とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

青葉茂れる街に音楽が溢れて

2015年05月31日 | とだ*やすこの活動日記
「島本音楽フェスティバル第2回」が開催されました。島本町歴史文化資料館前庭、桜井駅跡史跡公園・通称「楠公さん」、阪急水無瀬駅広場の3会場。昨年の夏祭りにあわせて開催されていますが、この季節、この場所で行われるのは今回がはじめて。主催は島本町商工会青年部です。

10:00、商店街のカレー屋さんの店主(インド人)のボーカルが気になる「島本バンド2」。弾む心を抑えきれないお母さんが赤ちゃんを抱いてリズムに合わせたり、小さなお子さんがはしゃいでダンスしたり、なかなかにご機嫌なオープニングでした。

「金光大阪高等学校吹奏楽部」のブラスバンドはビジュアル的にも楽しく、清楚に盛り上がっていました。楠公通りを歩きながら風に流れてくる「Anbition」の演奏が心地よく、続く「Tomoco.K&康成」のピアノ&ギターの弾き語りは、ユニットのオリジナル曲から「壁画」Tomoco.Kさんの名曲「耀」、そして和訳の「イマジン」♪

お二人の演奏の質の高さはいうまでもなく、音響のトラブルにも動じず、落ち着いた対応は流石でした。すべての演奏を聴くことはできませんでしたが、緑の草の上を走り回る子あり、リハーサルに集中している出演者の姿ありで、広場型の文化、市民の憩いの場の誕生を確信しました。

文化の殿堂といわれた住民ホールの解体に重機が入った今、このような音楽フェスティバルが開催されたことをしみじみと有り難く思います。主催者のみなさん、スタッフのみなさん、お疲れさまでした。暑いなかありがとうございました。

今日はまた、ふれあいセンターで島本文化協会の懇親会が開催されていました。ケリヤホール前に設けられたお茶席で季節のお菓子とお抹茶をいただき、「小原流」「未生流」の生け花に見惚れました。わたしは俳句「紫水会」に参加しています。

「まちづくり」「まちおこし」「まちのこし」。街は市民の暮らしの舞台です。そこに住んでいる人びとが「まち」のどんな姿を望んでいるのか、そのことを誤りなくとらえて賑わいを創造しないと、お金と時間と労力を費やして「イベント」を消化、消耗するばかりです。

島本町には今、文化の薫り豊かな手づくりの催しが溢れだしています。「ひと箱古本市」「一小応援団・なごみ教養講座」「みなせマーケットプレイス」「第3土曜市」そして「音楽フェスティバル」。大山崎・山崎を中心にした自主制作映画「家路」もあります。

「市民にできることは市民で」とはまさにこのことですね。それを支援するしくみ=公募型事業対象の補助金制度の充実と、既存の補助金制度、イベントの見直しが必要です。島本町はこの点において遅れています。

6月の議会では、イベント(町主催・町主体・実行委員会形式含む)の「スクラップ&ビルド」(平成27年度の施政方針にありました)について、一般質問で問いたいと思います。他にも取り上げたいテーマが山積しているので取捨選択、模索中です。

明日からは6月。1日午後は議員全員協議会。執行部から
①島本町地域密着型特別老人ホーム整備事業者の公募について
②町立第3小学校基本構想について
③清掃工場包括運営委託について
④地域防災計画の見直しについて報告を受けます。

どれも町の重要施策、傍聴可能です。14:00~16:00役場庁舎3階・委員会室。ぜひ傍聴をお願いします。






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5月臨時議会、役員選考

2015年05月15日 | とだ*やすこの町政報告
4月、定数14人すべての議員が参加する役員選考委員会において、今期後半2年間の役員ならびに常任委員会などへの所属を調整、会議していました。14日の5月臨時会議にて、議長をはじめとする役職が正式に決定しました。

人びとの新しい歩みは、戸田が民生教育消防委員会、平野議員が総務建設水道委員に所属します。民生教育消防委員会で戸田は副委員長を務めることになりました。委員長の外村議員を支えて充実した委員会になるよう頑張ります。

議長、副議長、監査、議会運営委員会委員長などが常任委員会委員長を兼任できない、あるいは兼任を避けるとなると、定数を14名に削減したことにより、期の浅い議員や委員会所属経験のない者が委員長を務めることになりかねません。

島本町議会では、常任委員会の委員長は公平、中立を保ち、委員全員をまとめなければならない、という理屈で質疑が許されていません。特に明文化はしていませんので、これまでの=定数が多かったときからの慣習といえます。

