ふろしき王子のブログ◎
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カバンは、周りの形が固定されている故に
中身を想像できる余地は少ない。
一方風呂敷は、器自体は不定だからこそ
中身の形が反映される。

カバンはそれ自身のシルエットを
裸の如くさらけ出している。
風呂敷は、チラリズムではないが
見る人が中身を思んぱかる手がかりが在る。

これは洋服と着物のにもいえて、前者は型紙でシルエットを作るから、
着る人の体型はほぼ隠される。

きものは、それ自体の形はみな共通という認識があるから、
ちょっとした肩の下がり具合や身体の膨らみ加減から、
その人の本体を多少は推察し得る。

けれど、人は見たいように見るため、
たいていは少なからず理想化されて、
お互いにとってそれはしあわせなこと。

風呂敷つつみの中身が蝶の標本でも、人には
美味しいぼた餅と想われるかもしれない。

カバンではヒントが少なすぎて、初めから何も想像されない。

もちろん、持てる主人から推測はできようが。
女学生のカバンならば、
教科書にノートに手帳、ペンケース、
コンパクト、ほのかな香水、ブラシにピンにシュシュ、
キスミントみたいの、
ただしそれはイメージに過ぎない。

風呂敷であれば円いとか角ばるとか、形が出るから、
実態に迫りながら想像する遊びが生まれて、
それは色氣さえ醸しはじめよう。

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写真は、くるみの枝に挟まれた椿の花。
ひよどりが落としたものかもしれない。

さて、昨日はカレーを食べたいと書きましたが
やはり手作りしようかと。
何でも分かる、友人のあみちゃんによると
僕は過去に3回インド人だったというので、勘を取り戻せるかも。

鶏肉は切っておろし生姜に浸けておく。

ホールスパイスを油で炒める(粉だと焦げやすい)。
うちにあるのは、クミン、カルダモン、クローブ。

次に、玉ねぎとにんにくを加えて炒める(あまみが出る)。
あればトマトをつぶして炒める(酸味が加わる)。

ぺっとりとしてきたので、いよいよ粉スパイスを加えて炒める。
ターメリック、コリアンダ、シナモン、黒胡椒、なぜか七色唐辛子
(いま家にあるもの)
具に香りを移すために、塩も一緒に炒める。
焦げない程度に。

鶏肉と、好みでバター(鶏の脂の量にもよる)、お水を入れて煮る。
火が通ったら、塩を加えて味を見て完成。

時間とれる日に作ってみます。子ども用には、胡椒と唐辛子を
控えて、ホールスパイス(特にカルダモン)は噛まないように
あとで取り除いておく。

だけど、たまには外にも食べに行こう。

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