とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

JR島本駅西側開発について問います

2014年08月29日 | とだ*やすこの一般質問


午後、農業委員会に出席しました(公務)。農業委員会は農地転用の許可だけを審議するのではなく、本来は農と食を守るものであるという発言が冒頭会長からありました。

また、最近の農業委員会では、ミニ開発における道路敷設など、都市計画にかかわる議論が避けて通れない課題になっています。

今日は、高浜地区における市街地調整区域に「農家住宅」を建設される議案について、慎重審議、活発な議論が交わされました。結果、わたしひとりがこの議案に反対の表明をしました。

その理由や市街化調整区域における「農家住宅」の定義については、いずれ機会があればお知らせしたいと思います。また、農業経営基盤強化促進基本構想(案)が示され、可決されました。

新たに就農を考える若者(認定新規就農者という)への支援について、就農準備金も含めて複数年にわたり年間150万円が支給されるとのこと(財源は国費)。周知を図っていただき、なんとか島本町でも有効に活用したいです。

さて、9月会議の一般質問ではJR島本駅西土地区画整理事業の進捗状況を問います。わたしは、農空間保全区域に指定されている駅西側を農地として保全することが、魅力あるJR島本駅周辺のまちづくりにとって得策であると考えています。

駅前のシンボル的な存在として農空間を保全し、新たな都市の価値を創造し、公共の福祉に供するという観点から戦略的に景観を残していきたい。今なお、その思いに変わりはありません。

ですが、町の施策の方向性を総合的に考えるべき立場にあるものとして、既に実現に向けて計画が進められている土地区画整理事業については、島本町と島本町民にとって中長期的にもっとも相応しい姿にしていかなければならないと考えています。

そのような視点にたって、JR島本駅西土地区画整理事業の進捗状況について質問します。以下、質問の内容です(要約)。限られた時間(質問20分、答弁とトータルで50分)を活用して、再質問もする予定です。

①平成25年7月31日、JR島本駅西土地区画事業準備組合は、第5回総会において、先に事業協力者として承認された大成建設との協議を白紙に戻すという決定をされました。そのようななか、都市創造部・都市計画課に所管事務を移したのは、果たしてどのような考えによるものなのか、確認しておきたい。

②当初予算「まちづくり支援業務」100万円につき、大阪府都市整備推進センターとは委託契約を未だ交わされていないとのこと、それはなぜか。

③当該地が私有地であることから、町の財源で土地価格を鑑定することには疑義があるが、そのことは別にして、当初予算に80万円を計上された真意を今一度お示しいただきたい。そのうえで、今後、どういう状況になれば鑑定に着手されるのか、説明を求める。

④平成25年7月31日の第5回総会以降、1年以上も会議が開かれていない。このことは非常に問題である。事業協力者選定における承認の撤回が可決された結果を受け、「再度事業協力者を選定する」というのが、第5回の総会での確認事項であったと思う。従って、土地区画経理事業の当事者である地権者のみなさんには、その後の経過を説明しておく必要がある。それこそが「地権者のご意向を最大限踏まえて町が行うべき支援業務」ではないか、とわたしは思う。町の見解を問いたい。

⑤前回の調査から既に時間が経っているだけでなく、調査の前提条件が変化している。大学から中高一貫高に変わったものの、当初は「西大和学園を軸にしたまちづくり」、その後「名前は明かせないが府内の中高一貫校を立地する」という提案により事業協力者を大成建設に選定、しかしこれも撤回されている。今後、新たな事業計画を立てていくにあたっては、地権者への個別の意向調査からはじめなければならないと考えている。町の見解を問う。

⑥水無瀬病院が医療ゾーンへの移転を計画され、平成27年度着工を希望、25年度中に事業を確定する必要があったと認識している。この点につき、水無瀬病院との協議は行えているか。危惧している。

⑦大阪府の都市計画決定スケジュールに関連して、町が行うべき都市計画決定手続きのスケジュールと課題は、どのようなものか。具体的に事業計画が進展していない状況で、再度、保留区域申請することが可能なのか。町の見解を問う。この点、大阪府とはどのような協議を行っているか。

以上です。いくつかは平成25年12月に外村議員が一般質問で質問されている内容と重複しますが、その後の経過と町が主体となる都市計画手続の今後について確認します。おそらく9月3日の夕方もしくは4日の朝、遅くとも午前中になる予定です。

