うちは日野市なので、東京駅まで戻らずに
八王子から横浜線、新横浜から新幹線こだまで向かいました。
乗車すると、リネンの小風呂敷をひろげて
竹かごの中のおむすびをいただく。
タッパーには独活のきんぴら。
おむすびはもっと塩っぱくてもよい。
外出のほうがよく歩いて汗もかきやすいし、
抗菌の意味からも弁当は塩をきかせたい。
無論(?)マイ塩は携帯している。
食べたら眠くなって、何だかんだ掛川に到着。
袋井の友達に逢うためにここから普通列車に乗る。
はじめての袋井。降りると空氣がおいしい。
友達が駅前の古い和菓子屋で葛湯を買う。
店主は寡黙そうなおじいさんだけど、
熱々の湯を注ぐのがよいと助言くださり、
後で開けたら、おまけのお菓子も入ってた。
友達が、お氣に入りのヒットスポットを教えてくれる。
川にかかる平たいコンクリートの橋で、
小さい川でもないのに柵がない。
しかし危険な風ではなく、逆に穏やさを感じる。
土地も平坦で坂の少ない、のんびり静岡のイメージ。
日差しにぬくまった橋のへりに座り
川の上に足を投げ出す。
緩やかな川風は、菜の花の匂いと、どこからか
お茶をほうじたような香りがただよってくる。
(土手の刈り草の薫りだった)
橋の下にはアカミミガメが数匹立ち泳ぎ。
ミドリ亀の成長したものですが、逃がしたのばかりでなく
温暖ゆえに繁殖さえしているかも。
僕は外来種だからと排除する考えはなく、
様々な種が共存できるよう多様な居場所を
残したり再生することが先だと思っている。
橋に座って草花の香を吸いながら
川面のきらきらを眺めていれば、疲れも消え飛ぶ。
この旅、背には20kgの荷の風呂敷を背負う。
講座の練習用など、中身もほとんどふろしき。
さて、夜からは浜松にあるブックストアーカフェ・コオロギにて
風呂敷講座(副題は「何があってもむすんで解決!」)です。
駅からバスで西塚町で降りる。
前回は真冬で、バスを間違え、吹雪の東海道を
風呂敷しょって歩くという似つかわしい(?)状況でした。
この度はするりんと到着。
夕食込みのイベントで、18時から食事、20時からふろしきを結びはじめる。
入口に近い席に、ずっとお逢いしたく存じていた、
からす天狗のIさんが座っている。(続く)
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