とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

デジタル化社会➡個人情報の利活用

2022年12月26日 | とだ*やすこの議会報告
今年も残り少なくなりました。クリスマス、バレンタイン、ハロウィーンなど、自身の宗教観とは無縁の商業的なイベントが増えました。

宗教行事を「文化」として許容する曖昧さと包容力がある一方、昭和の頃にあった日本の伝統的な行事や設えが埋没しがちです。今年を振り返って、政治と宗教、そして政教分離の原則を改めて思います。


さて、今日は島本町議会12月定例会議の最終日でした(総務建設水道委員会に付託した二つの議案の討論採決。1時間以内で終了)。午後は淀川右岸水防事務組合の定例会議があり、阪急十三駅へと急ぎ移動しました。

令和4年12月定例会議
第79号議案 島本町個人情報の保護に関する法律施行条例の策定について


「個人情報の保護に関する法律の一部改正」に伴い、「地方公共団体に許容される措置について必要な事項を定める」ための新たな条例「島本町個人情報の保護に関する法律施行条例」を制定しました。*令和5年4月1日施行

今回の条例制定において、島本町は手数料を引き続き無料としたこと、開示決定の期限を現行並みとしたこと、審議会を存続させたことは、いずれも妥当な判断であり評価できる点です。

しかしながら、これにより昭和60年に定められた歴史ある「島本町個人情報保護条例」は廃止されます。とても残念です。

「島本町個人情報保護条例」は基本的人権の擁護を目的としていました。一方、国の「個人情報の保護に関する法律」の第1条(目的)には「基本的人権」という表現そのものはありません。

第3条(基本理念)にあるのは「個人の人格尊重」という言葉です。憲法改正をめざす政権与党によって、ここでも「人権」という言葉が敢えて避けられている?と思ってしまうのは、わたしだけでしょうか。


改正は「新たな産業の創出」や「活力ある経済社会」等の実現に資するよう、個人情報の「有用性」に着目している点に特徴があります。背景には、情報の質、多様性、量、スピード、利活用の手法が著しく変化していることへの対応課題があります。

デジタル社会の進展に伴い、官民を超え、地域を超え、個人情報の利用が著しく拡大しているうえ、さらなる利活用が進められようとしています。

好むと好まざるにかかわらず、この流れはもはや止められません。個人情報の利用停止・消去請求権、第三者への提供禁止請求権の要件緩和をはじめとする権利保護の強化*がなされたもの、と受け止めざるをえません。

*主な権利保護の強化
・短期保有データの保有個人データ化・保有個人データの開示請求のデジタル化・利用停止・消去請求権、第三者への提供禁止請求権の要件緩和・個人データの授受についての第三者提供記録の開示請求権

一方、今回の法改正は、自治体独自の考え方や運用を「許容されない」もの、として否定するものになっています。

法的安定性を担保する必要から、地方公共団体の法解釈に一定の制限が設けられ、たとえば、目的外利用や外部提供について、これまでのように島本町情報公開・個人情報保護運営審議会の判断を仰ぐことができなくなります。

自治体の裁量が及ばないという点において、権利擁護の後退を招く側面があるのでは?と懸念するところです。

未知のウィルス感染症蔓延や大きな災害に対応する局面で、全国的な課題に対応することも目的のひとつといわれているようですが、医療や災害対策においてはデータ収集よりも個々人への対応に予算が配分されてほしいと思います。

いずれにしても、個人情報保護の考え方は、憲法第13条から導かれるべきものです。憲法第13条の下、個人の尊重と権利利益の保護を図るという基本的な理念を失ってはなりません。

現行の島本町個人情報保護条例が、その第1条において述べているように、引き続き、住民の基本的人権を擁護することを大きな目的とし、個人の尊厳を旨とすることを求めて、とだ*やすこは本条例に賛成しました。


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苺の産地・栃木県から
「はこいりむめ」が届きました

クリスマス商戦によるハウス栽培
苺のクリスマスケーキは日本特有のもの

苺の旬はいつ?