他の議員の一般質問テーマならびに、各会派の大綱質疑については、島本町議会のHPでご覧ください。

画像は、第一小学校応援団「和(なごみ)」のアートフェスタ
なごみ倶楽部「生け花はなみずき」の体験学習の花材
藤袴(おそらく園芸種)

島本町の誇る保育水準を守るため

2014年08月28日 | やります!子ども・子育て・人びと支援


島本町議会、平成26年9月会では、来年度からはじまる『子ども子育て支援新制度』(複雑!)に基づき、島本町の保育について重要な議案が3件提案されています。28日、午前、新制度について議員対象の勉強会が開かれました。

教育子ども部より、教育長、部長、次長(兼課長)より、独自に編集した資料をもとに1時間半にわたり、よどみのない説明がありました。予定されていた時間ジャスト!で説明を終了した次長に、称賛を込めたため息がもれました。

新制度のもとでも、先人が培ってこられた島本町の保育水準を守りたい、守らなければ!という思いから、わたしは幾度も講演会に出向き、自らも勉強会を開いてきました。また、可能な限り欠かさず子ども子育て会議を傍聴、教育委員会も傍聴しました。

そのうえで、会派「人びとの新しい歩み」(戸田・平野)で問題点を整理して要望書を提出、担当職員と意見交換をしてきました。島本町の保育環境にとって、ある意味、町立保育所の民生化以上に重要な局面を迎えていると思うからです。

大きなポイントとして、安易に国の参酌基準にあわせた条文にするのではなく、島本町の保育の現状を踏まえ、めざす方向性を押さえた条例にしておく必要があります。この点、保育士の配置基準については、事実上、国の参酌基準より上乗せし、現状の島本町の基準が守られる方針が示されています。

地域型保育「事業」(小規模・家庭的・居宅訪問・事業所内保育)において、認可保育所と同等の保育水準を可能なかぎり担保することも重要。この点も、町が現在行っている国の基準より手厚い配置が明記され、評価できる内容になっています。

また、問題となる地域型保育事業(0歳~2歳)の小規模C型の保育士配置(職員数)についても、国基準の3:1(大人ひとりで3人の幼児をみる)ではなく「必ず職員2名以上配置」と提案されています。

なおかつ、国の示す職員資格である「家庭的保育者」(=必ずしも保育士等の資格は不要)ではなく、「一人は保育士」としている点も評価できます。これにより、緊急時や救急救命のときに、より冷静な対応ができるようになるからです(重要)。

なにより、密室での虐待保育の未然防止につながるものとして、最低2名の保育者が必要と考えています。乳幼児の死亡など、哀しい事故の多くが家庭的保育事業で起こっているという事実があるからです。

自身の個人的経験からも、住み込みで働く家事・育児従事者による幼児虐待が防犯カメラで撮影されて摘発されるという香港の社会事情が思い出されます。本制度における小規模の民間事業者の保育水準は非常に重要です。

居宅訪問型保育事業(いわゆるベビーシッターのような位置づけ)についても、国の基準にはない「資格」を求め、必要な研修を修了した「保育士」「保健師」「看護師」としている点も評価できます。

新制度においては、幼稚園・保育所・認定こども園(保育園型・幼稚園型・幼保連携型・地域裁量型)ならびに地域型保育「事業」(小規模保育事業ABC・家庭的保育事業・居宅訪問型保育事業・事業所内保育事業)の施設や職員配置の基準がそれぞれに異なるため(複雑!)、入所した施設によって受ける教育・保育に格差が生まれます。

しかも、保護者が自己責任で選択するという方針が、この制度の根底にあります。子どもの教育・保育に格差を持ち込まないよう、すべての施設・事業において質の高い保育・教育が保障されるよう条例の内容を精査しなければなりません。

新規条例審査は、所管の民生教育消防委員会に付託されますので、戸田は大綱的に本会議で質疑します。基準の上乗せは島本町の財源を必要とするため、財政的視点を優先して国基準に戻すようなことになってはいけません。

議会スケジュールは町のHP、島本町議会をご覧ください。

画像は、第4小学校の校庭にて
民生教育消防委員会の所管事務調査(学童保育)に
同行させていただきました(上記条例に関連)

