とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

お宅に届いていますか『いまここ*島本』

2012年12月30日 | とだ*やすこの活動日記
議会報告『いまここ✽島本10号』をお手元にお届け致しています。年3回の発行を目標にしている議会報告ですが、この夏は『市民と共に検討しました!島本町し尿処理問題に関する検討報告書』(ごみ問題学習会・島本プロジェクト)の原稿と編集作業に集中、今号を夏秋合併号としました。

今号よりレイアウトを工夫し、より親しみやすい紙面、文章に努めました。似顔絵は、お願いした大山崎在住のイラストレーターの方より、町文化財水無瀬駒にちなみ、一兵卒としてしっかり働くという意を込めて、「歩兵」の「と」を胸に町を自転車で走る姿はどうでしょう、とご提案いただいたものです。それこそ目指すところです。

JR山崎駅を核にした島本町・大山崎町連携の地域振興について語りあい、意見交換するなかで、西国街道の町並みで政策を表現するというご提案もいただきました。西国街道には「おもてなし街道」としての潜在能力があると議会で訴えて参りましたが、民と民、町と町、人と町がつながることが鍵になると考えています。

来訪者の視点でみれば、サントリー山崎蒸溜所と水無瀬神宮を京都文化観光圏に組み入れる意義は大きく、大山崎町方面にも同様に働きかけ、広域連携の具体案を検討していきたいと思います。

残念ながらイラストでは表現しきれていませんが、阪急水無瀬駅とJR島本駅を結ぶ楠公道路を島本町の都市軸とし、西は役場庁舎やふれあいセンター、東は高浜旧街道から淀川河川敷までを視野に入れ、町の魅力と利便性を高める景観・まちなみ・地域振興を考えていくことも町の重要課題です。

JR島本駅の西側について、これまでわたしは、議会報告『いまここ✽島本』、ブログ『いまここ@島本』、『まなびとひろば』(講演会)を通じて、農空間を戦略的に保全することの重要さを訴え、可能な限り動向をお知らせしてきました。

しかし現状は、土地区画整理事業を行うという町の方針に沿って、土地区画整理事業準備組合(地権者で構成)において大成建設㈱が事業協力者(開発業者)に選択されています。先行して議論になっていた学校法人・西大和学園の立地ではなく、大阪府内のどこかの中高一貫校を立地する計画提案です(庁舎1階の文化情報コーナーにて計画案公開)。

土地区画整理事業は公的な事業であり、市民間の議論が必要であり、市民の視点がまちづくりに活かされなければなりません。地域再生の鍵は地域にあります。地域で暮らす人びとの住民力が試されていると思います。

わたしは一市民として台所から政治をみつめてきました。議席をいただいて約4年が経とうとしています。政局に惑わされることなく、流されることなく、生活者の視点で議員活動を継続する所存です。

向寒の折柄、みなさまには、くれぐれもご自愛くださいますよう。
よいお年をお迎えください。            
                          2012年12月吉日 戸田靖子


画像は、住民委員会発足30周年記念行事にて
晴れの日にふさわしい洗心流の生け花
花器の壺は島本町在住の方の作品

選挙にいかないということは・・・

2012年12月28日 | とだ*やすこの活動日記
戦後最低の投票率と言われた国政選挙でしたが、島本町の投票率は68.6%。わが島本町では、辻元清美さんの得票数が維新の候補者を上回りました。大阪府の全市町村で選挙区での得票数が維新を上まわったのは島本町だけということです。

選挙終盤には、ご家族の方が入院中で今回は投票にいけない、本人は行きたいと言っているが難しい、どうか頑張ってください、というお電話をいただきました。切実な声に1票の重さを改めて教えていただきました。

若者の政治への関心が薄いのではないか、そこをなんとかしてほしいという声もいただきます。たとえそうであっても、少ない情報で雰囲気に流された無責任な投票が増えるだけなら、それはそれで問題ですが、やっぱり選挙には行ってほしい。

秋にはじめたフェイスブックで、なるほど、という「投票」に関する記事があります。記事を書かれたのは、NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏。1979年生まれ、わたしからみれば若いといえる世代です。フェイスブックに学生からの発信があり、興味深く読みました。