苺のクリスマスケーキを辞めれば
エネルギー消費は削減できます
苺が使われないクリスマスケーキが
主流になっていくといいなと思います

有機農業とオーガニック給食(亀岡市を訪ねて)

2022年12月20日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
島本町議会は昨日の総務建設水道委員会(中田議員)を終え(とだは傍聴)、12月定例会議の本会議27日を残すのみとなりました。

同日午後には淀川右岸水防事務組合(戸田)の12月議会(27日午後)があります。とだ*やすこは、昨年より2年間、同組合議会で議長を務めることになり、今秋は国交省近畿運輸整備局や東京本局への要望活動において貴重な経験をさせていただきました。


議会の合間にも会派代表者会議(永山議員)、議会だより編集委員会(永山議員)が開催されます。議員はあたかも議会のある日だけしか働いていないという印象をもたれることがとても残念です。

さて11月22日は京都府でいちはやく「オーガニックヴィレッジ」宣言をされた亀岡市に行ってきました。*親しくしている北摂の市民派議員に誘っていただき自主勉強

「若い世代の移住と定住」を考えたとき「避けられない課題が有機農業」と気づいたことが「オーガニックビレッジ宣言」の発端である、という若手中堅職員さんのお話。流石!です。


長く産業観光事業を担ってこられた上司の管理職のお話にも感動しました。ひとつひとつの言葉に嘘がない、実践と経験値からの強い意志を感じました。そこには明るさがありました。

亀岡といえば記憶に新しいのがスタジアム誘致。JR亀岡駅、農地、スタジアム、土地区画整理事業、アユモドキ(国の天然記念物指定)、都市公園、ビオトープなどなど、JR島本駅西の開発計画が浮上した際、市民主催の勉強会に参加させてもらったこともありました。もう10年も前のことです。

アユモドキが国の天然記念物であったことから全国的な関心が集まり、スタジアム建設位置は見直されました。結果、駅前の農地は市が買い上げて商業施設誘致ではなく水田の保全に努められるなど、亀岡市の取り組みには特徴的な経緯がありました。

その延長線上に、農林水産省の「みどりの食料システム戦略推進交付金」の活用、有機農業に地域ぐるみで取り組む「オーガニックビレッジ宣言」があります。

課題は多いが、目指すべきところを定めてやると決めた!旗を掲げた!職員さんのアグレッシブ(意欲的・積極的)なお話をた~くさん伺いました。

同じことが島本町でできるかというと決してそうではないと思います。まず、農業従事者の数、農地面積が圧倒的に異なります。具体的に正確に調べていませんので数字はここに書きませんが、かつて農業委員会に所属していた経験からそう思います。

島本町は島本町の地域性、歴史、強み(とだは筍と考える)あるいは弱み(放置竹林)を掘り下げて、めざす方向性を自ら考えていかなければなりません。

最近注目されてきている「オーガニック給食」。「食」と「環境」は深く関係しています。環境に負荷の少ない食を広げるために、学校給食にオーガニックを取り入れていくことで後押ししていこうという動きがはじまっています。

実際には課題があまりにも多く、導入へのハードルはとても高いです。それならばどうしたらよいか、なにができるかという視点に立ち、亀岡市が見出された解決の糸口のひとつが、自校炊飯が行われている「保育所」でした。


今、急激な円安が社会に大小さまざまな影響を及ぼしていますが、「農」と「食」を見直す機会ととらえれば、できること(政策)があるはずです。10年、20年、30年後の日本人が、どんなお米、お野菜、畜産海産物を口にするのか、今、大きな岐路に立っていると思います。

消費はもっとも身近な社会参画です。わたしたちが、なにを買うか、買わないかで社会は変わり得るはずです。「遺伝子組み換え」「ゲノム編集」の農産物や、それらを飼料に与えられて育った牛や豚などの畜産物しか口にできない国になってしまわないよう、傍観も諦観もしていられません。


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12月3日
第38回島本町農林業祭
障害者週間ふれあいバザール
手づくりコミュニティ市

島本町歴史文化資料館前庭
桜井駅跡史跡公園にて同時開催
ふれあい日和、お天気も最高でした

他府県からの野菜の販売が
行われていることが悲しいです

「文化行政」をテーマに一般質問します

2022年12月11日 | とだ*やすこの一般質問
明後日13日から12月定例会議がはじまります。今回の一般質問のテーマは「文化行政」。まず「テーマを絞り込み」「全体の構想を考え」、議長に「届出」をして、質問の内容を「通告」。←ココが議会前の最初の大きな山場

