十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

自転車の買い替え思案

2010年10月22日 | 道楽
 先頃サイクリングで地球エンシュウの5分の1の8000Km走破を達成したところであるが、やはり最終目標とすれば地球1周というところだろう。5分の1を走るのに2年半かかっているから、同じペースで走るとすると10年かかるということになる。
 今、68歳だから78歳に、しかし、元々蒲柳の質だから78歳まで生きられるとは考えにくいし、体力も年と共に落ちていくだろうからまず無理と考えざるを得ない。
 とすると、1万Kmは目前だしアクシデントがなければ達成できるだろうと思う。で、妥当な目標は2万Kmといったところ。

 でも、2万Kmを同じペースで走ったとして3年9月かかる勘定。しかし、年と共にペースが下がることは目に見ている。ピッチを上げた方がよさそう。どうしてピッチをあげるか。
やはり、自転車を買い換えるのが手っ取り早いようで、目下思案中である。

 今はクロスバイクというハンドルがフラットバーのカテゴリーのスポーツ車に乗っているが、ロードバイクにすれば相当走行効率がアップすると思われる。
 
 まず、ハンドルがいわゆるドロップハンドルになっていて、ハンドルを持つ位置が3箇所ある。走行状況によって持つ位置を変えれば楽に走れてペース配分が容易になる。特に曲りの下を持って走れば前傾が強くなって風の抵抗が少なくまた力も入る。

 もう一つはタイヤが細くなって接地面積が少なくなって摩擦抵抗が少なくなるし、ホイールが軽くなって慣性による抵抗が少なくなる。

 最後はビンディングである。これが悩ましいのである。ビンディングは元々スキーで靴を板に取り付けるための器具のことなのであるが、いつころからかロードバイクのペダルに同じ名前で使われるようになっている。これによって足を固定することによってペダルの回転をスムーズにすると同時にペダルを踏む力だけでなく足を下から引き上げる力も利用できるから効率のよい回転力が得られのである。
 ただ、いいことだけではなく、止める時には事前に踵を外に捻って固定を外す必要がある。外すタイミングが遅れると足がペダルに固定されたまま転倒してしまう。

 しかし、買い換えるとなるとコストもかかるし、今の自転車をまだ捨てるのも勿体無いし、しばらく思案してみるしかないようである。
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中学生の吹奏楽

2010年10月10日 | 道楽

 京阪電車の守口駅前に京阪百貨店がある。今月は開店25周年記念の催しがいろいろ行われているが、昼前に昼のおかずを買いに寄ったら店前の広場に人だかりがしていたので
見に行くと中学生と覚しき少年少女が吹奏楽の演奏を準備をしていた。

 買い物を済ましてから広場に行くと丁度演奏を始めるところだった。30人ほどの男女中学生、といっても男子はたった3人、あとは皆女の子。
 女の子の司会で始まり、クラブ顧問の教師のあいさつがあって、いよいよ演奏、童謡のメドレー、続いてアメリカの曲だったが曲名は失念。
 クラリネットは5人の女の子、西川香代さんも中学の時からクラリネットを吹奏楽部に入ってやり出したということだったのであんな感じかと見つめていた。
 次はイントロ曲当てクイズだったので昼の準備もあるので早々に引き上げた。

 彼らは守口市内の第四中学校の生徒で、夏で3年生は活動を辞めたので部員は1,2年生ばかりとか。しかし、結構上手だった。近くに高校の吹奏楽で日本一の淀川工科高校があるのが影響しているのだろう。ここの部員は200名もいて東京の芸術劇場で入場料をとって公演するぐらいだからレベルが高い。何人かはきっと淀工へ行くに違いない。

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内山興正老師 安泰寺へ残す言葉2

2010年10月08日 | 佛教
前回、内山興正老師の提唱の録音を紹介していますが、音声では分からない言葉も多いと思いますので、文字で表記します。

1枚目
「四弘誓願」(仏・菩薩が起こす4つの主な誓願のこと)
 衆生無辺誓願度 煩悩無尽誓願断 法門無量誓願学 仏道無上誓願成 

「則」(項目の意)
道悟和尚。因みに石頭に問う。「如何なるかこれ仏法の大意」
頭云く、「不得、不知」
師曰く、「向上にさらに転処ありやまたなしや」
頭曰く、「長空、白雲の飛ぶを礙へず」

「盤珪禅師の不生の仏心」
 不生は般若心経に出てくる不生不滅のこと。

「身心脱落」(しんじんだつらく)
 道元禅師が師匠の如浄禅師から教わった言葉、坐禅のあり方を示したもの。

「水引き」
 水の取り合い

「覚者」
 覚った人、仏のこと。

「縁起所成」
 あらゆるものは縁起によって成り立っている。

「修証一如」(しゅしょういちにょ)
 修行が覚り、覚りを修行すること。

「波羅提木叉」(はらだいもくしゃ)
 所々解脱、別々解脱
汝等[なんだち]比丘、我が滅後に於いて当に波羅提木叉[はらだいもくしゃ]を尊重[そんじゅう]し珍敬[ちんぎょう]すべし。闇[あん]に明[みょう]に遇い、貧人の宝を得るが如し。当に知るべし、此れは即ち是れ汝の大師なり。若し我れ世に住するとも此れに異なること無き也。

