とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

JR西側農地について質問します!

2011年02月22日 | とだ*やすこの町政報告
午前中は、識者を交えた「ごみ問題学習会・しまもとプロジェクト」。平野議員を中心に、市民参画で近隣自治体の状況を調査検討してきた成果をふりかえりました。午後1時半から3時まで議員全員協議会。

学校および庁舎の耐震結果報告と、住民ホールの使用停止についての説明(労働基準局よりアスベスト対策の指導が入ったのを受けて工法みつからずと判断した結果)。さらに地方議会議員の年金の実質破綻について(国会審議で通れば6月で廃止される)の説明など。3時半からは緊急的案件で「議会だより編集員会」。

ご報告したいことは山とありますが、目前に迫っている議会準備を優先しなければなりません。これからは新聞朝刊の配達の音を聴く毎日がはじまります。提出された議案は質量ともにメガトン級!請願も出ています。追ってお知らせできるとよいのですが、まずは、一般質問の傍聴をお願いしたいと思います。


3月議会のお知らせ
定例会(前半)
2月25日(金)3月1日(火)2日(水)4日(金)

一般質問は初日から二日目にかけて行われます。戸田は4番目で、初日の25日となります。通常の予定では午後になると思いますが、時間については、随時、役場の議会事務局にお問い合わせください。以下、通告の内容を記します。

平成23年第1回定例会(3月議会)一般質問通告

JR島本駅西側の農空間保全・土地区画整理事業
地権者主体の組合施行の是非を問う


一昨年平成21年12月24日、町長名で橋下知事に、当該地区における「区域区分の変更について」、素案を提出されました。添付された「区域区分変更概要書」「個別地区調書」には、「土地区画整理事業が実施されることが確実な区域」として、市街化区域への編入構想を示されています。地権者を対象とする今後の「まちづくり勉強会」において、協議会設立をめざしておられること、やがては組合設立に向かうであろうこと等を踏まえまして、当該地区の土地区画整理事業について質問させていただきます。

1)土地区画整理事業のうち、公共団体施行(町施行)と組合施行について基礎的なことを簡単にご説明ください。

2)組合設立の認可を得ると同時に土地区画整理事業がはじまり、この時点で、当該地は市街化区域に編入されます。換地による「集合農地地区」は、事実上、個別の土地利用が可能になることから、二次的開発が五月雨式に起こりえる可能性は否定できず、その将来像は結果的に無秩序なものとなるのではないかと懸念します。この点については、どのようにお考えか。

3)土地区画整理事業は20世紀後半、昭和の高度成長期時代、時代のニーズを支えるものでした。右肩あがりの土地価格を前提とした制度であることは明白で、現状の社会情勢、特に不動産価格の下落傾向が土地区画整理事業に及ぼす影響が懸念されます。これに関連し、「公共減歩」「保留地減歩」についてご説明ください。

4)組合設立申請に必要な事業計画には、具体的な資金計画、整備計画を盛り込む必要があると思います。過去に示された新駅誘致計画において、西側広場整備の公共的な事業に必要な経費として、約57億円が試算されています。参考までに、このとき試算された57億円の内容、内訳をお示しください。

5)土地区画整理事業における収入経費についてお尋ねします。一般的には、国庫補助金(交付金)、町補助金、保留地処分金などが考えられます。当該地区において、国庫補助金支給の可能性があるようでしたら、たとえばどのようなものになるか、ご教示ください。

6)現状の町の財政を鑑みれば、組合方式で行われる地権者の開発事業に、町が補助金を支給することは非常に難しいと思わざるをえません。この点について、町のお考えをお示しください。

7)当該地において埋蔵文化財が発見される可能性があります。重要な遺跡の存在が確認された場合、施行者である組合に対して、どのような義務や負担が生じるのでしょうか。


福祉ふれあいバス運行の課題を問う
技術者・事業者・住民参画の検討会を!

