今年も残すところ、今日と明日の二日となりました。みなさんとって、今年はどのような年でしたでしょうか。
わが家では、お正月に母(別居)が腰痛を訴え、1月の半ばの検査で「脊椎2か所の圧迫骨折」と診断、その場で入院が決まりました。
退院後は、介護ヘルパーさんの訪問介護とシルバー人材センターからの家事支援(元気な頃から依頼して信頼関係を築いていました)で、徐々に仕事に復帰、夏には要介護1を返上すると宣言しました(現在要支援2)。
遠方の友人に会えるのもいつまでか、と精力的に外出してはいるものの、活動範囲は格段に狭まりました。地域でできること、と民生委員を長く務めておられたクリーニング屋さんの空き店舗を活用して地域交流の場を立ち上げました。
ご近所さん(70~90歳)が楽しみに集まっておられる、ケアマネージャーが毎回訪ねてくださるなど、月に1回、順調に回を重ねているとのことです。
救急救命医療の現場を訪ねることも重なりました。母方の伯父は帰らぬ人となり、父方の義伯母は寝たきりの転院となりました。幼い頃から物心ともにお世話になった人を送ることが増えました。
また、認知症とともに生きることが本人と家族にとってどれほどにたいへんなことかを身近に知る年でもありました。「認知症の方の心に触れる関わり方 ~地域で活かすバリデーション講座~(いきいき健康課主催)に参加しました。
お話は、都村尚子さん(関西福祉科学大学)。会場ではハンカチで涙を抑える姿が多くみられました。認知症の方の感情にフタをするのではなく、嘘や芝居でごまかすのでもなく、まず向き合う。
パッシングケア(「はいはい、あとでね」「まぁ、お茶でもどうぞ」とやり過ごす対応)や向精神薬による薬物療法で本人の混乱や興奮を「おさめる」のではなく、認知症高齢者の混乱と奮闘を受け入れ、共感しようとする、それがバリデーションです。
人が「尊厳」をもって自ら生き抜く手助けをする介護のコミュニケーション法に感銘、都村尚子さんの著書を2冊購入しました。日本語に適切に訳されたとき、バリデーションは市民に広く理解されると思います。
一方、お金も重い課題です。人の支え、地域の支えは有り難くても、それだけではどうしようもない。これまで生き、蓄えてきた財産を人生の終盤にどのように使うかは大きな課題です。
生き方、暮らし方が多様になった反面、「家族」「相続」が争いごとになるケースも増えています。「我が家は財産なんてない」と思われる方、実は、争いの多くが遺産5,000万円以下のケースで起きていることをご存じでしょうか。
相続財産の多くを占める不動産(家・土地)は分割が難しいため、争いが起きる原因となります。空き家問題の根源はここにあるともいわれます。
お金や法律の現実を冷静に見極め、相続、遺言の基礎的な知識を知っておくことは、自らの生き方をみつめることにもつながるはず。次回の「まなびとひろば」は、「相続」を学び、考える機会にしたいと思います。
■学習会
第15回とだ*やすこのまなびとひろば
相続、遺言、生き方のこと
~ ケースワークで学ぶ相続問題 ~
2017年1月21日(土)10:30~12:00
島本町ふれあいセンター1階・健康教育指導室
おはなし:松川泰樹さん
司法書士 北摂・高槻生活協同組合専務理事
参加無料・申込不要 ※事前申込歓迎
主催:とだ*やすこのまなびとひろば
※お問い合わせは当ブログの「コメント」をご利用ください。すぐには対応できかねますが、お返事させていただきます。
※新年早々、相続、遺言のお知らせとなりますが、21日の開催ですので、どうぞご理解いただきますようお願いします
画像
先日、京都国立近代美術館に立ち寄り
一子相伝、楽家代々の茶碗をみてきました
千利休と初代長次郎の出会いに前衛をみて
ご当代15代目の斬新なお茶碗が理解できました
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください
わが家では、お正月に母(別居)が腰痛を訴え、1月の半ばの検査で「脊椎2か所の圧迫骨折」と診断、その場で入院が決まりました。
退院後は、介護ヘルパーさんの訪問介護とシルバー人材センターからの家事支援(元気な頃から依頼して信頼関係を築いていました)で、徐々に仕事に復帰、夏には要介護1を返上すると宣言しました(現在要支援2)。
遠方の友人に会えるのもいつまでか、と精力的に外出してはいるものの、活動範囲は格段に狭まりました。地域でできること、と民生委員を長く務めておられたクリーニング屋さんの空き店舗を活用して地域交流の場を立ち上げました。
ご近所さん(70~90歳)が楽しみに集まっておられる、ケアマネージャーが毎回訪ねてくださるなど、月に1回、順調に回を重ねているとのことです。
救急救命医療の現場を訪ねることも重なりました。母方の伯父は帰らぬ人となり、父方の義伯母は寝たきりの転院となりました。幼い頃から物心ともにお世話になった人を送ることが増えました。
また、認知症とともに生きることが本人と家族にとってどれほどにたいへんなことかを身近に知る年でもありました。「認知症の方の心に触れる関わり方 ~地域で活かすバリデーション講座~(いきいき健康課主催)に参加しました。
お話は、都村尚子さん(関西福祉科学大学)。会場ではハンカチで涙を抑える姿が多くみられました。認知症の方の感情にフタをするのではなく、嘘や芝居でごまかすのでもなく、まず向き合う。
パッシングケア(「はいはい、あとでね」「まぁ、お茶でもどうぞ」とやり過ごす対応)や向精神薬による薬物療法で本人の混乱や興奮を「おさめる」のではなく、認知症高齢者の混乱と奮闘を受け入れ、共感しようとする、それがバリデーションです。
人が「尊厳」をもって自ら生き抜く手助けをする介護のコミュニケーション法に感銘、都村尚子さんの著書を2冊購入しました。日本語に適切に訳されたとき、バリデーションは市民に広く理解されると思います。
一方、お金も重い課題です。人の支え、地域の支えは有り難くても、それだけではどうしようもない。これまで生き、蓄えてきた財産を人生の終盤にどのように使うかは大きな課題です。
生き方、暮らし方が多様になった反面、「家族」「相続」が争いごとになるケースも増えています。「我が家は財産なんてない」と思われる方、実は、争いの多くが遺産5,000万円以下のケースで起きていることをご存じでしょうか。
相続財産の多くを占める不動産(家・土地)は分割が難しいため、争いが起きる原因となります。空き家問題の根源はここにあるともいわれます。
お金や法律の現実を冷静に見極め、相続、遺言の基礎的な知識を知っておくことは、自らの生き方をみつめることにもつながるはず。次回の「まなびとひろば」は、「相続」を学び、考える機会にしたいと思います。
■学習会
第15回とだ*やすこのまなびとひろば
相続、遺言、生き方のこと
~ ケースワークで学ぶ相続問題 ~
2017年1月21日(土)10:30~12:00
島本町ふれあいセンター1階・健康教育指導室
おはなし:松川泰樹さん
司法書士 北摂・高槻生活協同組合専務理事
参加無料・申込不要 ※事前申込歓迎
主催:とだ*やすこのまなびとひろば
※お問い合わせは当ブログの「コメント」をご利用ください。すぐには対応できかねますが、お返事させていただきます。
※新年早々、相続、遺言のお知らせとなりますが、21日の開催ですので、どうぞご理解いただきますようお願いします
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先日、京都国立近代美術館に立ち寄り
一子相伝、楽家代々の茶碗をみてきました
千利休と初代長次郎の出会いに前衛をみて
ご当代15代目の斬新なお茶碗が理解できました
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください