民主主義の再構築です。

「多数者の専制」に過ぎない数の民主主義は卒業して「熟議」による民主主義で「わがまち島本」を創り、生かしていかなければなりません。

先にお知らせした学習会「どうなる?『島本町公共施設総合管理計画』どうする!わたしたちの公共施設」では、当然、そういったお話も含まれてくるはず。ぜひご参加ください。


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稲穂を手にした福助さん
みのりある一年になりますよう