このたび、2月1日号の広報に運行の目的を明確にされた記事を掲載され、目的外の乗降を認めない旨、周知されました。

1)どのような意図をもって掲載され、また、どのような波紋がありましたか。
2)対象者の拡大について、現在、担当課におかれましては、どのようにお考えでしょうか
3)運行地域の拡大については、どのように検討されていますか
4)運行目的についても検討が必要と思われます。「目的外の乗降」を改善する方法は、はたしてあるのでしょうか。ご見解を。

画像は、ふれあいセンターに置かれた年長者バスの時刻表
「福祉ふれあいバス」が正式名称のはず
対象者も運行目的も周知が不充分かつ曖昧で不公平
運行目的が利用者実態と著しく乖離している



議会が迫っていますが

2011年02月18日 | とだ*やすこの活動日記
16日(水)、締め切り前日に一般質問の通告を終えました。JR島本駅西側農空間の保全を願い、「土地区画整理事業」の視点から質問します。もうひとつ「福祉ふれあいバス」の運行について、今後の検討課題を問います。これは、ひとりの住民として積年の関心であり、議員になってからも質問、苦情を受けている案件です。

地域公共交通については、長い時間をかけて勉強と検討を重ね、随時、状況に応じて質問していきたいと考えています。今回は「福祉ふれあいバス」に的を絞って質問しますが、10年後、20年後の超高齢社会においては、町内交通の充実が非常に重要になると考えています。個人的には「コミュニティバス」をめざしたいのですが、現時点で必ずしも識者の賛同を得られているわけではありません。

各議員の質問内容は HPに掲載されています。傍聴をよろしくお願いします。日程は追ってお知らせいたします。

17日(木)、午後は役場で行われた「アライグマ講習会」に参加。今朝の京都新聞・洛西にも掲載されていますが(担当記者に情報提供しました)、農業従事者を中心に40名近くのご参加がありました。帰路、参加者のみなさんが口々に、知らんかった、危険なんやなぁ、と感想を述べておられました。

殺生を推進するのは複雑な心境です。ですが「人間が起こしたことは人間が責任をもって対処すべきである」と、講師の関西野生生物研究所代表、川道美枝子さんはおっしゃいました。繁殖数の多さ、農作物被害、文化財被害、病原菌問題など静観していられない現実が理解でき、法に則った防除の姿勢で臨んでいかなければなりません。

さて、本日は大綱質疑の通告を提出しました。議案を手にしたのが16日ですから、非常に短時間で質疑内容を練り上げなければならないのです。実質の読み上げ原稿です。議員になった直後の大綱質疑は思いをぶつけるだけでまとめましたが、今回はそうはいきません。悪戦苦闘。しかし昨日より雨の前の気圧の変化からか体調がすぐれず、絶体絶命。

11時ぎりぎりの提出、なおかつ修正して差し替えなければならない点もありましたが、一般質問、大綱質疑通告という大きな山を越えました。川口町長2期3年目の今年は、将来にわたってその評価が確定するときです。今ある町の課題を拾い、わたしらしい質疑ができていると思います。傍聴していただけると勇気がでます。

明日の朝は、保護者OBも含めた小学校のグラブ活動「なごみ倶楽部」の野鳥観察会「におの子」に参加します。「なごみ倶楽部」も「におの子」も実は名づけ親。古巣に戻って充電させていただきます。明日の午後は、「しまもとバンブークラブ」の3周年記念行事に参加し、町内で活発な地域密着のスポーツ振興活動を展開しておられる秘訣を探りたいと思います。

明後日20日は、茨木市内で「議会はなにをするところ?」というテーマのシンポジウムに参加します。21日に迫っている議会改革特別委員会の部会における調査研究に活かします。議案にしっかり向き合うのはそれから先になりそう。大綱質疑を通告して、ほっと息継ぎ。ブログに向かいました。みなさん、よい週末を!

画像は、広瀬遺跡で発見された江戸時代のものと思われる井戸
たいへん立派な井戸でした

きんたくんの三ツ矢大作戦!

