今日、おニューの自転車で門真市内を走っていたら先日世話になった若い方のポリさんが自転車でやってきた。「先日はどうも」と声をかけたら、ニヤリとして頭を下げて通って行った。
世に盗人の種は尽きまじというが、何時の世も泥棒根性が満ち溢れているようである。何故か家内の自転車がよく盗まれる。数台はやられている。私も先月やられたところである。
先日の盗難事件も2件が絡んでいる。転居した人に貰った自転車が盗まれ、代わりに似たような自転車が乗り捨てられたのである。
しかし、これは自転車ドロが多いということだけではないと思う。やはり、私がそうであったように鍵の掛け忘れということが結構多いのではないかと思う。鍵のないのを見つけたらつい手を出して乗って捨ててしまう。問題となっている放置自転車にも結構そういうのが多いと思うのである。
つまり、プロの盗人は別として自転車ドロは出来心でやってしまうのが多いはずである。そこに鍵のない自転車があるからである。どんな鍵でもそうだが鍵の掛け忘れが犯罪者を作ってしまうということなのである。
私のそろそろ捨てようかとようなボロ自転車でも持って行ってしまえば、それはもうれっきとした犯罪者になってしまうのであって今は取られたことに腹が立つというより申し訳ないことをしてしまったという気持ちなのである。
以前TVで見たことがある話で正確には覚えていないが、ある家の主人が客人を招いたが急用ができて外出しなければならなくなった。そこで主人は客人に留守を頼み客人の前で鍵のかかる家具に鍵を全部かけて出かけてしまった。客人は自分が疑われているようで気分が悪かった。そこで尋ねてみた。主人の答えは「物が見つからなかった時疑うようなことをしたくないから」と答えたというような内容であったと思う。
以前、澤木興道老師の「騙されるな」と言葉をここで書いたが、騙される。ような甘い顔をして相手を犯罪者にするなという話だった。
事件、事故というものは被害者、加害者双方に碌でもない結果をもたらすものであるから気をつけたいものである。