他の地方議会では、委員長が総括質疑や補足質疑をされているのを傍聴しています。島本町議会における委員長は質疑しない、してはいけないというルール(?)は、むしろ議会力を弱めることになると危惧しています。

なにより、市民に選ばれた議員の発言を議会内のルールで認めないのは問題です。運営に工夫をすれば変えていけると思いますが自民・公明議員の抵抗は激しく、みんなで決めた決まり、慣例だから守るべき、と委員長選考の度に議論は空中戦になってしまいます。

徐々に定数を削減し14名になった今、前提条件は変わっています。委員長はまとめ役、中立であるべきという発言許さない側の意見は否定はしませんが、みんなで考えて改革していこうという島本町議会にしなければなりません。

本委員会では、○○(施策)について多くの質疑があった、こういったさまざまな意見があるなか、執行部としてはこの問題をどう考えているのか、委員会として明確な答弁を求めておきたい、と委員長として発言すること=まとめるではないでしょうか。

まとまらん、まとまらん、議論してもしょうがない、見解の相違!というのはすなわち、自分たちの思うとおりの結果にまとまらない、ということだと思えます。委員長の発言を委員会に所属する委員が制限する意味が、わたしには理解できません。

議長は伊集院議員、副議長は川嶋議員。選考委員会で決まらず、議場での選挙で決定しました。(議長選挙は伊集院9:外村5。副議長選挙は、川嶋9:関4、無効票1)

監査委員は岡田議員。議長・副議長・監査委員の3役が女性。おそらく日本でここだけではないかと思います。名誉、権力、報酬、選挙対策が渦巻くところに、性差、年齢差はなく、会派、所属党の熾烈な駆け引きと調整が繰り広げられます。

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共通番号制、学習会に参加しました

2015年05月10日 | 日本国憲法と立憲民主主義
5月10日日曜日、ふれあいセンターで開催された学習会「共通番号制(マイナンバー)でどうなる?私たちの生活とプライバシー」に参加しました。講師は白石孝さん(プライバシーアクション代表)。主催は、どよう会&ぴあ・ネットです。

共通番号制は、経済界と政治の関係性から導入された制度といえると思います。システム導入、維持管理に莫大な利権がからんでいます。早晩、民間への利用拡大がされると思っておいてよく、東京オリンピック開催時のセキュリティチェックに使かおうという自民党の意図もありそうです。

お話をうかがって、行政間で活用している限りは、大量の個人情報漏えいなど深刻な「事件」がそう簡単に起こるものではない、という印象(あくまでも印象)はもてました。起こるのは、事件ではなく「混乱」と白石さんはおっしゃいました。

通知がはじまれば、自治体職員の方は相当苦労される(白石さんは、元行政職員)という発言もありました。通知が届いて生じる問題(たとえばDV被害で住民票を移さず避難している人)、届かないことで生じる問題。

都市部での大量の人口移動(相当数)にどう対応するのか。戻ってきたものを開封して1件ごとに調査しなくてはいけないなど、基礎自治体の事務手続きは複雑かつ膨大になります。人件費や人的配置の配慮もなく限られた人員で、誤りがないよう精一杯事務を行っているのが現状です。

そうしたなか、民間企業に利用が拡大されようとしています。制度設計と維持補修管理費でIT企業が莫大な利益を得て、なおかつ経済界と政権与党の思惑で民間への拡大が検討されるということは、国民の個人情報が公費で民間に丸裸で手渡されるということではないでしょうか。

金融機関と情報を共有すれば借金の有無も確認できます。知られて困る、困らないの問題ではなく、集約された情報によって人が「選別」できるということが問題です。基礎自治体が独自に利用を拡大して、図書館の貸し出し情報をひも付けすれば、思想信条の問題にもからんできます。

アメリカや韓国では、民間企業からの大量の情報漏洩が問題になり、今後どうしていくのか見直しがされているそうですが、日本は大丈夫といえるのでしょうか。ベネッセの個人情報漏えいは記憶に新しいところです。

政府は便利さばかりを強調しています。ポスターの「無料」という文字は国民をバカにしていますね!わたしたちの納めた税金が大量にに使われるのですから。いずれにしても、知らされていないことが多い制度。学習会や講演会に繰り返し参加しながら学んでいます。

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史跡公園・楠公さんに自衛隊!?!

