とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

町長2期目、令和4年度予算編成、いかに

2022年02月27日 | とだ*やすこの議会報告
ようやく寒さが緩み、日差しが春めいてきました。新型コロナウィルス感染症の影響でストレスフルな日々が続いています。

島本町議会は、明日から令和4年度2月定例会がはじまります。
令和4年島本町議会2月定例会議議事日程 
3ページに各議員の一般質問のテーマが掲載されています。

とだ*やすこの一般質問
(Ⅰ)百山アンダーパス周辺の交通環境整備
(Ⅱ)山間部にあるペット火葬施設の実態と課題
(Ⅲ)学校給食牛乳パックの再資源化は可能か ~現状と課題~
*初日2月28日の午前中の登壇です☆彡
 

町長の施政方針に対する各会派・会派に所属しない議員からの代表者質問と令和4年度当初予算への大綱質疑はこちらをご覧ください。

山田町長2期目、2年目の当初予算編成審議は、ふたつの常任委員会に付託して行います。


令和4年2月定例会議
 *いずれも午前10時から 役場庁舎3階  

本会議
•2月28日(月曜日)*主に一般質問
•3月 1日(火曜日) *主に令和3年度補正予算 
•3月 2日(水曜日) *主に大綱質疑
•3月 4日(金曜日) *主に大綱質疑
※進捗状況によっては4日目が開かれない可能性もあります ←追記:審議終了により4日は開催されません
※コロナ対策で議会運営にさまざまな工夫をしています(時短・傍聴席の縮小)

総務建設水道常任委員会
•3月 8日(火曜日)*請願審査
•3月 9日(水曜日)
•3月10日(木曜日)
*会派「人びとの新しい歩み」(中田議員)
*請願「住宅地の中の高層建築は30m以下とすることに関する請願書」の審議を行います
 
民生教育消防常任委員会
•3月14日(月曜日)
•3月15日(火曜日)
•3月16日(水曜日)
*会派「人びとの新しい歩み」(戸田・永山議員)
  
後半本会議
•3月25日(金曜日) *主に討論・採決


画像
小園に自生していた椿が花をつけました
なんとも健康的、明るく簡素な椿でした
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まちづくりの核となる公園         ~遺跡復元展示~(2)

2022年02月15日 | もっと文化を!そして歴史を!
西浦門前遺跡には現地で保存できないやむを得ない特別な事情があり、本来避けるべき移築(島本町歴史文化資料館敷地内)となってしまいましたが、その復元過程において島本町は市民参画で地域住民の学びの場を創造しました。

ご指導いただいた仲隆裕先生に今も深く感謝しています。また、同時期、本町の歴史文化資料館において開かれた庭園学会では、埋蔵文化財の保存・活用につき、研究者と複数他市の行政職員による熱い議論が交わされていました。

移築や一部復元の問題・課題、先進事例の紹介などを興味深く拝聴し、識者のご助言を得る必要があると気づきました。広瀬国木原遺跡(第一小学校西)、桜井の西浦門前遺跡(役場庁舎西)の発掘等を機に京都文化圏から熱い期待と注目が寄せられています。


***** 令和3年12月定例会議の一般質問から ***** つづき

JR島本駅西土地区画整理事業の課題 ~遺跡を活かした1号公園~についての質疑&答弁をご紹介します。※要約文責:とだ



文化財保護審議会に埋蔵文化財の復元・展示手法について実践的にご助言いただける識者はおられるか。


現在、文化財保護審議会に埋蔵文化財の実際の復元等を専門としている方はおられない。


西浦門前遺跡の庭園遺構を本町歴史文化資料館の敷地内に一部復元できた経緯と当時の取組内容について説明を。


西浦門前遺跡の庭園遺構については、発見後、保存及び復元について開発事業者と協議を行い、現地での埋没保存や付近での復元が困難であったため、歴史文化資料館の敷地内に移築復元することとした。

移築復元にあたっては、平成27年8月から京都造形芸術大学(現京都芸術大学)の仲隆裕教授の指導のもと、西浦門前遺跡の庭園移築プロジェクトと銘打ち、住民参加で移築復元作業を進め、同年11月に西浦門前遺跡の庭園移築完成披露を行った。


研究者や研究者を志す次世代に、実践的な研究、調査の機会、フィールドワークの場を提供するのも教育行政の重要な使命と私は考える。この点につき町長と教育長のお考えを。


答 中村教育長
文化財研究において、次世代研究者の育成のためには、実践的な調査研究の機会としてフィールドワークの場を提供することは大変有益であることは理解している。

教育委員会としては次世代研究者の育成の視点を大切にしつつ、限られた財源、地権者の理解なども十分踏まえた上で、今後の池泉跡の復元方法について協議してまいりたい。

答 山田町長
次世代研究者の育成のためには、実践的な調査研究の機会としてフィールドワークの場を提供することも大変有益であると認識する。今後、そうした機会があれば積極的に提供してまいりたい。