2011年02月15日 | とだ*やすこの活動日記
14日(月)10時より「文化財保護審議会」を傍聴、午後2時から「地域医療保健事業推進協議会」に出席。前者は学芸員、後者は医療従事者が発言されるということもあり、専門的な内容を多少なりとも知ることができる有意義な機会です。議員活動におおいに活かしていきたいと思います。

15日(火)午前中は、昨日手にした「川口町長・平成23年度施政方針」に目を通し、「大綱質疑」に向けて気になるポイントをピックアップ。午後は、午後6時半から川西市役所で行う政策提案報告会において、まちづくりと交通を学ぶNPOの塾生として発表する内容を復習。

昨年約4ヶ月をかけて調査研究を行った川西市のニュータウン(高齢化率35%超)の再生について、塾生が議論に議論を重ねてまとめた政策提案「きんたくんの三ツ矢大作戦」を、なんと当事者のみなさんを前に発表する機会に恵まれました。議会直前ですが、またとない貴重な機会と参加しました。

会場は市役所の大会議室、出席者は塾側13名を含めて60名を超えていました。動員などはされていないとのこと、もっと多くの職員に参加して欲しかったのですが・・・と担当職員がおっしゃっり、関心の深さに驚きました。副市長も参加、当該団地の関係者、交通事業者(能勢電鉄など)、兵庫県からも多くの職員の参加があったと知り、日常の職務姿勢の賜物と拝察、たいへん感銘を受けました。

A・Bチームふたつのチームが、それぞれ約40分の発表と質疑応答。Aチームのわれわれは、生活スタイルに応じた住み替えを提唱する「住み替え大作戦」、個性あふれる子育環境の充実で、生産年齢層の転入を促す「元気UP!大作戦」、町内交通の利便性を高める提案で高齢者の生活を支援するだけでなく、団地内の土地価格下落を抑制する「交通大作戦」として三つの矢を放ちました。

川西市が、清和源氏に所縁の地であること、金太郎にちなんだマスコット「きんたくん」が市民に浸透していること、三ツ矢サイダー発祥の地であることなどを盛り込んで、楽しみながら提言を考えました。「元気UP!大作戦」がわたしの担当で、川西市にすでにある魅力に光をあて、清和源氏にちなんで「和」の教育の充実を三点提案させていただきました。

なぜ「完全米飯」なのかをPR(京阪地区でもっとも先進的・日本人の体質に合うおかず)。「おもろ能」に新成人を招待&学校教育に能を導入(子どもにわかりやすい動きの「土蜘蛛」はこの地に所縁のある演目)。「一庫ダムマラソン」に参加する親子を支援(ペアコースの参加者がほぼ親子。和の身体技法を活かした、日本人の骨格に相応しいかけっこ指導)。

住まいの情報誌の特集「関西で住みやすい町」に必ず川西市が登場するよう、個性を前面に押し出す、という内容です。川西市職員、なにより団地にお住まいの当事者を前に報告するのですから、さすがに緊張しましたが、今後とも意見交換を継続していこうという流れができたようでなによりながら、むしろ身が引き締まる思いでいます。

画像は、雪の日にご近所のミニ農園で





「アライグマ」を知るための講習会

2011年02月12日 | とだ*やすこの活動日記
アライグマに関する講習会の開催のお知らせが、島本町のホームページにUPされています。関西野生生物研究所のご協力を得て、代表の川道美枝子さんを講師にお招きすることができました。昨年発足した島本町鳥獣被害防止対策協議会の主催により、実現するものです。

日時:2月17日(木)午後2時~
場所:島本町役場 地下 第5会議室 
講師:関西野生生物研究所 代表 川道美枝子氏

内容は、アライグマの生態に関する基礎的な知識、町域内の社寺侵入の現状、繁殖状況、効果的な捕獲作戦などです。9日の京都新聞朝刊で、お隣の大山崎町・宝積寺の深刻な被害状況が紹介されていましたが、京都府内各地で神社仏閣の歴史文化遺産がアライグマによって荒らされています。

昨年11月には、大徳寺の塔頭、真珠庵にある開祖・一休禅師の肖像画に、大きな爪あとがみつかりました。一休さんのお顔のすぐそばに、大きな穴と引っかき傷・・・川道美枝子さんが周囲に残された足跡からアライグマと確認されていました。肖像画の背後に柿の実がひとつ落ちていたそうです。

数年前、わが家の隣家の柿の木に、深夜、親子のアライグマが出没してカリカリ音をたてていたのをご近所の方が発見されています。農作物の被害も深刻です。非常に頭がよいらしく、捕獲檻の餌だけをうまく捕る知恵があるそうで、専用の檻を使用し、餌の配置に工夫がいるそうです。講習ではそのあたりもご指導いただけると思います。

