「神話をなくした民族は命をなくす」は、フランスの神話学者デュメジルの言葉である。
我々は日本民族、その民族が日本という国を形成している。
国というのは、勝手に人が集まって出来たものではない。どこの国も建国神話がある。それがその国のアイデンティティである。
アメリカにも中国にも建国神話がある。それを忘れたら、その国は崩壊する。
「忘国は亡国である」
さて、我々の日本には2000年以上語り継がれてきた神話がある。神話に基づく国がある。
然るに、その神話が荒唐無稽だと教えられない、忘れ去られようとしている。辛うじて神話が伝えられるのが皇室の存在である。
その皇室が危機に瀕している。皇統の維持が大問題となっているのだ。
皇統とは男系男子によって維持されてきた、これが絶対要件である。男系男子が維持されなければ、女性天皇、女系天皇でいいのではないか、という安易な考えをいう人がいる。
性染色体は男性はX型1本、Y型1本、対をなしている。女性はX型2本が対である。
X型は母方から来る。
例えば、愛子内親王が天皇となられたならば、正田家、小和田家の血筋となってしまうのである。
過去にも女性天皇がおられたことがあるが、あくまでもピンチヒッター、そこから皇統が継がれたということはない。
とにかく、日本人なら日本神話を学ばなければならない。少なくとも日本国は神武天皇から始まったのだということを知らなければならない。
さて、神武天皇と言えば、神話の話、作り話と思ってきた、何となれば、年数が合わないからである。歴代天皇で100歳を超える天皇がゴロゴロ出てくる。
しかし、長浜浩明氏の説に出逢って、神武天皇は実在していたのだと、今は思っている。
また、モヤモヤしていた邪馬台国の話も腑に落ちた。
ユーチューブに氏の講話があります。ぜひ、聴いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=-qwim83ScRY
https://www.youtube.com/watch?v=IQUJxqCoAjk
https://www.youtube.com/watch?v=yyumrh9Z83s
また、河合隼雄氏の古事記の講話も公開していますので、トップページのリンクからダウンロードしてお聴きください。
(写真は長浜氏講話中から一部転載)