2015年05月06日 | とだ*やすこの町政報告
JR島本駅前の史跡「桜井駅跡公園」(通称:楠公さん)・島本町歴史文化資料館を会場に、5月10日(日)「楠公680年祭」が開催されます。阪急水無瀬駅からJR島本駅までの「楠公道路」のクスノキ並木に幟がはためいています。主催は「島本町楠公父子の会」。

桜井駅跡に刻まれた昭和初期の歴史を知り、検証するひとつのきっかけになるともいえる「楠公680年祭」。けれども、島本町・島本町教育委員会が後援し、島本町の一般会計から「にぎわい創造事業補助金」(20万円)が支給されるとなれば、その妥当性については議論が必要です。

表題とは、少しテーマが離れますが、まず、補助金制度のあり方として問題を指摘しておきたいと思います。

2月の定例会では、平成26年度一般会計補正予算(第11号)に「楠公680年祭」への補助金(20万円)が含まれ審議の対象になりました。「にぎわい創造事業補助金」制度は、平成27年度に島本町の制度として創設され、「事業」を対象としたはじめての補助金制度です。

ただし、この「楠公680年祭」ついては、平成26年度末に、総選挙を前にした国の滑り込み補正予算を財源としました。もしも国の交付金メニューを活用できなければ、平成27年度島本町一般会計から「にぎわい創造事業補助金」として支給し、5月10日開催に間にあうようモデル事業と位置づけて補助金対象にする予定だったと推測しています。

「にぎわい創造事業補助金」の創設は、まちの賑わいに役立つものとして評価できます。運営補助から事業補助への見直しを訴え続けてきた者としては、むしろ歓迎するものです。

今のままの「団体運営」への補助では既存団体の既得権となるばかりで、多様化する新たな市民活動との格差が埋められないからです。他の自治体では「事業補助」へと改革が進んで久しいものですが、島本町はまったく着手していませんでした。

今回は補助金制度の「見直し」ではありません。スクラップ&ビルドではなく、唐突に創設しました。20万円という金額的規模ですから、ことさらに行財政改革の視点で目くじらを立てているのではありません。

公募することなく特定の団体、特定の事業に島本町の判断で支給することに無理がある、問題があると考えています。新たに設ける「にぎわい創造事業補助金」制度は、まず堂々と公に周知して、公募制にするというのが行政事務のあるべき姿です。

市民活動が新たな制度をつくり、それがまちの賑わいを創造するきっかけになることもあり得ます。ですが、戦争に突き進む昭和初期の日本の負の歴史を背負った「楠公600年祭」の延長にある「楠公680年祭」として島本町史に刻まれる限り、ことはそう簡単ではないはずです。

難しい判断でしたが、JR島本駅を開設したことでにわかに表舞台に躍り出た史跡桜井駅跡。いつかは向きあわなけらばならなかった島本町の課題でもあり、結論として、この事業補助金20万円が含まれている補正予算に戸田は賛成しました。他には総額1億円規模のプレミアム商品券の関連予算が含まれていました。

実は、このとき、議会審議のために「人びとの新しい歩み」が請求した資料、議会に示された資料(簡単な事業計画・チラシ案?)には「自衛隊」が参加するという文字はどこにもありませんでした。ところが、4月下旬、我が家のポストに入っていたチラシには、「陸上自衛隊京都大久保駐屯地」から「三施太鼓」が出演とありました。

昭和初期、戦争に突き進む日本が、南北朝時代の軍記(伝承)を利用して、楠木正成・正行父子を讃え、民の戦意を煽った歴史を背負う桜井駅跡です。「楠公680年祭」と称した催しに自衛隊を招待することには本来慎重であるべきです。

担当課長(にぎわい創造課)に電話で事情を聴き、結果として強く抗議しました。翌日、部長・次長に「人びとの新しい歩み」(戸田・平野)として面談、説明を求めました。自衛隊が参加されることになった経緯についての説明に、「チラシをみてはじめて(自衛隊が参加されることを)知った」との回答です。

「(補助金支給事業の)なかみまでは承知しかねる」「(自衛隊は)政治を二分するテーマではないので問題はないと考えている」「太鼓の演奏なので政治性はない」「自衛隊には防災などでお世話になっている」などが部長、次長、課長の見解として示されました。

今回の催しは防災訓練ではありません。昭和初期、戦争に突き進む日本が、国民の戦意高揚をはかるために、楠公父子の別れの桜井駅跡(伝承)で行われた「楠公600年祭」を継承する「楠公680年祭」です。

ここに自衛隊を呼ぶことが、純粋に単純に「にぎわい創造」「文化歴史の祭典」といえるのか。政治性がないといえるのか。安倍政権がめざしている自衛隊の地球的規模の活動という社会背景と暗にリンクしないのか。わたしは好意的に受け止めることができません。