蛍の放流、そろそろ本気で考えよう

2014年08月21日 | とだ*やすこの町政報告
8月21日、予定していた近畿市民派議員学習・交流会への参加を悩みに悩んで断念、環境保全審議会、人権啓発施策審議会を傍聴しました。環境保全審議会では、市民から寄せられた環境基本計画へのパブリックコメントと専門家の知見が出会い、蛍の養育・放流について注目すべき指摘がありました。

冒頭、議長(中瀬勲氏・兵庫県立大学名誉教授、県立人と自然の博物館館長)より、他地域から異なった遺伝子をもつ蛍を島本町で放流していることが事実ならば、改めていただきという方針でお願いしたい、という趣旨のご発言がありました。

また、学識経験のある委員の方から、生物多様性の視点から行政と市民(子どもの含めて)がともに学ぶ環境教育が必要であり、活発な市民活動を行っておられる市民団体(=放流を行っている)に期待したいという意見が出されました。(傍聴メモによるので正確に聞き取ったものではない)

蛍の放流とニジマスのつかみ取りについては、生き物の本来の生態に人間が故意に手を加えるものであり、問題があると考えています。環境基本計画が策定されることを機に、なにが問題で、どこをどのように改善すればよいのか、市民レベルで議論することが大事です。

この日、午後には島本町議会9月会議の議案を手にしました。いつにもまして分厚い議案。既にお知らせしていますように、国の方針により、来年4月から『子ども・子育て支援新制度』がはじまります。

新制度の施行に伴う各種基準条例案が複数あります。子どもの権利保障を最優先に、教育・保育・子育て支援が島本町の責任において行なわれ、保育を必要とするすべての子どもに良質の保育が保障されるよう、ここが頑張りどころです。


画像は、淀川河川敷の水無瀬ゴルフ場跡地
淀川水系の生態系を活かした再整備により
市民の憩いの場となる河川敷公園となるよう注目していきます

断捨離、そして9月議会へ

2014年08月17日 | とだ*やすこの活動日記
お盆があっという間に過ぎ去りました。今年は事情があって島本を離れず、墓参もぜず、京都五山の送り火にも手を合わさず、山崎の自宅で過ごしました。

帰省もせず、お墓参りもせずにいることに後ろめたさを感じつつ、まとまった時間を活用して、人間ドックを受け、身の回りの整理整頓に着手しました。

もう5年になりますが、主婦から議員とライフスタイルが激変し、家のなかに益々モノが溢れています。そこで!もう読むこともない本、未整理の写真など、思い切ってバッサリ!整理しました。

今はまだ捨てられなくても、これからの自分にとってなにが大事か、輪郭がみえてきました。「断捨離とは、よう言うたもんやなぁ」と感心、亡き人や自分自身の思い出の供養にもなりました。

そして膨大な議会関連の資料、資料、資料。これを取捨選択、整理することは9月議会の助走となりました。9月の定例会は平成25年度の決算審議が中心になります。

地方議会は、今、改革を迫られています。しかし、ほんとうの議会改革とはなにか、議員でさえ共有の認識がもてずにいるのではないでしょうか。

定数削減して、反問権導入して・・・という島本町の現状は哀し過ぎます。

議会改革に関する研修などでセミナーよくいわれることに、1)個々の議員の一般質問を議会としていかに活かしていくか 2)議員間の討議を経て議会力をいかに高めるか 3)決算審議を次年度の予算にいかに反映させていくか、があります。

去る8月8日、大阪府町村議長会主催議員セミナー「議員〈議会〉の役割は?」にて、講師の竹下譲氏(自治体議会政策学会会長・拓殖大学客員教授)もおっしゃっていたことです。

監視機能だけでなく、政策の方向性を示せる議会をめざし、実質的に権力が集中している首長に「議会」としていかに対峙するか、議会のチームワークが問われているといえます。

従来は、「予算要求」して「地元や支持者の要望」を通すことが議員の実力と思われていました。今でもそれを「政治力」と誇示して暗躍しようとする議員が多いことに変わりはありません。

ですが、高度成長期時代と異なり「財源を獲得して地元に分配すること」がそう簡単ではなくなってしまっています。むしろこれからは「痛みの分配」になります。

予算執行がどのように行われたかを精査して、今となっては無駄、無理となってしまったお金の使途=予算配分を「決算審議」で明らかにして、省いていくという作業が地方議会に求められています。

