近所の浅川の河原には、分け入るのが困難なほどに草木が繁茂しているが、
虫の鳴くこの季節、耳をすませばコオロギ等の声と交じって
「リーーンリーーン」と聞こえてくる。
もしやまさか、野生の鈴虫かもしれない。
コオロギと比べて、スズムシはより環境が整っていないと
野に生きるのは難しい。
以前、草の繁った実家の屋上に放してみたところ、
毎晩聞こえてくる鳴き声が減ってきて、数日でいなくなってしまった
経験がある。
だから、鈴虫が天然で生きるにはよほど条件が整っている
必要があると思っていたので、河原でそれらしき声を聞いたときは
感動しました。
日野に越してきてから出会ったいきものたち。
・たぬきと仔たぬき
・きじ
・なまず
・赤蛙?
・野生のかぶとむし
・野生のどぢゃう
・捨てられたうさぎ・捨てられた亀
・葛
・野生の鮒
・ヌマエビ
・天然の水溜まりのおたまじゃくし
・篠竹
街に隙間がなくなり、庭は潰され、棲み家を奪われた、
いきものたちは、今も悲鳴を上げています。
ちょっとした居場所でも、小さな生きものにとっては
楽園となり、点在する居場所同士が線に結ばれるように、
「もし自分がカエルだったらこうしてほしい」
環境を、目のひらいた方から創りつづけていこう。
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