前回紹介した宇宙に関するTV番組をご覧になられたであろうか。
その中で「地球ドラマチック」では宇宙の年齢が137億年、一方、サイエンスZEROでは138億年と言っていた。
実は宇宙の年齢に関心があって気にしていたのであるがは幾度となくいろんな説が出てきてどれが正しいのかよく分からなかった。一番長く言われていたのが150億年、130億年、や一番短いのが120億年というのがあった。
ハッブル宇宙望遠鏡による観測によって、137億年とされ、それが定着していたのであるが、最近計算のし直しで138億年が正確な数字となった。
「地球ドラマチック」の137億年は、以前のものであり、同じNHKの放送で日を置かずに放送されたものであるから、正しい数字を使用してほしいものである。
ビッグバンから138億年、その間宇宙は拡大していて観測可能な宇宙は地球から470億光年の広がりを持っているという。とすると、(470-138)÷138=2.4、つまり、光速の2.4倍のスピードで拡大していることになる。
宇宙は果たして閉じられているのか、開いているのか、有限なのか、無限なのか、謎だということだが、観測可能な時空を持って我々の宇宙とするしかないと思う。
ウィキペディア「宇宙の年齢}記述
宇宙の年齢(うちゅうのねんれい)とは、ビッグバンから今日までの時間を表す。最近の観測によると (137.98 ± 0.37) 億年であるとされる[1]。この誤差はいくつかの研究プロジェクトの結果をすりあわせて得られたものである。観測装置と観測手法の発達は宇宙の年齢を極めて正確に測定するところまで来ている。この研究プロジェクトには、宇宙背景放射の観測と、宇宙膨張の測定が含まれる。背景放射の測定はビッグ・バン以来の宇宙の冷却時間を教え、宇宙膨張の測定は宇宙年齢を計算するための精密なデータを提供する。
再放送
NHK Eテレ 地球ドラマチック「バッぷる宇宙望遠鏡」 26日(月)0:00~0:45
サイエンスZERO「宇宙の果てはどうなっている?} 24日(土)12:30~13:00