定数を削減するなら予算決算委員会が必要(=議会機能向上)と戸田は改選前から訴えてきましたが、改選後、「全員一致できない」という理由であっさり実現を見送りました。

無念。しかし、今は、島本町議会では機が熟していなかったと思うしかありません。是々非々で議論することが難しいなか、わたし自身、正直、執念を持続することができませんでした。

さて、9月の定例会では、国の示す「子ども子育て支援新制度」に関連して、島本町の未就学児の保育・教育を左右する重要な議案も複数提案される予定です。

8月19日の議会運営委員会で日程等確認したのち、20日には議案内容が示されます。一般質問の通告(質問内容を事前告知します)も迫っています。

明日から気を引き締めて頑張ります。町政に関心を寄せていただける活動をめざし、地方議会の重要性が理解していただけるよう努めます。傍聴をお待ちしています。


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12日大山崎町役場庁舎ロビーにて
リアルタイムで桂川の状況がみられるようになっています

12日は、大山崎町建設課にて道路交通施策についてヒアリング
農地転用の開発問題をきっかけに農業委員の田中議員とともに

13日「人びとの新しい歩み」で提出した子ども子育て関連の要望をもとに
教育子ども部・子育て支援課へのヒアリング

17日「育児×まちづくりワークショップ」
大山崎町&島本町から新しいメンバーを迎えてミーティング

パブコメで脱原発!の思いを伝える

2014年08月10日 | 防災・減災=災害に強いまちづくり
台風11号による大雨が続いています。今日は自宅待機です。既にお知らせしていますが、鹿児島県・薩摩川内市の川内(せんだい)原発(九州電力)の再稼働実現をめざして、新規制基準適合性審査合格を前提とする審査書案が提示され、現在、国民の意見募集が行われています。

この意見募集制度(パブリックコメント)を活用して、わたしは脱原発への思いを寄せました。インターネットの誕生は、市民が欲しい情報を簡単に収集し、調べ、考え、悩みながら行動し、政治に係ることを可能にしています。

デモだけじゃない!さまざまな権利をわたしたちは手にしています。「九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」、次のような意見を提出しましたので、ここに記します。

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川内原子力発電所の適合性審査書案の内容に火山学の専門家から疑問の声が上がっているというが、そもそも、この審査を実施した原子力規制委員会の委員ならびに原子力規制庁職員のなかに、火山に対する専門知識をもった人が含まれていないことに疑義がある。よって、まず審査姿勢に問題があると考える。

そして第一に、起こり得る破局的、巨大噴火への懸念がある。専門家の指摘によると、川内原子力発電所の周辺にはカルデラを形成する巨大火山が林立している。たとえば薩摩半島から約50km南大隅海峡に位置する鬼界カルデラの北部にある薩摩硫黄島は、ランクAの活火山に指定されているという。

約7300年前の鬼界カルデラの噴火では、大隅半島や薩摩半島にまで火砕流が押し寄せ、住んでいた縄文人が死滅しているとのこと。そのようなことになれば、廃炉処理を行う人がないまま、放射性物質を拡散し続ける原子力発電所だけが放置される。地球的危機を生んでしまうことになる。

次に、基本的に噴火の有無や規模は予知できないという問題がある。「阿蘇カルデラ、鹿児島地溝のカルデラ及び鬼界における運用期間中のVEI7 以上の噴火の活動可能性は十分に小さい」「設計対応不可能な火山事象(火砕物密度流、溶岩流、岩屑なだれ、地滑り及び斜面崩壊、新しい火口の開口、地殻変動)は敷地への影響はない」とする考え方には納得できない。

数十年に及ぶ原発の「運用期間」(注:運転期間+廃炉処理期間)において、大規模噴火が起こらないという見解は憶測以外のなにものでもない。噴火の間隔はまちまちであり、周期性があるとも言いがたい。前兆がないままに噴火と同時に火砕流が発生することもある。

すべてのカルデラ火山には個々の個性があり、研究成果で得た法則が火山全般にあてはまるとするのは間違いであろう。たとえ予知できたとしても、今ある技術で噴火を予知できるのは数時間から数日。「運用期間」中の噴火の可能性を「なし」あるいは「少ない」と判断することなど不可能であり、科学的根拠を欠いている。