ペットとしての流行が過ぎたある時期に野に放たれ、日本国内には天敵がいないこともあって爆発的に繁殖しました。既存の生態系を脅かす存在であり、また、感染症の媒介になる危険性を秘めていることから、関西野生生物研究所は、全国の自治体を訪れ、実態調査と捕獲への支援を行っておられます。

主に農業従事者を対象にしていますが、社寺・古民家の天井や水路付近に生息していますので、住民の方に広く関心を寄せていただきたいと思います。現在、川道さんは数名の研究者とともに島本町域の生息実態調査をされています。捕獲檻も寄贈していただいているとのことです。

調査研究を重ね、積年の関心であったアライグマ対策の充実を昨年9月の一般質問で訴えました。これから住民のみなさんの協力により積極的な捕獲作業がはじまり、捕獲・施設への移動(=安楽死)、焼却という辛く、危険を伴う作業を職員が担います。有意義な講習になるよう祈るような気持ちで、わたしも講演会に参加する予定です。

画像は、町所有のアライグマ捕獲檻(貸与用)
昨年、一般質問に際して現物を確認しました



広瀬遺跡・現地説明会

2011年02月11日 | とだ*やすこの活動日記
広瀬地区で新たな埋蔵文化財が発見されました。水無瀬離宮に関連する遺構が発見されるかと期待される位置でしたが、今回は、江戸時代のものと思われる見事な石組み井戸が良好な状態で出土しています。

冒頭、教育次長より土地所有者のご協力あっての遺跡調査、周辺住民のみなさんのご協力、そして参加してくださる方あってこその現地説明会であると、心のこもった挨拶がありました。学芸員のロマンと情熱と土地への愛着が感じられる熱心な説明に、数十名の参加者が、寒さに屈せず聴き入りました。

雪のなか、長靴を履いて駆けつけた甲斐があった現地説明会。こいうった取り組みを重ねることで、住民の文化意識が高まり、より充実した調査が可能になります。職員のみなさん、参加者のみなさん、そしてふるさと島本案内ボランティアの会のみなさん、雪のなか、お疲れさまでした!

町の人口3万人を突破

2011年02月10日 | とだ*やすこの活動日記
2月1日現在の人口が3万人を再び超えました。昭和62年10月に3万人を超え、それを記念した碑が役場の駐車場にあります。よほどの喜びごとであったと思われ、裏を返せば、平成15年6月末に3万人を割って以来の減少傾向は島本町にとって耐え難いことであったと思われます。

定住人口を政策的に誘導し、生産年齢人口を中心とした若年層増加で町の活力維持に努め、同時に少子高齢社会に対応したまちづくりを進めると、町は決意を新たにしています。今回の人口増加の要因は、江川地区の大規模高層マンションなどの開発によるものです。平成22年10月から556戸の分譲がはじまっています。

9日には住民ホールの使用停止の報告が町長より議会にありました。茨木労働基準監督署から、損傷劣化による発散を懸念し、アスベストの除去、封じ込め、囲い込みなどの改善措置を講じるよう指導が入ったとのこと。封じ込めには既に新たな技術が開発、国の認定を受けた吹き付け工事が可能と、議会活動報告「いまここ・島本」を読んでくださった方からアドバイスもいただいています。

「あれも、これも」という時代は過ぎ、島本町は「あれか、これか」の選択を迫られています。住民ホールの廃止について、わたしは判断を見送り、反対しました。政策に至る過程も、めざす将来像も示されない。そもそも人口増そのものが目的ではないはず。それによってどのような町として持続していくのか、町長の言葉で語られないから夢がありません。

島本駅西側広場、高槻市との広域・合併勉強会、し尿処理施設更新、ゴミ処理の広域化・・・困難でデリケートな案件として頭を抱えているだけでは解決できません。20世紀後半の価値観でこれらのことを解決しようとすれば、頑張れば頑張るほど、誤った方向に向かう危険性があるという共通認識を、住民、行政、議会がもつべきときです。

