十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

美しい思い出

2013年12月30日 | 共生

年賀状は前に紹介した文章でやっと25日に作成して、26日に投函した。元日配達を約束した郵政には1日遅れたが何とか間に合うのではないかと思う。

今年は何て書こうか、思いつかずやっとこさできたのがあれだが、あのテレビドラマの1シーンというのは私が見たというものではなく、ある本の中で非常に印象深いものとして記憶していたものなのである。

佛教を学び出して内山興正老師の本と合わせてよく読んだのが佛教学者 紀野一義さんの本なのである。内山老師の文章は知的で禅僧らしく透明な水墨画を見るような感じがしたが、紀野さんの文章はさすが日蓮宗の寺の生まれらしく法華経のように華やかな世界描写、つまり情的なものが感じられるように思う。

その紀野さんの「いのちの風光」といいう本の中に書かれていた一文なのである。
おばあさん役は東山千栄子だったが、そのシーンに非常に紀野さんは感銘を受けたとのことだったし、私にとっても紀野さんの本の中で一番印象に残していたものなのである。

紀野さんは、美しい思い出とはその底流には無私なる精神があるというようなことを書いていたように思う。支え支えられている関係がちゃんとあるから淋しくないのである。

その点楽しい思い出は自分の楽しさだけでしかないとしたら、「あの時は楽しかったのに今はみじめ」ということで寂しさを倍増しかねない。

さて、その紀野さんの訃報が今日の新聞で報じられていた。今回のことで紀野さんのことを思い出しもう随分高齢になられているとは思っていたが、91歳で亡くなったとのことだった。

まあ、こんなことも何かの因縁なんだろうね。

ということで、本文をもって今年の書き込みは終了とします。こんな駄文でよろしければ来年も見てやってください。

どうぞ、良いお年をお迎えください。  

一法 拝

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年賀状作り

2013年12月24日 | 共生

毎年、早めに年賀状を用意し24日ともなれば、郵便局へ差し出し済みなのだが、今年は作成できていない。

さっき、ネット上の素材集から絵柄を選んだところである。

そもそも、いつも内山老師に倣って人生詩なる詩もどきの文章を書き記しているが、この文章がまとまらなくて難儀したのである。文章力がなくて情けない思いをするのはいつものことだが・・・

でその文章だが、

 年寄りの宝
 
年寄りは思い出の中に生きている
思い出はいのちの風景なのだ
よき思い出はこころの宝物
美しい思い出が晩年を支えてくれる 
 
 あるテレビドラマの1シーン
一人住まいのおばあさんのところへ孫娘が訪ねて来る
 
 「おばあちゃん、こんなところに一人で住んでいて淋しくないの?」
「ううん、ちっとも淋しくないんだよ。美しい思い出をいっぱい作って来たからね」

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Eテレで村上光照老師の講話が放映

2013年12月13日 | 佛教

曹洞宗僧侶 村上光照老師の久しぶり4度目の講話がNHKEテレ「こころの時代」で放映されることになりましたのでお知らせします。

題は未定ですが日程は次の通りです。
平成26年1月5日(日)早朝5時~6時
再放送  1月11日(土)13時~14時

村上老師は澤木興道老師のお弟子さんで、私は昭和43年に知り合って澤木老師の話を何回が聞いたことがきっかけで澤木老師の本を読み始めたのが禅に関心を持つことになりました。
禅、佛教に親しむ縁を作ってくださった人です。

今は、伊豆半島の松崎町というところに安楽庵という庵を結び、そこに拠点に全国をあちこちに坐禅の指導に回っておられます。移動叢林と言われた澤木老師に似たことをされている人です。

ユニークで魅力的な人ですから、ぜひご覧になってください。

コメント (2)
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囲碁の段位認定で3段

2013年12月02日 | 道楽

しばらく更新をしておらず毎回のように覗いてもらっている方には申し訳なく思っています。
今日のTVで市川海老蔵がブログにハマって、今年の春から3000回以上更新したと言っているのを聞いた。
いやはやこれには驚いた、1日10回以上更新している勘定だとか。我輩と大違い。
しかし、マイペースでやらしてもらいます。

さて、道楽の一つ、囲碁について。
11月の囲碁会は1勝3敗、ポカが多くて自滅。

しかし、11月の日本棋院の段位認定では3段に、9月には2段だったから、少しは実力アップしたように思うのだが実戦はもう一つの感。

もっと実力つけるには実戦が必要なのだが、ネット対局は躊躇している。やり出すとハマりかねない。

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