さらに、小規模噴火においても火山灰の問題がある。たとえば桜島が噴火すると、鹿児島市内からの交通網は寸断されるだろう。原発の敷地内に大量の火山灰が積もった場合、建屋がその重みに耐えられるのかも疑問である。

火山灰が付着して送電線が切断されれば、外部電源の喪失が起こりうる。火山灰が海岸線を覆うことで、原子炉冷却に必要な海水の取水が不可能になることもあるだろう。そうした非常事態のなか、原発が安全を保ち続けられる保証などない、と私は思う。

そして最後に、今求められるのは「政治的英断」である。科学的に安全、だから動かすという説明は新たな安全神話を生むこととなり、危険である。合理性のない、つくられた安全神話はもういらない。地球の営みの前で人類はあまりに無力である。

福島原子力発電所を襲った東日本大地震とそれによる津波の「想定外」といわれた規模は、世界の人びとの記憶に新しい。わたしたちは、人智の想像を超える自然の営みに対する畏怖を忘れてはならない。

地震、津波、とりわけ火山噴火の影響を考えれば、川内原発が立地に相応しくないのは明らかであり、伏して立地不適との判断を求めるものである。

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デモだけでは伝えられないこと!
市民が手間を厭わず意見を寄せることが今、とても大事!

■原子力規制委員会 原子力規制庁 原子力規制部
九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集7月17日~8月15日


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8月9日夕刻の水無瀬川の様子
水位がかなり上昇していますが
まだ若干の余裕があることを確認


8月、大事なパブリックコメントにご意見を!

2014年08月09日 | とだ*やすこの活動日記
大型台風11号の接近が気になります。風雨が増してきました。一昨年、昨年の洪水浸水被害が記憶に新しく、さすがに落ち着きません。祈るような気持ちで、近隣の水路の状況をみてきました。

今日の午前に予定されていた、西浦門前遺跡(にしうらもんぜんいせき)発掘調査(ふれあいセンターに隣接する元駐車場)における埋蔵文化財発掘調査現地説明会は延期(日程未定)になりました。

平成21年度に発見された水無瀬離宮関連施設と考えられる遺構から出土した瓦と同時期・同産地のものも多く出土しているとのこと。

後鳥羽上皇の水無瀬離宮関連施設の一角と思われる遺跡で、洪水による倒壊後に再建された離宮跡と考えられています。このあたりは歴史的に洪水に悩まされてきた地域でした。

さて、ヒロシマ・ナガサキ原爆投下、ポツダム宣言受諾・・・思いおこさなければならないこと、知っておかなければならないことが多い8月です。そして、この夏、日本の原発はすべて停止しています。

そんななか、ふたつの重要なパブリックコメントが募集されています。この制度は、市民が具体的な意見や思いを述べることができる重要な制度です。

デモでは伝えられないこと!
市民が手間を厭わず、意見を寄せることが今、とても大事です。みなさんのご意見をお寄せ下さい。

■原子力規制委員会 原子力規制庁 原子力規制部
九州電力株式会社川内原子力発電所1号炉及び2号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集7月17日~8月15日

福島原子力発電所の地震による事故を経ても、なお原発再稼働を望む声は根強く、鹿児島県・薩摩川内市の川内(せんだい)原発(九州電力)の再稼働実現をめざして、新規制基準適合性審査の合格を前提とする審査書案が提示されています。

川内原発の特徴的な問題は「火山」です。巨大噴火による火砕流が原発を襲う恐れを津波同様「想定外の規模」とさせないために、パブリックコメントはとても重要。



■内閣官房特定秘密保護法施行準備室
特定秘密保護法運用素案についての意見募集(3件)
7月24日~8月24日

政府は、7月17日に開催された第2回情報保全諮問会議に、秘密保護法の運用に関する素案を提示しました。特定秘密保護法は、わたしたちの暮らし大きく変えるものです。

簡単に理解できるものではありませんが、さまざまな立場の識者がネット上で意見を表明されています。市民の思いを届けましょう!


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雨期に入る前に設置された水路の除塵機(これは水無瀬駅前)
さまざまな議論を経て、議会は全会一致で予算を可決
他、高浜地区、桜井地区にも設置されています