今日は菩提寺(浄土宗)でお十夜という法要が昨日今日と2日間行われたので行って来た。昔は十日十夜にわたり行われた法要である。
別に行きたくもなかったが母親が足腰が弱って参れなくなり気にしていたし、本尊が秘佛となっていて今まで見たこともなく、それが開帳されると冷やかし半分でお参りしてきた。
昨日の夜と、今日の昼の2時から1時間の2回あるということなので、今日の昼にサイクリング車で出かけた。開帳してあるのをちょっと見るだけぐらいの気で2:10頃受付に御供を渡したら2:20から始まるといわれて本堂に入るとちょうど法要が始まるところだった。やっぱり、法要付きで20分ぐらい坊さん5人の読経があっていよいよ開帳。
写真のように坊さんが厨子の中扉を開けたら中は暗いものが見えるだけ。後ろの座席からは何にも確認できない。
しかし、飾り餅の向こうの坊さんのところまで行けるということなので順番にお参りすることになる。
相好光明あらんずるキンキラした佛様が現れるのかと思いきや、真っ黒けのお掛図に描かれた佛様、目を凝らせばそれとなく輪郭だけ分かる程度のものだった。
どうりで秘佛にしてあるわけだ。黒いばかりでは有り難みも薄いし、これ以上傷むと困るからということなのだろうと推測した。
厨子の前や上は瓔珞が下がったりして結構綺麗なのだが、浄土とは程遠い風景だった。
こんなものを護持する檀家って何なのだろうとつい思ってしまう。