ふろしき王子のブログ◎
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最近のソメイヨシノは、花びらが白に近くなっているようで、
もうちょっとピンクがかったほうがうきうきする。
八王子駅北口から正面の通りの角にある
この枝垂桜は、ちょうどよい塩梅。

毎年、花見の名所は激混みと酔っ払いとゴミだらけの
大騒ぎですが、品なく乱雑では桜とフュージョンできまい。
桜のまほうを摂取するにはしとやかさが不可欠。
ブルーシートむき出しではなくせめてござを敷き、
緋もうせんが重なるとなおよし。

食べものも、コンビニ惣菜に缶ビールより、
重箱に手づくりを込めて、酒はあえて持ちこまず
湯茶をすすり、桜で酔いながら
からだを洗う息吹をもらう。

最近は、よほど誘われなければ花見に行っていない。
げんきをいっぱいくれる草花が、あちこちにある。


(手前の折れていたハナナは、後ほど小びんに生けました)

今日はいちにち、縫いものと染め準備をしていました。
やるべきことは色々あるのに、
一つに取り組むと日が暮れるまで傾けてしまう。
しかし、そこで得たものが次の用の答えになる。

記号化された桜のような抽象的な雰囲氣とか、
能弁家のもっともな言説にのまれることなく、
愚直な日々の積み重ねから、具体的ないのちの響き、
物事の仕組みを掘り下げて実感すること、
そういうのが、内奥からのしあわせと感じる。

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