今日は、大阪府議会議員・小沢福子さんの事務所を訪ねて、来年度の予算編成などに関する府の方針、情報などを得ました。党に所属しない市民派の弱点は、縦のつながりをもちにくいことです。選挙睨みの施策にふりまわされるのはお断り!縦横の意見交換の必要性を痛感しました。

画像は、小沢福子さん作・沖縄のシーサー
事務所の入り口に置かれていました
十分以上に魔よけになる力強さでした

静岡県長泉町研修の報告

2011年02月08日 | とだ*やすこの町政報告
1月18日~19日、総務文教委員会の調査研修(年間ひとり6万円の予算)で、静岡県長泉町・熱海市に行って参りました。その成果をここに報告させていただきます。長文です。

静岡県長泉町:住民の視点にたったまちづくりについて
(行政経営改革、組織・機構の見直し)

■考察
かつて昭和時代の高度成長期には、企業が自ら社宅を用意し、保養施設やレジャー施設をも建設。従業員とその家族の福祉に供することができる財政的余裕と瞬発力が日本企業にあり、立地を決めた土地で企業城下町を形成していました。社会の変容とともに企業の立地条件も変化しており、施策の魅力で従業員家族=「人」を呼ぶことができなければ、誘致は実現しないことが今回の研修で理解できました。

「量から質への転換」「開発よりも維持管理」への転換時期を見誤った自治体は、近い将来、行政負担の重さに苦悩することになる可能性を秘めているとわたしは考えます。

大型公共工事が、その借金はやがて償還できても建物の維持管理補修費が自治体に重くのしかかるように、人口増加により多少の固定資産税増収を実現しても、「質」と「多様性」が求められる行政サービスの膨らみによる行政コストを吸収できないのではないかと、懸念します。

人口、世帯数の全国的減少により、需要と供給のバランスが逆転するなかで、土地家屋価格の適正な下降減少が起こるのは必然的と考えます。高額であった土地付一戸建ての家が、人生一度目の住宅取得で既に入手しやすくなる一方、過去には期待できた土地の急激な価格上昇やマンション価値向上は実質的に起こりにくく、土地家屋を資産と考えるわが国の文化歴史的価値観に、今後一定の変化が起こるとも考えられます。

人口の減少を抑制し、より適正な規模の自治体運営をめざして、既存住宅ストックの活用などに重点をおき、21世紀的豊かさの象徴であった「量」から「質」へ、「小さいことの美しさを享受できる」町へと、総合的、戦略的な方針を示していかなければなりません。

長泉町は積極的な企業誘致を戦略とし、どのよう企業を誘致するのか、その方向性を明確にしておられます。長泉町の強みは、今後の人口減少が唯一起こらないであろう首都圏に近いことであり、大阪府内に位置するベッドタウンである当町とは若干条件が異なる点は見落としてはならないと思います。

さて、島本町が企業の誘致を実現したいのであれば、めざす企業誘致の計画(案)を描き、住民に期待できる効果を示したうえで推進条件を整えれば、充分に可能性が生まれてくると考えます。

対象となる土地、誘致の条件を定め、誘致したい企業あるいは研究所に相応しいプレゼンテーション能力を高める必要があります。そもそもどこに誘致するのか、それは公共施設の総合的な計画案のなかに位置づけられるべきものと考えます。

比較的まとまった町有地があり、大阪・京都間の位置し、有効な鉄道アクセスが強みの島本町にとって、企業誘致は重要な課題のひとつと考えています。


■企業誘致について
長泉町内には、長泉工業団地、藤長泉工業団地、長泉一色工業団地、ファルマバレー長泉工業団地と、複数の工業団地があります。ファルマバレーについては、静岡県が進めるプロジェクト(富士山麓最先端健康産業集積プロジェクト)に基づく事業として、県立がんセンター周辺地区に健康・医療関連企業等を誘致するため、県企業局が事業主体となって造成を進めたものです(開発面積2.7ヘクタール)。

2007年(平成19年)4月から「ライフサイエンス分野事業」の新拠点として民間事業者が業務を開始。がん治療最先端技術を誇る「県立がんセンター」を中核とした先端健康産業の集積をめざす「ファルマバレープロジェクト」と連動、相互に発展が期待できる医療・健康関連企業の誘致を進めておられます。