議会での審議の際には示されなかった自衛隊の参加が明らかになっても、補助金対象事業として、そのことを問題視しない島本町執行部、NOといえない島本町にわたしは抗議しています。

チラシには「陸上自衛隊京都大久保駐屯地 三施太鼓 フィナーレにふさわしい勇壮な太鼓の響きが人々のこころをゆさぶります」とあります。事業計画案として示された文書には自衛隊の参加を記さず、議会が終了してからチラシでもってはじめて示された主催者側の姿勢は残念に思います。

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しまもとの郷土かるた

発行日 昭和59年3月
発行所 島本町教育委員会・社会教育課(当時)

島本町歴史文化資料館・教育子ども部で
購入できます(2,000円)
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2015憲法記念日

2015年05月03日 | とだ*やすこの活動日記
憲法記念日の朝9時半、阪急水無瀬駅前に立ち、平野かおる議員とともにマイクを握りました。その後、阪急電車で高槻に移動して、ピースウォークに参加しました。わたしは、大叔母から母へ、母からわたしへ手渡された紬を来ました。着ぐるみも仮装もプラカードもなく、着物を着ることにしました。

モンペを脱ぎ捨てジーンズを履いて、女性は解放されたのでしょうか。ジーンズよりもモンペの方がずっと肌に優しく自由に動けます。ハイヒールよりも草履の方が楽で健康的と気づいたわたしは、着物を普段着のように着こなしたい。「日本をとり戻す」というわけではないけれど。

わたしは戦争を知りません。祖母自身はいっさい語りませんでしたが、体重38キロ、華奢な身で、帯の下にやみ米を隠して走って逃げたというエピソードが家族に語り継がれ、これがわたしにとってのリアルな戦争体験です。祖母は着物をお米に替えて、7人の子どもを育てました。戦争で長男を失くしています、病死でした。

母方の大叔母は、望まない結婚をしました。他に好きあった人がいたそうです。良き姑の他界を機に、婚家を飛びだし、祇園花街のお茶屋さんで住み込みで働いていました。舞妓さん、芸妓さん、姪っ子や甥っ子に慕われ、持ち前の明るさで生き抜きました。籍は抜けないままでした。

わたしは幼く、事情は知らなかったけれど、大叔母の突き抜けたおおらかさが好きでした。今日、わたしは憲法を肌で感じることができました。

憲法第24条
第一条
婚姻は、両性の合意にのみ基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない

第二条
配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定されなければならない

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地方議会にクローズアップ!

2015年05月02日 | とだ*やすこの活動日記
4月30日、NHKクローズアップ現代「“政治を変えたい” 女性たちの闘い」に、男女同数を実現している島本町議会が取り上げられました。翌日、役場庁舎の受付に他市からわざわざ訪ねてきてくださる方があるなど、おおきな反響がありました。

女性の政治参加を切り口に、市民が政治にどのように係っていけばよいのか、地方議会における価値観の多様性をどのように実現していけばよいのか、視聴者のみなさんがそれぞれの思いで受け止められる番組でした。

膨大な取材のなかから切り取られた一行のコメントに込められた「伝えたいこと」。番組制作への強い意志、取材における傾聴力、事実の裏付けをとる調査力、視聴者目線の着眼点。取材を通して、取材班のプロ意識から学ぶところは多く、わたし自身も成長できました。

今回の統一地方選挙の結果が表しているように、年齢や性差がことさらに重視され、若さや容姿が注目される昨今のイメージ選挙の怖さを知っている者として、女性であることにスポットがあたることには、実のところ最後まで抵抗がありました。

ですが今回、わたしのもとにいただいた他市町の方の感想からは、まずはそこからはじめないと!というのが現状であることが、よくわかりました。「お弁当持参なのですか??」という驚きの声も多く、このこともまたわたしにとっては新鮮でした。

スウェーデンにおける学校教育のあり方には、学ぶところがありました。わが町、島本町でも2月の本会議に中学生が授業で傍聴に入りました。変えていけると思います。変えていかなければ、わたし自身、この道を選んだ甲斐がありません。

急な番組変更で録画できなかったり、再放送されなかったりで見逃されたりした方もおられました。再放送クローズアップ現代の放送まるごとテキストをご覧いただけます。


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島本町ふれあいセンターの喫茶レストラン
男女ともに本を読む人が増えました
オープン以来、全面禁煙になっています

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