記事のタイトルは「選挙に行かない男と付き合ってはいけない5つの理由」

「特に20代女子の皆さんに、おっさんから忠告しよう。選挙に行かない男と付き合ってはならない。もし彼氏が選挙に行かない男だったら、今すぐ別れを考えた方が良い。暴論を吐いてアクセス数を稼ぐおっさんめ、と思われたかも知れない。しかしこれは事実だ。なぜか、を君の彼氏の代わりに解説しよう。5分もあれば読める。」と・・・

1.選挙に行くのが「面倒くさい」ということだったら
選挙に行かない理由が、「面倒くさい」だったら。
投票所はほとんどの場合、自分の家の近所だ。15分以内と言って良いだろう。
15分以内のところに休日行くのが面倒くさかったら、おそらく彼氏は君の子どもを
どこにも連れて行きはしないだろう。そんなやつとは結婚しない方が良い。別れよう。

2.選挙に行かないのが「どこに入れても同じ」だとしたら
彼が「どこに入れても同じだよね」と言っていたら、彼は日本語を読む能力が欠けている。
例えば、消費税に対し、民主党は「消費税引き上げの増収分は社会保障の財源に」と言い、共産党は「消費税増税中止法案を提出」と言っている。小学校五年生でも両者は全く反対のことを言っている、ということが分かる。
つまり、彼は小学校五年生レベルの読解力もない、ということになる。それだと社会に出てから苦労する。今すぐ別れたほうが良い。

3.選挙に行かないのが「なんだかよく分からない」なら
社会で働くということは、「なんだかよく分からない」ことも何とか調べて、分かったふりをしながらこなしていくことだ。ホンダの営業マンは日産よりも自社の軽自動車がイケてるのを、マニュアルとにらめっこしながら勉強して、お客にアピるだろう。でなきゃボーナスに響く。
ということは「なんだかよく分からない」ことに対して何もしないのが君の彼氏、ということになるので、仕事できないやつである可能性が高い。将来苦労する。考えなおそう。

4.選挙に行かないのが「その日用事ある」なら
期日前投票という制度がある。やり方はグーグルに書いてある。彼氏はおそらくグーグルを使うことができないのだ。若いのにインターネットを使えないというのは、職場における存在価値はほぼゼロだ。そんなやつに未来はない。別れよう。

5.選挙に行かないのが「政治家信頼していない」だったら
おそらく彼氏はそうやって斜に構えているのが格好良いと思っている可能性が高い。
そして99%の確率で、「政治家信頼していない」というほど、政治家についてよく知らない。マスメディアからの「政治家はダメだ」というシンプルな情報とレッテルを鵜呑みにして、信じきっていなければ、そんな発言はできない。

なぜなら、「政治家」と言っても多種多様で、実際に政治家と会って話せば、ひとくくりにできないことは分かるからだ。それはあたかも「中国人は信頼出来ない」「日本人は良い人」というレッテルと同じようにナンセンスだ。現地に住んでいれば、信頼出来る人もいればできない人もいて、良い人もいれば良い人じゃない人もいる、ということは誰にでも分かる。

だとしたら、彼氏は本当の君を見るのではなく、君を「女子大生」とか「読者モデル」というレッテルで判断している、ということもこの発言から分かる。時間がもったいない。今が別れる時だ。

【まとめ】
さて、若いうちから選挙に行かないとか言っている男とは別れたほうが良い、ということは分かってもらえたかな。
最後に言いたい。選挙を放棄するということは、君にも君たちの子どもの将来にも、本気では関心ないよ、ということと一緒なんだ。

知っているかい?若者があまりに投票しないから、国の支出は子ども:高齢者で1:11というひどい状態になっていることを。投票しない、ということはそういうことだ。
そう、選挙に行かない彼氏は、将来君たちの間に生まれる子どもたちに、良い教育や医療を与えなくても全然OKだよ、って言っているに等しいんだ。

つまり、社会の将来について考えられないやつは、君との将来も本当の意味では考えられない。
だって日本がズタボロになっていって誰よりも損するのは、君と君の彼氏の間に生まれる、愛する子ども達なんだもの。

**************

以上、転載させていただきました。

保育所増設や保育士の正規雇用にはお金がかかる、その財源はどうするのだという議論と、若年層の転入定住を促して生産年齢人口を増やし、税収を上げて自治体間競争に勝たなければなりませんという主張。議会のなかのおおいなる矛盾。そんな政治を許してしまってよいのですか。自分の住んでいる町の議会にもっと関心を寄せてほしいと、今朝も街頭に立って町政報告をしました。