ファルマバレー効果の一例として、土地価格の上昇とともに、医療機関の充実等をあげられました。地域診療と総合病院を結ぶ地域連携医療の充実につながっているとの分析です。また、オリンパス㈱三島事業場(血液自動分析装置・人工骨)をはじめ、血液の分析を行う企業などの誘致を実現されています。

特筆すべきは、造成して誘致するのではなく、町で埋蔵文化財試掘調査を行い、下水道・電気設備などのインフラ整備を準備したうえで、企業の希望に沿うかたちで造成を行う「オーダーメード方式」を採用されていることです。

具体的誘致活動として、自ら頻繁に東京へ出向き都内各企業を訪問(県職員同行)、企業誘致を目的としたプレゼンテーションをされています。パワーポイントを使用した実際のプレゼンテーションを拝見しました。

誘致条件のみならず、町の概要、特産品の紹介、自然、文化、祭、イベントなどを紹介し、従業員が移り住むに魅力ある環境のPRが印象的でした。既に数十社への説明を重ねておられ、懇親会においての「交流」「意見交換」を重視し、人脈を広げる努力をされています。また、県と協力して、静岡県の東京事務所を通して常に情報収集されているとのことでした。

周辺住民への対応、配慮としては、利便性のある施設誘致、雇用の拡大、バス停の設置などをあげておられました。環境的な配慮に関して特に説明を受けませんでしたが、例えば医療研究分野の誘致では、周辺住環境にさまざまな負の影響が起こる可能性を否定できず、企業誘致には充分以上に慎重であることが必要と思われます。

企業立地優遇制度に関しては、静岡県との連携で、一定の条件を満たせば最大1億円の補助、ならびに5億円の設備投資補助などを行っておられるとのこと(筆記メモによるので正確さは不明)。都市基盤整理を積極的に進めると同時に、子どもの教育環境の充実に力を注ぎ、特に子育て支援についての重要性を十分に認識されていました。

都市部からの転入を考えるとき、子女の学力低下懸念がないよう配慮し、教育環境を整備することは非常に重要な要素であるとおっしゃいました。従業員とその家族の住環境・教育環境を整えることが企業誘致の鍵となることが理解できました。また、土地の安さだけでは誘致できない、むしろ地価が上がることが転入の動機になる時代であると言われたのが印象的でした。

■「長泉町行政経営改革プラン」について
長泉町が推進されている行政サービスの「質の転換」に重点を置いた改革推進とは、人口の減少をみすえた「量の削減」を意味し、住民の定住満足度を高めるための「質の向上」ほかなりません。はっきりとそのように言葉にされました。

また「福祉分野の削減という発想は湧いてこない」と表現されました。その理由として、まず財政力が豊かであること(経常収支比率70.0%)、さらに企業誘致の条件として福祉が需要であること。そもそも「福祉」は施策の内容が複雑で、削減するにあたって判断できかねる点が多々あります。

誘致の際、企業側から「○○の医療補助はあるか?」というような質問があり、企業が従業員とその家族の住環境の充実に配慮して立地を検討していると実感されています。企業は誘致にあたり、自治体における住民福祉の充実度をチェックするということでした。

見直されたものとして、戦没者追悼・平和祈念事業、敬老会事業などがあります。戦没者追悼から平和記念事業へと「世代交代」「次世代への語り継ぎ」をはかり、中学生を「ヒロシマ」に派遣(修学旅行かどうかは未確認)、その発表を式典のなかに組み入れ、追悼から次世代への継承へと新たな連携事業に発展させておられました。

敬老会事業は、座布団の配布を緑茶セットにし、お菓子を廃止することで約700万円の削減。一方で、窓口業務のワンストップサービス(平成12年実施・各種証明発行と旅券交付などがひとつの窓口で可能)を平成18年に時間延長されました(時間・場所等詳細は未確認)。

所期の目的を達した団体等への補助金を廃止するにあたっては、行政評価を導入(職員の手づくり・実行委員会方式)。役割を明確にして費用対効果を検証するという方法で実現されています。財政豊かな長泉町ですが、各種団体への補助金については、補助要綱が設定されていない団体には支給しない、地域のしがらみはすべて廃止、類似団体の統合、受益者負担の考え方の導入など、指標を示して積極的に取り組まれていました。