通告後は担当課と意見交換を行い、その後、手にした答弁案をもとに再質問を考えます。以前は答弁をもらうことなくライブで質問していたため緊張感はあったものの(それはもう半端ではない緊張感)、質問と答弁がかみ合わなかったり時間が足りなかったりで建設的とはいえない側面もありました。


(1)もっと文化を!文化振興計画の策定を求めます
「文化は、人類の英知の積重ねにより生み出される貴重な財産であり、先人が培ってきた文化を継承し、発展させるとともに、多様な文化を受容しながら、新たな文化を創造し次世代へと引き継いでいくことは、私たちの願いであり、責務」です。これは大阪府文化振興条例の冒頭にある言葉です。


文化芸術振興基本法(2001年)により大阪府は大阪府文化振興条例を施行。「府、府民及び事業者が協働して文化の振興に力強く取り組むこと」とされています。


その理念に基づき「おおさか文化プラン(大阪府文化振興計画)」を策定、現在は令和3年度から令和7年度までの5年間を計画期間とする「第5次大阪府文化振興計画」が推進されています。近隣自治体においても同様の計画がつくられています。

本町においても文化振興計画を策定する必要があると考え、以下、通告に基づき質問します。

「島本町文化推進計画」について
川口町政において「島本町文化推進計画」(2006年4月)が策定されました。計画期間は10年、社会情勢変化等により適宜見直すこととされていましたが、現在はどうなっているのかを問い、新たな計画はつくらない、と決定されてしまっていたことを明らかにします。

島本町文化振興計画の策定について
本町の文化推進計画は素晴らしいものでした。これをベースにした新たな島本町文化振興計画を策定する必要があると考え、次のように提言します。

基礎データの収集と分析、市民・学校などへのアンケート調査、各種団体への聞き取り調査を経て、島本町における文化振興に関する現状を把握した上で、計画素案を文化推進委員会に諮り、パブリックコメントにかけて策定すること *茨木市・摂津市などの事例を参考にしました

これにより島本町の歴史文化的傾向と価値を住民が広く知り得ることになります。実は、ここが重要で、言いかえれば、こういったことなくして島本町固有の歴史文化・文化遺産・自然の価値を住民が知り、大切にし、次代に引く継ぐ責任を自覚することは難しいと考え、町の見解を問います。

各種事業を計画に沿って実施していくことの重要性
長期的な視点に立って、文化振興の総合的な戦略として施策を体系化し、同計画を本町の文化施策の柱に位置づけておかなければなりません。

生涯学習課が担う文化事業は多様で広範囲、限られた予算と人材で、なにを優先し、なにを住民の主体性に委ねていくべきか、が常に問われているはずです。

いまのままでは、めざすべき方向性が定まっていないまま常に忙しいということになりがちです。島本町文化振興計画は、生涯学習課における行政改革、選択と集中、新たな展望の指針になり得ると考え、改善を求めます。

大阪は東アジアをはじめとする諸外国の文明や文化の交流のための表玄関として、多様な文化を積極的に受け入れ、また上方の文化を育み、府民はこれを誇りとしてきました。

加えて、本町の場合は、平安・京都の文化圏との連続性という強みをもちあわせています。この点においても、本町の独自性を活かした文化振興を推進していくための「島本町文化振興基本計画」の策定が重要です。



(2)JR島本駅西土地区画整理事業 ~尾山遺跡の池泉跡復元~
島本町(都市整備課)は、JR島本駅西土地区画整理事業における新公園(1号公園・2号公園)の名称を募集しました。応募があったものを選定委員会にかけて数点に絞り、現在投票が行われています(12月16日まで)。わたしも投票しました。



実は、同公園には尾山遺跡・池泉跡復元のために5×5mの区画が設けられています。*「JR島本駅土地区画整理事業1号公園全体平面図」

土地区画整理事業として、組合側でスペースを確保しているものですが、復元は土地区画整理事業として行われるのか、それとも島本町が経費を負担して行うことになるのかを問い、進捗状況(実はほとんど進んでいない)を議場で明らかにします。


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しまもとコミュニティ手づくり市にて
木製のティッシュボックス 1800円
マリメッコ風の布はエプロン 2000円