若者の暮らしを支え、明日に希望を

2012年12月24日 | とだ*やすこの町政報告
クリスマス寒波到来ですね。島本町では12月議会が終わり、国政では選挙が終わり、わたしは毎夜のように宴席で人と出会い語りました。今年中には会いましょう、12月議会が終わったら会いましょう、たまにはいいだろうと少し気を緩めると、たいへんなことになってしまい、気が付けば手帳が埋まってしまいました。

人と人を紡ぎ、紡がれ、日々発展途上です。

最近、ほとんど家で夕飯をいただいていません。実は出不精のわたしですが、誰にも信じてもらえない。本当は家でゆっくりするのが一番好き。でも人がもっと好きです。嘉田知事の未来政治塾、ライブハウスでの脱忘年会「忘れる前に思い出せ」(フェイスブックみてくださいね)では、集まった20代、30代のみなさんと語り合いあう機会に恵まれ、明日の活力になりました。大人の責任は重いです。

自身もまた「新たな出会いの忘年会」を開催、今年お世話になった方を紡ぎ、おおいに語りました。すべて仕事に活かしたい。もっとよい仕事がしたい。当たり前ながら議員は万能ではない、欠けた部分を人に補っていただき成り立っているものです。

さて、久しぶりにパソコンに向きあうことができました。ようやく12月議会のご報告です。執行部から出された議案、補正予算に賛成しましたが、そこからみえる島本町の子育て支援についてお知らせします。

就労支援型幼稚園として預り保育を拡充するため、第一幼稚園の保育室改修工事に必要な予算が計上され、これに関連して保育の過密化対策について複数の議員が質問しました。

わたしは、今ある施設でできることとして、就労支援型預り保育の拡充を否定するものではありません。が、先進国と言われて久しい日本で、なぜ子どもたちが「倉庫を改修した部屋」で「預り」保育を受けなければならないのか、胸が痛いです

就労支援型預り保育を緊急措置として導入したというのなら、就学前人口の増加(大型集合住宅の建設などで若年層の転入があった影響で微増)や女性の社会進出など、島本町の現状と社会情勢を踏まえた総合的な子ども・子育て施策が必ず必要です。

待機児童ゼロを誇る島本町が、ゼロ歳児の待機児童を10人生んでしまったのも、施策に総合的な視点を欠いていたからです。開発は歓迎、人口増も歓迎、税収増は歓迎するが保育の拡充は財政困難を理由に未着手というのでは、この地を選んでくださった若い世代に申し訳ないです。

待機児童を出した理由が保育士の確保が困難ということの意味も重い。新聞の折込広告で保育士を募集するとして90,000円の予算が計上されましたが、その成果に期待するものの、平成24年3月までの契約では実質3カ月の雇用。極めて臨時的で不安定な条件で、果たして希望する人材が確保できるのか、疑問です。

予算単年度主義に縛られない発想で人を人として扱う雇用のあり方を問い直す必要があります。もちろん、わたし自身も模索し自ら新たなしくみを創造しなくてはならない。簡単ではありません。

若者、次世代の暮らしを支える施策が日本の最重要課題。それには若いみなさんに振り向いてもらえる政治をめざさないと。政治はあなた自身の暮らしを創造するもの、議席は議員の就職先ではなく、有権者のみなさんの権利を集約したものです。主権者は市民です。選挙からの政治参加がとても大事。

祖父母の時代には女性に参政権はありませんでした。誰かがどこかで戦って獲得された権利を手にして今を生きている自分に気がついたとき、わたしは30代でした。だから、若い人たちを責めずに伝えることができる。頑張らねばなりません。


画像は、自慢の卵焼き
大雑把に作って、このとおり!
玉子と塩と調理器具にこだわったら
後は楽々、超簡単です

明日から、これからが大事

2012年12月17日 | とだ*やすこの活動日記
国政選挙の結果、自民・公明が圧勝、民主党は惨敗しました。大阪10区、高槻市・島本町でも自民党から維新に移った候補が小選挙区で議席を獲得しました。応援している辻元清美さんは、比例区での当選を果たし議席を守ることができました。