とだ*やすこは、昨年、遺跡復元の現場を幾つか訪ねました(高槻市の史跡新池ハニワ工場公園、京都市内の平安京大極殿跡公園、京都市二条公園等々)。説明・展示の在り方も含めて公園全体の設計の段階から識者のご助言を得ることの重要性に気づきました。

歴史文化の視座からも有識者のご助言を得て、島本町教育委員会として内外からしかるべき評価が得られる復元展示を実現しなければなりません。今回の一般質問でもこの点を強く求めましたが、これには地権者のご理解、ご協力が必須です。


画像
尾山遺跡の鎌倉時代池泉跡(JR島本駅西)
本町における鎌倉時代の貴族社会を物語る貴重な遺跡
※令和2年10月3日現地説明会にて撮影

濁水を池に流さないための砂落とし
壁面に据えられた曲げ物
底に石が敷き詰められた土坑など
高度な技術と貴族的な趣向がみられるとのこと
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まちづくりの核となる公園         ~遺跡復元展示~(1)

2022年02月12日 | もっと文化を!そして歴史を!
本来、公園は地域のまちづくりの核となるものです。欧米諸国、さらには中華圏、イスラム圏と比較しても(些細な経験からの印象にすぎませんが)、日本の公園には「憩い」「緑」「水系」などの「余白」がないと思えてなりません。

本当に必要なのは、行政が管理する遊具や健康機器なのでしょうか。必要なのは、ゆるやかなコミュニティ形成と(いささか大袈裟さながら)個の確立を可能にする「時間と空間」の「余白」では?と思えてなりません。


土木・建築・造園技術を駆使してデザイン・設計を重視し、人間工学に基づいた空間形成をめざしていかなければならないと考えます。景観形成の重要要素であるとともに災害時の避難場所としての機能と効率性も必須です。

さて、とだ*やすこは、JR島本駅西地区(土地区画整理事業という手法での面的整備)に新たにできる公園に、当地で発掘された埋蔵文化財:鎌倉時代池泉跡の復元展示の必要性を訴え続けています。

***** 令和3年12月定例会議の一般質問から *****

JR島本駅西土地区画整理事業の課題 ~遺跡を活かした1号公園~についての質疑&答弁をご紹介します。※要約文責:とだ



公園の設計業務を担われる事業者はどこか。アプローチ、植生、遊具や東屋の有無、その位置など、多くの要素が含まれているが、町は現在、どのような関係機関とどのような協議を進めているか。


現在、JR島本駅西土地区画整理組合の業務代行者である株式会社フジタが、阪神園芸株式会社へ業務委託を行うことにより進めていただいている。おおむね今年度末までに完成させる旨、聞き及んでいる。

当該公園に関する協議については「JR島本駅西地区まちづくりガイドライン(令和3年8月策定)」の指針を活用し、アプローチや植栽、遊具、東屋の有無などを含め、当該事業組合と具体的な協議を進めている。

◇JR島本駅西地区の公園
1号公園:マンション計画予定地の南側に1号公園
2号公園:町立第三小学校の南側



植栽等について環境保全審議会の会長にも町に対してアドバイスをいただいているとのこと。具体的にどのようなご助言をいただいているか。


公園全体の景観、通路付近への植樹による見通し(防犯上の問題)、シンボルツリーなど。山桜などを植樹しメンテナンスフリーで大木に育てるなど、将来的な維持管理面を踏まえた具体的なアドバイスをいただいている。


基本方針のようなものが明文化され、町と株式会社フジタとの間で共有できているという、そのような理解でよいか。


当該公園に関する基本方針については「JR島本駅西地区まちづくりガイドライン」に基づくこととする。

1号公園:本町の歴史文化遺産の保全・活用に資する公園。景観等に配慮し、防災機能やコミュニティ形成に資する公園
2号公園:住民、特に子どもたちが親しみやすい公園。防災機能を備え、植栽は緑量の多さに配慮する


1号公園は遺跡を活かした公園であるか


具体的にどのような形で遺構を保全活用していくかについては協議中。基本方針(ガイドライン)に基づき、教育委員会と連携を図りながら引き続き歴史文化遺産の保全・活用に向けた協議を行ってまいりたい。   ※つづく


画像
尾山遺跡の鎌倉時代池泉跡(JR島本駅西)
記録保存の後、調整池設置工事で解体撤去
※令和2年10月3日現地説明会にて撮影

くぼみのところにケヤキの根(右側)
底には青色系の石が敷き詰められ
水量の多いときは溝から水が抜ける構造
と考えられている ※現時点の町教委見解


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都市マス改定に初の住民説明会!➡延期

2022年02月07日 | ☆彡しまもと景観まちづくり
島本町は現在、都市計画マスタープラン(都市計画の最上位計画、さらに上に総合計画)を見直し(改定)事務を行っています。

☆彡都市計画マスタープランとは
「町の都市計画に関する基本的な方針」を定める計画。まちの将来を描き(理念)、地域ごとの特徴や課題に応じた整備方針などを明文化するものです。