丁寧な手仕事、作り手の熱い思い
アナログ、対面、コミュニティ☆彡


どうする?学校プール(民生教育消防委員会研修)*2

2022年12月11日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
つづく☆彡 

考察 ~両市での視察を終えて~
学校プールを統合しての全天候型屋内温水プールの新設につき、肯定的な私見が得られました!その理由を以下に述べます。


▸各学校において、天候や暑さ指数(WBGT)に左右されることなく安定した水泳指導(時間割通りの授業)が行える ←ココ重要
▸プールの維持管理や授業中の監視に係る教職員の配置など学校側の負担が著しく軽減され、教師の働き改革につながる
▸学校プールの維持管理と水泳指導時の安全管理は昨今の教職員にとって大きな負担といえる。集約することにより授業研究や児童生徒との時間に費やすことができると期待できる

▸統合すれば各校の課題解決にプール跡地が活用できる
・第3小学校に仮校舎が必要となる可能性がある(校区内で複数の大型集合住宅の計画あり)
・第1小学校ではグランドの狭さが過去、給食室新設の際に課題となった
・第2中学校脇のテニスコート老朽化(地形的に災害時における崩壊などが危ぶまれる)

▸町営プールを廃止して久しい(維持管理に年間1000万円以上、大規模改修時にはそれに勝る経費負担があったと記憶)
▸事業の展開次第では未就学児とその保護者の新たな集いの場としての活用が期待できる

▸老朽化した施設のメンテナンス(絆創膏的対処策)ではなく「公共施設総合整備計画」の基本的な考え方に基づく施策である
▸現状、庁舎、ふれあいセンター(図書館含む)、歴史文化資料館など多くの公共施設が桜井方面に、商業施設が水無瀬駅周辺に集中している
▸JR島本駅西地区に子どもとその保護者対象の新たな施設の設置が計画されている。水無瀬川右岸・左岸地区における地域交流、にぎわい創出がまちづくりの課題といえる

▸過去に水無瀬川緑地公園に計画され、長く凍結されているスポーツ施設の開設であるため、設置場所は山崎・水無瀬川緑地公園敷地内が望ましい(課題はあるが予定用地あり)
▸地下貯水槽を備えている水無瀬川緑地公園(計画当初は、体育館・屋外プール等を含めて水無瀬川運動緑地公園であったと認識)とともに水無瀬川左岸における主要避難所として位置づける
▸シャワー室やトイレが災害時に利用できる(ふれあいセンターの浴室を廃止したため、ある方が望ましい)
▸水害時に隣接保育園の園児等が屋上に緊急避難できる

重要な視点として
▸施設側で水泳指導の補助と監視があるため、監視機能が高まり安全面の向上が期待できる一方、指定管理者側の業務内容を予め明文化して協定を結び、責任の所在を明確にし、常に確認を怠らないことが重要である
▸学校授業での利用を大前提とし、神栖市のように同じ時間に一般利用者がプールを利用することがないのが望ましい。生徒児童、特に女児、女子の水着姿に配慮してのことである

▸円滑な授業の運営に授業を受ける児童生徒が同時に着替えられるスペースの確保、プールサイドで授業を受ける児童生徒が一斉に準備運動ができること、雨に濡れることなくバスから施設に移動できることなど、設計段階から考慮しなければならないことを見落とさないこと
▸体育館とともに整備し、管理運営も一括で行うのが望ましく、そうすべきである

最後に
全天候型屋内プール施設の開設の是非について、まずは財政面から具体的に検討*する必要があると思いました。そのうえで住民説明会、パブリックコメント、議会での議員間討議などを経て賛否の方向性を定めていけたら、理想的です。

とはいえ建築資材の高騰により新庁舎建設の費用は計画よりも高くなる(5億円規模)ということがわかっています。しかしそれをもって課題を先延ばしにするわけにもいかない課題であり、住民的議論が必要。PTAでも話題にしていただければ幸いです。


*財政面の検討:学校プールを維持する場合との比較、町営プール廃止後の経費削減効果、国の財源確保、指定管理者に支払う経費(運営)、熱源選択、光熱水道費ランニングコスト等の試算など


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新幹線の車窓から(帰路)

日々、季節ごとに美しい
富士山を毎日みられる人
羨ましいなぁ!素敵すぎ


どうする?学校プール(民生教育消防委員会研修)

2022年12月10日 | やります!子ども・子育て・人びと支援
コロナ過で見送ってきた民生教育消防委員会の調査研修ですが、3年ぶりの実施、茨城県の鹿嶋市、神栖市に行ってきました。10月末のことです。学びのテーマは「老朽化している学校のプールを今後どうしていくか」です。