島本町では得票数一位、ここは注目しておきたいところです。投票率は68.66%。わが町、島本は政治が身近な町だと再認識しました。大事なのはこれからです。国策として進められてきた原子力発電所をいかにして、安全・安心にたたんでいくのか。これは経済の問題でもあります。

もはや理念でも理想でもない脱・卒・非原発は対策、実務です。東北大震災のときに最も苦労した現場の政治家だからこそ、できることを実現して欲しいと願って応援します。公開討論会で候補者の訴えを直に聴けば、政治家としての実力や人物の魅力がはっきりします。自民党候補者も共産党候補者も素晴らしい候補者でした。

町議会で日々活動していると、議員の資質や活動実績がまちづくりの方向性を定めていることがわかります。島本町と島本町民のために働く議員を選び取って欲しいと切に願います。投票日は住民委員会発足30周年記念と重なりましたが、第一部、第2部共に参加した議員は数えるほどでした。事情は理解しますが、残念にも不思議にも思えます。

さて、小中高校の生徒の作文コンクール「ここが大好き島本町」。どの最優秀作品・小中高すべての作文はたいそう立派なものでした。企画の素晴らしさが生きていました。生徒のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。島本高校吹奏楽の演奏をクリスマス気分で楽しく聴かせていただきました。

また、大阪府立島本高校の校長先生の講演「生徒の夢が実現できる学校をめざして」を拝聴し、教育とはなにか、生徒、学校のもつ可能性を教えていただきました。生徒には先生の魅力を見抜く力がある。島本高校がこの町にとっていかに大切なものであるか、議員として深く受け止めることができました。

有名な方やタレントを招いた行事が多いなか、地域で活動し地域で活躍されている方にスポットライトをあてられたことが素晴らしかったと思います。地域に根差して活動されているからこそです。わたし自身、明日からまた精進して活動しよう、そう思えた記念式典でした。ありがとうございました。


画像は、最終日の辻元清美さん
午後8時直前、マイクおろしの街頭演説
わたしの応援史に残る演説となった

一般質問で質したいこと

2012年12月11日 | とだ*やすこの町政報告
12日午後一番に行う(予定)の一般質問の内容をお知らせします。

□公文書管理法の趣旨に則った文書取扱規程改正と適正な運用

公文書は
「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」
「主権者である国民が主体的に利用し得るもの」

適切な管理によって
「行政の適正かつ効率的な運営」を可能にし
「行政の諸活動を現在及び将来の国民に説明する責務」を全うするもの

衛生化学処理場の加圧浮上装置の設計図書等や町立プールの設計図書等については、本来、担当課において保管し「適正かつ効率的な運営」のために「常時活用」されるべき文書と考えるが、文書処理規程見直し後はどのように位置づけるのか

いまなお存在する設備の設計図書を「保存年限経過」という理由により廃棄されているが、平成23年度に庁舎に設置した太陽光発電の設計図書、仕様書は、いつまで保存すると決裁しているのか

電子文書の取扱について
他の行政機関に対する連絡、審議会のメンバーなどに対する連絡を電子メールで行った場合は、当該電子メールの内容を行政文書として適切に保存することが必要ではないか

文書の作成に関する改善
審議会の議事録については、公文書管理法の目的を達成するため、意思決定に至る過程や町執行部の事務事業の実績を合理的に検証することができるよう、発言者名を記載して作成する必要がある。見解を。


□し尿処理は水質汚濁防止法を遵守していますか
~ 衛生化学処理場の希釈処理の是非を問う ~

衛生化学処理場では、現状、窒素の濃度基準を守るための施設改良は行わず、水で希釈して規制基準内濃度に収めている。希釈により濃度は小さくなるが、窒素の総量はかわらないと認めておられる。

そもそも濃度規制の目的は、河川にかける負荷を少なくすることであり、当然、放流窒素の「量」を少なくすることを求めている。その意味で、総量が変わらないまま単に希釈して放流することは、法を遵守していると言い難い。

総量規制は、施設開設時に「施設」に許されている放流水量であり、河川に負荷をかけないことを目的とする「水質」の濃度規制とは別個のものであると考える。町の見解を問う。