職員で作った行政評価システムは、4年で壁につきあたり(スクラップ&ビルドのビルドばかり)、予算投入して外部の目を入れたとのこと。参考にしたいと思います。

■人口増加と税収入について
平成20年のリーマンショック以降、法人税収は減少しているものの、大きな税収減は回避できているとのことです。ひとつの業種に特化しない(医薬・フィルム・食料・倉庫業と多様)という、町制施行50周年の歴史の中で先人の経験により培われた知恵が生きていると言及されました。

人口増加率が高く(平成19年4月4万人突破)、地域活力が向上していると思われる長泉町ですが、生産人口の導入に不可欠の「子育て支援策」を充実されているとのことです。「障害の疑いのある子どもや未就学児への加配」「子ども育成課の臨時職員の増員」などです。

長泉町の周辺自治体には一部上場企業が多く、基本的には町内居住者は就職の機会に恵まれているとのことです。昼夜間の人口流出、流入はどちらも約2万人。生産人口の転入は、印象的には近隣から、要因としては企業誘致の結果、あるいは大手企業の本社移転に伴う借り上げ社宅の発生などがあるようです。

以上。日々多くの情報に埋もれ、記憶も埋没してしまう恐れがあり、まとめることよりも書き留めておくことに重点をおいたレポートです(内容の散漫さの言い訳です)。

余談ですが、帰路、委員会における調査研修として多角的に活用できるよう委員はすべての報告書を共有してはどうかと提案しました。すかさず「議員個人の問題!」「それぞれ意見は違う」「経費削減!!!(紙?)」というような理由で、自民党の委員より非常に強い抵抗があり、公明・民主が追随。そのあまりの必死さに苦笑しました。

昨日は、三重県・伊賀市に「議会改革」「議会基本条例」をテーマにした研修。今日は役場庁舎にて、膨大な量の平成23年度当初予算の予算要求書明細に目を通しました。情報公開請求により閲覧したものです。

少なくとも、わたしとわたしが所属する会派の議員は、自ら調べて質問しないことには得られない情報だけを頼りに本会議、委員会に臨んでいます。わたしが知る限りにおいて、これは非常に恥ずかしい島本町の文化のひとつであり、議会の質疑が長引く要因のひとつです。

そのことを改善できないでいる議会そのものが、わたしにとって最大のストレスですが(改革の本丸は議会と考えています)、エネルギーの使い方に気をつけないと本筋を見誤ったまま、自分が壊れてしまいます。

オール島本でものごとを考えられる住民のみなさんの関心を支えに、本当に公助を必要とする人の立場、視点を忘れずに働きます。年間最大の山場を迎える3月議会に集中しなければなりません!

画像は、椎神社の節分祭(2月3日)
例年になく暖かいお祭りの夜でした
暦の上ではもう立春を過ぎました




アール・ブリュット・ジャポネ展

2011年02月06日 | とだ*やすこの活動日記
朝から、滋賀県・大津プリンスホテルで開催されているアール・ブリュット・ジャポネ展の凱旋展「パリに行った作家たち」に行ってきました。昨年、フランス・パリの市立美術館で開催され、たいへん注目された展覧会です。パリには行けなかったけれど!大津で、自由なかたち・創るよろこびいっぱいの作品に出会ってきました。

心から涙が湧いてくるような作品がいくつもありました。凄い・・・本当に凄いです。本物の芸術とは、実に有難いものです。「芸術は宗教の母」という言葉を思い出しました。福祉としてではなく、アートとして、パリで大絶賛された障害者の作品。滋賀県社会福祉事業団が全国の障害者作業所や病院などで発掘された作品ときいています。

実は展覧会場で湯浅誠さんの姿をおみかけしました。昨年、高槻現代劇場での講演会で、辻元清美さんに紹介していただき、握手をしていただいたばかりで、思わずお声をかけてしまいました。すみません。

高槻市での講演会当日も、少し時間があったので入ろうとした老舗の喫茶店で湯浅さんがお茶を飲んでおられ、驚きました。隣のテーブルで資料を読み込みながら、私的な時間を過ごしておられる有名人に声をかけるのは慎むべきと見過ごしていましたが、さすがに今日は我慢できませんでした。庶民のもとに現れた現代の高僧のよう、非常に素敵な方です。

アンケート用紙を記入するとき、50代と○をつける自分を実感。昨日が50才の誕生日でした。今年はお正月から「偶然の出会い」があまりにも多い。人生、よいときも悪いときも決してひとりではないと、ひとりが大好きなわたしでさえ思います。日常に感謝し、奢ることなく活動します。


議会はなにをするところ?