島本町が抱えている難題、課題に、自身はもちろんのこと「委員会」として向き合いたいと思います。以下、備忘録とします。



茨木県鹿嶋市(10月25日)
テーマ:屋内温水プール整備事業(学校プールの集約)について


老朽化した学校プール施設を、屋内温水プールを建設して集約する方向性で検討組織を設けられました。検討組織(委員6名・事務局6名)は行政・学校教職員・施設管理者等、いろいろな立場、現場のことがわかる者で構成されました。

主に施設機能、運営方法、利用方法、平面図(資料:平面図案)、時間割、人員配置等について検討されたとのこと。また、名称「いきいきゆめプール」は一般公募により決定されたもので、いきいきゆめ国体に因んだネーミングなのだそうです。

学校の授業で利用するのは5月~11月(寒い季節の移動は行わない)。2コマ45分×2=90分、内1コマを移動・着替え等(移動10分×2・着替え15分×2)に充て、授業時間は1コマ45分としておられました。

▸春から秋までの授業が可能になり学校行事との調整がしやすくなった。▸学校でプール整備のメンテナンス(点検・消毒・清掃等)の必要がなくなった。▸施設側で水泳指導の補助と監視があるため監視機能が高まり安全面が向上した。


「よかった点」として以上のようなことが教育現場から寄せられていました。児童生徒にとっては移動の負担よりも、むしろ保たれた水温により体調が安定するようである、という声も寄せられていました。

公営プールとしての活用については利用者の60%が高齢者で、仲間づくりや交流の場となっているようです。運営は指定管理者が担っています(島本町でいうと「ふれあいセンターの受付・運営がこの手法)。

学校プールの解体撤去(1000万円~1500万円規模)については国からの補助金はありません。起債を活用するにあたっては、新プールができた後5年以内に解体撤去すること、新施設が既存プールの延べ床面積より小さいことが条件となるとのことでした(貴重な情報)。


茨城県神栖市(10月26日)
テーマ:学校体育施設整備事業(学校プールの集約)について


学校利用を前提とした施設とされていることに大きな特徴がありました。児童生徒の体格の差異や授業内容が多様であることから、水深やプールサイトのスペースなど利用時の安全安心の確保、授業の行為性を考えて設計・建設されました。*未開設

基本構想、基本計画策定段階で、教育委員会や学校関係者との検討会や意見交換を実施されています。名称「はさきマリンプール」、児童生徒より募集して決定されたそうです。*波崎は地名

学校の授業で利用する時間帯(9時~16時)以外のみ一般市民が利用することとされています(想定)。その内容については、現在、選定中の指定管理者の提案や協議によるものと思われます。*指定管理者制度:島本町ではふれあいセンターで採用

中学校のクラブ活動の地域以降(令和7年度完全移行)を視野にクラブ活動に係る事業も視野にいれて指定管理者を選定されるようです。←ここ重要

今回の研修で「なんのために、どんなテーマで、どこから学ぶか」という軸、そのクオリティが重要と痛感しました。一泊二日のタイトなスケジュールでしたが、充実した研修になり今回は疲れなし!でした。

ただ、後に気がついたのですが、1週間後の突然のぎっくり腰(ぎっくり背中?)は、重い鞄(コロコロ)を持って鉄道駅の階段を上ったり下がったりの連続が影響してのことだったかもしれません(おそらく!)。これを機に柔軟体操と筋力UPに努めます。

つづく☆彡 次回は「考察」です


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往路の新幹線から

富士山はパワースポット!
なんとも幻想的
やっとこの画像がUPできました笑

9月定例会議(令和3年度の決算審査)を終えて*5

2022年12月08日 | とだ*やすこの町政報告
☆彡つづき

山田町政二期目のスタート年度となる令和3年度をふりかえるブログ記事はこれが最後になります。遅々としているうちに、師走を迎えています。

島本町の議員が本当に頑張らなければならないのは島本町議会での発言(質疑・質問・討論*)。試行錯誤で情報の発信のスタイルを変え、少しでも「リアル議会」に近づけたいと思いました。


9月定例会議行った決算に対する討論を掲載するという試みは、結局のところ、読み物としては「面白くない」「読む気がしない」ものになっているのかもしれません。

基礎自治体というものは、住民のみなさんの隣で、日々、多くの課題(事務・事業)をこなしています。それを監査する議会に「面白さ」「わかりやすさ」を求める風潮に長く疑問を感じてきました。