□西大和学園中高一貫校の立地なき土地区画整理事業の今後

土地区画整理準備組合において、事業協力者を㈱大成建設関西支社と決定されたが、同社の提案された事業計画には、まちづくりの核となるとされてきた(学)西大和学園の中高一貫校の立地計画は含まれていない。

同校の開校希望年度に沿った開発を可能にするため、地権者に協力を迫ってきた事実がある。納得できるものではない。審査会における選定の経緯、議論の内容をお示しいただきたい。

大成建設の事業計画案について問う
文教地区に立地する予定の学校名が開かされないまま選定された。今後、どのようなスケジュールで、なにがどのように決められていくのか、事業の内容が不透明で、従前よりも不確定要素が多い。町はこのことをどう受け止めているのか。

もうひとつの核となる水無瀬病院についても未確定なのか。

売却を希望される地権者のご意向に沿うことは、有効的な開発による減歩率の縮小でもあり、一般的には建物の高層化にリンクすると考える。地区計画において高さ制限を30メートルとした根拠をお示しください。

JR島本駅ができて以来、財政困難であると繰りかえされてきた。事実そうであり、行財政改革の道半ばである。当該事業に町が一定の財政を負担するには、住民の熟議を経たものでなければならない。先行きが不透明な今、多額の起債は見送るべきであり、補助金等の支給が難しいことは明白。次世代に重い負担を強いることは避けたい。総合政策部長の見解を。


※なお、JR島本駅西地区の土地区画整理事業の計画案は、庁舎1階、情報コーナーのファイルに綴じられて閲覧可能です。


画像は、巴里の雑貨
まなびとひろばで後援をお願いした
整体院・元氣堂の副院長の純子さん
今年もパリ研修に行かれたそうです

院長独自の均操術は緩やかながら確実に身体が整います
鍼灸等の資格をもちながら敢えて保険治療を手放され
自らの手ひとつで、黙々と施術されています

わたしは、東洋医学の可能性を信じて
必要以上に薬に頼らない日常生活を選択しています





明日から12月議会

2012年12月10日 | とだ*やすこの町政報告
初日と二日目にわたって行う一般質問。各議員の質問のタイトルが島本町議会のHPに掲載されています。通告の順に行います。戸田は二日目の午前になると推測します。質問20分、答弁との合計で50分の持ち時間、各議員の使い方で変動します。


平成24年第3回島本町議会定例会における、戸田の一般質問
1.公文書管理法の趣旨に則った文書取扱規程改正と適正な運用
2.し尿処理は水質汚濁防止法を遵守していますか
           ~衛生化学処理場の希釈処理の是非を問う~
3.西大和学園中高一貫校の立地なき土地区画整理事業の今後

地味ですが、どれも重い課題です。時間制限があり(過去にはなかったそうです)与えられた20分は、複数の課題を取り上げ、調査に基づき追求するには短すぎます。しかし「今回もまた多くの質問をしているから、深く突っ込まれることはないだろう」と執行部に軽く思われているとしたら、いけません。

わたしが心がけているのは、質問により「町の課題」「争点」を明らかにして、これを市民と共有すること。住民のみなさんに知っていただき、自ら動いていただく「きっかけ」や「力」になり、それによって政策が動いていくというのが住民自治の柱と考えています。

若山台調整池の問題などは、まさにそうでした。入手した資料と自らの一般質問を住民のみなさんにお示しし、活用していただきました。住民自治を「まちづくりの基本」にできた基礎自治体は、政策を大きく誤ることがないはず。

わたしは是々非々で住民のみなさんと向きあいます。上司や議員、一部、特定の団体への風見鶏職員が「まちづくり」を誤ることのないよう最善の努力をします。


画像は、たまごの賞味期限12・12・12
これによって産んだ日が曖昧になっている
消費者ではなく流通目線のしくみ

生き物の命をいただく
放し飼いで健康的な餌を与えられて
のびのび育った鶏のタマゴを選びたい




議会と選挙とNPO

2012年12月07日 | とだ*やすこの活動日記
4日、国政選挙の公示日、早朝高槻市で候補者の第一声を聴きました。先送りにしていた一般質問の通告締切が11時に迫っていました。ほとんど寝ていません。しかし出発式に参加して、よかった。はじめて選挙に関わってから12年、公私ともにさまざまな困難、転機がありましたが、政治をあきらめずに、ひとりの政治家を支援してきた甲斐がありました。

