連鎖反応といえば大方の人には核分裂の連鎖反応が想起されることと思う。しかし、生命も連鎖反応を起こしているのである。
一例としてこのブログの影響力は普通考えればささやかものだと思われる。日々の訪問者数は20~50人程度で閲覧数はそれの2~3倍程度である。
そのうち影響を受けたと考える人は、それよりまたずっと減ることになる。元々同じような意見だったり、あるいは反対の見解を持つ人は影響を受けたと感じないものと思う。
ところが実はどなたも大きな影響を受けているのである。なんとなればこのブログを覗くということはそれだけの時間を取られているということである。それだけでもう影響を受けてしまっているのであるが、その時間中意識の流れが影響され続けるということ。
意識の流れが変れば行動も変る。予定していたことでも時間のずれができる。影響されてしまっているのである。
微妙な意識の流れや行動の差異が、周辺に次々波紋として広がっていく。<三億分の一の確率(11/24記事)>で書いたように微妙なところが微妙な変化で増幅されて大きな変化となっていく。
ここから発した連鎖反応は次々に重なり合ってどこまでも広がって世界を覆うことになる。
このことを確認するには予定している行動をあえてずらしてみると実感できるでしょう。例えばいつも乗る電車の時間をずらしてみる。するとその電車に乗る人に影響を与えることになる。その乗客たちは影響を受けた行動を周りの人にしていくことなることは容易の想像できるでしょう。