今日は東京競馬場でジャパンカップが行われた。2400mの競走で1着賞金がなんと2億5千万円。スクリーンヒーローという馬が獲得、いや、馬はニンジンだけでいいらしいので馬主が獲得、そこから騎手や調教師等に分け前が出る。
さて、そこで、一跳び4mとして一着馬の一跳び当りの賞金はいくらになるかというクイズを出してみる。
大方は 2400÷4=600 250,000,000÷600=416,667円 という計算をすると思う。平均的サラリーマンの一月の給料を超えている。
でも、これは不正解。600回揃って初めて2億5千万円になるのであるから、一跳びだけでは 0 円である。しかし、一跳びがなければ2億5千万円にならないのであるから、一跳びには2億5千万円の値打ちがあることになる。で、答えは0円と2億5千万円。2億5千万円の値打ちがある一跳びが600並んで2億5千万円になる。
個というものは全体の1部で全体に包摂されているが、個なくして全体はない。とすると個は全体と同じ価値をもっているということである。