初心を忘れずこの選挙に向きあいたいと思います。

今朝は、ソーシャルビジネスセンターに補助金のお話を聴きに京都府庁に行きました。7日の朝なら会える!と大山崎町の方に急遽ご紹介いただいたセンター長は素敵な女性。豊富なご経験から、府域を超えた連携の可能性にたくさんのヒントをいただきました。

帰路、地下鉄の駅でNPOでともに「持続可能な交通とまちづくり」を学ぶ仲間に偶然(!)出会う・・・自治体間の「共創」という言葉を呟き、わたしに大山崎町との連携の意義を気づかせてくれた自治体職員です。

午後は町役場で一般質問、議案審議に向けたヒアリング。そして夜は、湯浅誠さんをゲストに迎えた候補者立会演説会に参加するため、JAたかつきの会場へ。その途中、阪急電車でまたもや、同じNPOの別のメンバーである自治体職員と遭遇。

不思議な日でした。今日は母方の祖父の命日であり、力になってくださる方を教え導いてくれたのかもしれません。わたしが幼い頃に他界していますが、生前、政治家を応援し続けていたと最近知りました。週末は、自分のペースで議会準備に向きあいます。


画像は、京都府庁旧館の中庭
庁舎に文化が薫る時代があった名残り
いつか桜の咲く頃、花見がしたい



維持補修管理の公共事業が必須

2012年12月03日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
トンネル事故。懸念されていたインフラ事故が深刻な現実となりました。哀しすぎる事故、亡くなられた方の無念を思います。

インフラ老朽化は全国的な課題で、今回の件は氷山の一角といっても過言ではありません。技術への過信という点では原発と同じです。山の地殻変動が影響している可能性があるという指摘もあります。社会全体が安全安心にお金と人をゆとりをもって配する活力と理念を失いつつあることにも、日々、危機感をもっています。

わが町でも、公共施設も含めて、あらゆるインフラの老朽化が問題になっています。公共事業として、維持管理補修に目を向けることで、内需の拡大、新しい技術が生まれるのではないか。しかし、適切な財政負担を誰が判断するのか、行政職員や議員にその力量がないと、住民利益を損なうお金の流れをつくってしまいます。

しかしながら、人が亡くなって、はじめて注目されるというのは政治の怠慢です。

わたしが町議会で議論しようとしているのは、ひとつに、予算編成に際して、壊れていないモノにお金が出せない現状を改め、維持管理補修に経年的、計画的に予算計上するべきである、ということ。「公共施設のアセットマネジメント」という考え方です。

長寿命化が注目されるのは、クラッシュもビルドも財政的に厳しい現実が背景にあります。しかしながら、壊れたら直す=ここではじめて予算が認められる、という繰り返しに行政執行部は慣れているので、このことさえ、なかなか理解してもらえない、変えて行けないのが現状です。

もうひとつは、グランドデザイン(全体構想)です。これが古いから補修、こっちも古いから改修では基礎自治体の財政はもちません。なにが必要で、なにを諦めるのか。後者の方が実は重要で、あらゆる基礎自治体がフルセットで公共施設(プール、体育館、グランド、図書館、音楽舞台ホールなど)を維持管理できる時代ではありません。

今回のトンネル事故とは少し離れますが本質は同じです。賢く縮小(スマートシュリンク)していかなければならない。それを解決する注目すべきものとして「広域連携」が鍵になるとわたしは考えています。

トンネル事故で亡くなられた方の無念、負傷されたみなさんの困難を癒す言葉ではありませんが、事故を教訓に、維持補修管理、長寿命化と改築に国の財源が適切に使われるようにしなければなりません。

明日からの国政選挙。高槻・島本大阪10区衆議院議員選挙では、実力実績の伴う辻元さんに託したいと思います。福島原子力発電所の事故の惨状をもっとも身近に感じた国会議員のひとりとして、原発問題に取り組んでいただきたい。脱原発はもはや理想でも理念でもなく対策です。


画像は、昨夜、高槻現代劇場で開催された公開討論会
高槻まちづくり株式会社主催
毎回、市民主体で、すべてカンパで開催されています

大阪10区は常に激戦
好感度の高い新人候補者の参加で
有権者にとっては選択肢が広がりました