2011年02月03日 | とだ*やすこの議会報告
春を感じる暖かさです。茨木市のクリエイトセンターで行われた第78回近畿市民派議員交流・学習会に参加しました。午前のテーマは「ひとりでもできる!議会改革 ~対立から対話でお進める議会改革~」講師は福岡県田川市議会議員 佐々木まことさん。

20代、一期目の議員とは思えない深い知識と包容力。議会基本条例検討特別委員会の副委員長として「傾聴」と「対話」を重視し、「議会事務局との連携」で、炭鉱の町・田川市(人口約5万人)の議会改革に取り組んでこられました。たいへん参考になりました。

随分前、茨木市の女性市議のもとで「学生インターンシップ」として政治を学んでいる若き佐々木青年に、わたしは会っていました。その活躍ぶりに非常に感動したことを思い出しました。彼こそ、今日の講師の佐々木まことさん。立派な議員になられ眩しい限りでした。同じ一期目議員として、「対話」を大切にすればきっと自分にもできることがあるはずと、気持ちを新たにしました。

残念ながら現在の島本町議会改革特別委員会は、議事進行が進まず、内容の濃い議論に至っているとはいい難い状況。かつてのわたしがそうであったように、傍聴されたら驚かれ、これはなんとかせな!と思われることでしょう。それはなぜか!今日の佐々木まこと田川市議の講演を聴いて整理できました。

議会は人なり!改革のもっとも基本は有権者による選挙です。議員生活3年目に入る今年は、議会基本条例のについてこの一年間自ら学んできたことを活かし、住民のみなさんとともに、議会とは、議会改革とはなにかを共有できる活動に努めます。活かせ!住民力!が選挙のスローガンでした。頑張ります。

というわけで、議会はなにをすることろ?!
市民に開かれたフォーラムのお知らせです!
◇2月20日(日)に茨木市で開催されます。

市民と議員の条例づくり交流会議 in 関西
「議会は何をするところ?」
   ~関西発!みえる議会・わかる議会・いかす議会~

日 時:2010年2月20日(日)13:00~17:30
    (受付 12:00~)

場 所:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター・センターホール)
    茨木市駅前四丁目6-16
     (JR茨木駅・阪急茨木市駅から、いずれも徒歩で約10分)
参加費:市民500円/議員3,500円

【プログラム】

■基調講演 議会改革を語るならこの方!と言われる先生です
 廣瀬 克哉
 (法政大学教授、自治体議会改革フォーラム呼びかけ人代表)

■分 科 会 ~事例報告とパネルディスカッション~

○分科会1 議会サイド、行政サイド、首長サイドから考える
                「みえる議会、わかる議会、いかす議会」
 [パネリスト]
  大村 敏夫(熊取町議会議員)
  上原 公子(前国立市長)
  中尾  修(前栗山町議会事務局長)
 [コーディネーター]
  廣瀬 克哉

○分科会2 市民サイドから考える
                「みえる議会、わかる議会、いかす議会」
 [パネリスト]
  赤倉 昭男(相模原市議会をよくする会代表)
  卯月 慎一(町田市民情報センター代表)
  奥野 晃市(日本青年会議所近畿地区大阪ブロック協議会会長)  
[コーディネーター]
  神田 誠司(朝日新聞編集委員)

<主催>
「議会は何をするところ?」
~関西発!みえる議会・わかる議会・いかす議会~実行委員会
市民と議員の条例づくり交流会議/自治体議会改革フォーラム

画像は、茨木市の中学校ランチ 
節分なので豆まきの豆がついて、保護者の負担は350円
教育委員会・教育政策課係長(女性・栄養士)より概要を説明していただき
実費支払いで、参加議員が試食しました