実施を具体的に約束したものではなく大枠の方向性を定めるものです。また、ここに記載されていないことを首長が自らの政策判断で行おうとすることを制限する役割も担っている、ととだ*やすこは考えます。



「広報しまもと2月号」でご存知の方も多いと思いますが、今回、はじめて住民説明会!が開かれる予定でした。他市と比べれば遅きに失したといえますが、これはまぎれもなく町民と歩む島本町政への小さくも大きな一歩です。

残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催はいったん延期されることになりましたが、開催の折にはぜひご参加いただきたく思います。町のHP

今日7日から予定されていた「都市計画マスタープラン(案)」への意見募集=パブリックコメントも延期されます。パブリックコメント募集のお知らせのつもりで下書きしていた当ブログ記事でしたが、延期のお知らせとなってしまいました。

☆彡都市計画マスタープラン(案)とその資料については、こちらをご覧ください。

開催時期は決まり次第、当ブログでもお知らせします。みなさんのご意見をお寄せください。まちづくりの主役は住民です。

お寄せいただいた意見とそれに対する町の考え方はHPで公表されます。都市計画審議会の重要資料として活用され、議論の質と方向性を決める大事な要素になります。


***広報しまもと2月号***  
*12ページ
あなたのご意見(パブリックコメント)募集します
町は、都市計画マスタープランの見直し(改定)について住民意見を募集します
募集期間:2月7日(月)~3月8日(火) ➡延期

*13ページ
住民説明会を開催
都市計画マスタープランの疑問点お答えします!
2月20日(日) ➡延期
①13時30分~ 大沢・尺代・山崎・東大寺・広瀬・若山台にお住まいの方
②16時~   青葉・桜井・桜井台・百山・水無瀬・江川・高浜にお住まいの方
島本町ふれあいセンター3階・第4学習室
各回30人(抽選)


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忍辱山円成寺(奈良市)
春まだ浅きある日
運慶最初期の大日如来像(国宝)
阿弥陀堂前浄土式庭園を訪ねて
 
JR島本駅西・桜井にあったであろう
浄土庭園のイメージをつかむ旅
半分お仕事、お弁当持参、気分は旅行
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まちの景観、将来像を描くのは誰?

2022年02月01日 | ☆彡しまもと景観まちづくり
オミクロン株が猛威をふるっています。感染された方、濃厚接触者となられた方に心よりお見舞い申し上げます。誰もが悩ましくストレスフルな日々を過ごしています。けれども、やがて来る春も、日々、近づいています。

如月と声にしてみる春隣  靖子

ご存知のように、JR島本駅西地区において大型開発(土地区画整理事業)の基盤整備工事が進められています。駅の西口近くに建設される集合分譲住宅(事業主:阪急阪神不動産株式会社)には、15階建て(約45m)の建物が2棟含まれています。

また、阪急水無瀬駅とJR島本駅を結ぶ楠公通(通称)に、14階建てのマンション建設(事業主:フジ住宅)が計画されています。周辺住民のお困りの声、階数の見直しを求める声は当然のことです。

阪急水無瀬駅からJR島本駅までの近隣商業地域(都市計画法 による 用途地域 の一つ)のあり方も含めて、町の将来像をこれからの時代にふさわしいものに変えていくときです。

これまで多くの議論があった建物の高さと景観まちづくり。これ以上、涙する方を増やさないためにも、急ぎ人口減少時代にふさわしい都市の将来像を描かなければなりません。

このことをとだ*やすこは過去10数年、終始一貫、訴え続けてきました。そして今、ようやく、間違いなく、町政はその方向を向いています。

➡都市計画マスタープラン(策定中)
2月に住民説明会と住民意見募集(パブリックコメント)
➡景観計画(策定に向けて準備中)
➡立地適正化計画策定
都市計画マスタープランの一部に位置づけられるもの
➡景観条例の制定(法的根拠となる)
こういった過程を経て、町域内の地区ごとに建物の高さ制限をかけていく必要がある、と考え、主張してきました。

町域全体でみれば、桜井には小野薬品工業株式会社水無瀬総合研究所、百山には 積水化学工業株式会社開発研究所、山崎にはサントリー蒸溜所などがあり、いずれも島本町にとって景観まちづくりの重要な要素(産業景観)です。

建築物の高さに制限を設けることは、土地所有者の権利に関わることです。だからこそ首長が自らの政策判断で独断で制限することは慎むべきであり、簡単に許してはいけないと考えています。

一方で、土地所有者の権利や目先の経済的効果を理由に建築物の高さに制限をかけないという選択を、行政、議会、住民がいつまでも続けていたなら、既存住民の暮らしの環境は悪化するばかり。町の魅力も損なわれます。

住民が自ら学び、行動し、判断する。その先にこそ真の景観まちづくりがあります。議員としてなにをすべきなのか、できることは?できないことは? これ以上の大型開発、極端な人口増に反対の立場から、日々、考え続けます。


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林檎のコンフィチュール(ジャムのこと?)
八角・桂皮・カルダモン・檸檬風味
コンフィチュールの妖精
クリスティーヌ・フェルベールさんのレシピ


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