まだまだ試行錯誤の日々。何年先に読んでいただいても役に立つ情報発信をめざしていたいと思います。


***以下、令和3年度一般会計歳入歳出決算について、問題、課題、疑問点として指摘したこと***

JR島本駅西土地区画整理事業について
基盤整備工事が進められるなか、完成後に町に移管される公共インフラ施設であるA調整池に、8月の豪雨災害による柱の損傷が起こっていました。調整池南側の仮排水路のオーバーフローにより、掘削箇所に雨水や土砂が流入、施工中の調整池が浮かび上がったことによるものでした。

この仮排水路は、区画整理事業区域外の雨水を排水するため、組合が設置されたものですが、(株)フジタの豪雨への備えの姿勢に不安の声が寄せられました。瑕疵担保に係る協議における慎重な対応と、学識経験者の監修による品質保証を経て、適切に移管を受けるよう強く求めておきます。

第三小学校A棟建替工事について
令和3年度当初から、ようやく新A棟で授業を行うことができましたが、旧A棟の解体工事中に、旧B・C棟の壁面が施工不良の状態であることが判明、工事完了は当初の計画より大幅に遅れてしまいました。

第3小学校は昭和48年に竣工したものです。設計管理者である町と協議のうえの結果であろう、というのが施工者の見解であり、また、建設から約50年を経過して判明したこともあり法的責任の所在を明らかにすることはできず、補修工事の費用は町が全額負担、すなわち次世代に財政的負担を強いることになりました。

建設当時の契約書や図面等の文書が保管されていなかった(大問題!)こともあり、壁面が施工不良となった経緯は不明のままです。仮にこれらが適切に保管、活用されていたならば、基本構想において、新築という判断がなされていたやもしれません。

工事完成図や契約関係書類の文書を適切に保管、保存することは庁内すべての部局の課題、改めて制度の改善と意識改革を求めてました。

埋蔵文化財の保護と活用について
令和3年度は、JR島本駅西地区土地区画整理事業に伴い、越谷遺跡の確認調査、尾山遺跡等の確認、発掘調査を行われました。ところが、埋蔵文化財本調査を巡る事業者の不誠実な姿勢により、貴重な遺跡が調査されることなく破壊されるという忌々しき事態が起こっていました。

かねて当該地、桜井の文化歴史的重要性を指摘してきた者として、ただただ残念、無念でなりません。各部各課における文化歴史への認識の希薄さが事態を許してしまったとも思えます。都市創造部、上下水道部にも調査なき埋蔵文化財の破損を許さない、あたりまえの開発指導に向けての意識改革を強く求めました。

最後に
新型コロナウィルスワクチンの接種について、申し述べておきたいこと。令和4年1月、厚生労働省は5歳から11歳の子供への新型コロナワクチンの接種を承認し、8月には「努力義務」が課されています。

子どもへの接種には、慎重に慎重を重ねた判断を要すると考えます。ファイザー社製、モデルナ社製ともに新開発のメッセンジャーRNAワクチン、幾度も接種した場合の危険性については、実のところ何もわかっていないと思うからです。

副反応や後遺症も懸念されます。子宮頸がんワクチンにもいえることですが、医療情報に対する個々人のリテラシーが重要、医療分野における情報発信の在り方が問われています。


***** 令和3年度一般会計歳入歳出について概ね適切に執行されたものと判断、認定するものとして行った賛成の討論*の内容を5回にわてってお知らせしました。*****

*討論:本質的には賛否における「討論」ということになっていますが、自らの「見解」「意見」や「判断の根拠」を公の場で述べ、政策決定の過程でどのような議論があったのかを市民に、未来に明らかにする貴重な機会=権利。おろそかにしてはいけないと島本町市民派議員に代々受け継がれてきました。

さぁ、来週は12月定例会議。一般質問の通告を済ませ、議案に対するヒアリング、現場調査、意見交換、そして質疑の内容で頭のなかはいっぱい。気分転換にトルコ料理(茄子料理「坊さんの気絶」など)に感覚でチャレンジしています(現実逃避かな)。


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阪急西院駅を降りて交差点に
雨水浸水機能のある「雨庭」
京都市が設置ししたものです