「全機」
 存在するものの有している一切の働き。

「結界」
 縄張りを作ること

「外道」(げどう)
 仏道以外の道。

「六道」
 地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上

「無常」
 一切のものが変化していること 

「無我」
 一切は縁起所成であるから我も実体的なものとして存在しない

「笏」(こつ)
 木製の手に持つ法具。神道で使う笏(しゃく)と同類。

2枚目
「生来の自分 本来の自己」

「尽一切自己、尽十方界自己、尽法界」

「新帰元」
 新しく元に帰った人、新しい死者のこと

「大乗起信論」
 大乗仏教の論書

「衆生の真心 却って自ら衆生を教度、仏の誓願なり」

「一坐二行三心」
 坐禅、懺悔(仏教ではさんげと読む)、誓願、大心、老心、喜心
 三心は典座教訓に説かれる心

「今此の三界は皆是我が有なり 其の中の衆生は悉く是吾が子なり」
 法華経譬喩品に出てくる言葉。有は所有の意。 

「正法眼蔵行持」
 眞丹初祖の西來東土は、般若多羅尊者の教敕なり。航海三載の霜華、その風雪いたましきのみならんや、雲煙いくかさなりの嶮浪なりとかせん。不知のくににいらんとす、身命ををしまん凡類、おもひよるべからず。これひとへに傳法救迷情の大慈よりなれる行持なるべし。傳法の自己なるがゆゑにしかあり、傳法の遍界なるがゆゑにしかあり。盡十方界は眞實道なるがゆゑにしかあり、盡十方界自己なるがゆゑにしかあり、盡十方界盡十方界なるがゆゑにしかあり。いづれの生縁か王宮にあらざらん、いづれの王宮か道場をさへん。このゆゑにかくのごとく西來せり。救迷情の自己なるゆゑに驚疑なく、怖畏せず。救迷情の遍界なるゆゑに驚疑せず、怖畏なし。

「典座教訓」(てんぞきょうくん)
 典座は食事を司る役

「一寸坐れば一寸の仏」(いっすん・・・)
 一寸の長さの線香が燃える時間

「正法眼蔵諸悪莫作」(しょあくまくさ)
 諸惡すでにつくられずなりゆくところに、修行力たちまち現成す。この現成は、盡地盡界、盡時盡法を量として現成するなり。その量は、莫作を量とせり。

「新到和尚」
 新しく来た和尚

「大中寺」
 栃木県にある曹洞宗の名刹

「叢林」(そうりん)
 禅寺のこと

「堂頭和尚」(どうちょうおしょう)
 住職

「生也全機現 死也全機現」(しょうやぜんきげん しやぜんきげん)
 生きることにおいても、死ぬことにおいても全ての働きが現わすこと。  
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内山興正老師 安泰寺へ残す言葉

2010年10月07日 | 佛教

 仏教に関しては内山興正老師からいろいろ教わったが、その老師が平成10年に亡くなられて今年5月に13回忌法要が行われたところである。
 安泰寺からお供養の品をいただいたが、中に内山老師が安泰寺住職を引退される時に提唱された録音をCD化したものがあったので、それを紹介したいと思う。

 提唱は1975年2月23日、京都の安泰寺で出家、在家の弟子に対して話されたものである。私は残念ながら参加していない。

 最初と最後に四弘誓願が全員で3回読誦されるが、これは誓願を非常に大切にされる内山老師の提唱スタイルである。
 
 残す言葉は、7項目と人生詩1である。

1 人情・世情ではなく仏法ために仏法を学し仏法のために仏法を修すべきこと。
2 坐禅こそ本尊であり正師である。
3 坐禅は具体的に「得はマヨイ、損はサトリ」を実行し二行(懺悔行、誓願行)、三心(喜心、老心、大心)として生活の中に働く坐禅でなければならない。
4 誓願を我が生命とし深くその根を養うこと。
5 向上するのも堕落するのも自分持ちであることを自覚して修行向上に励むこと。
6 黙って10年坐ること、さらに10年坐ること、その上10年坐ること。
7 真面目な修行者達が悩まないでいいような修行道場であることを願って互いに協力すべきこと。

「安泰寺を去る」
 老人としての私には私なりの仕事がある。
 それは若い時のように外に向かって働くことではない。
 ただ、内に向かって自己を見つめ
 大空の中に雲が消えて行くように静かに消えていくことだ。

URLは次のとおり。

https://drive.google.com/drive/folders/0B-e9tlStelOdRFREVGQ1TGIzems?usp=sharing

佛教に親しくない人には音声だけではどういう意味なのか分からないところが多く出てきます。前後の説明からそれとなく分かるところも多いのですが、次回その佛教語と意味をアップしたいと思います。

コメント (2)
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