ふろしき王子のブログ◎
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子亀がうちに来た本日11/14、
最後のかぶと虫が臨終しました。

生と死は同時に存在する。
やまず巡る、現れの違い。

死んだかぶと虫は、無機質(ミネラル)を大地に残し、
有機質はガス化したり食物連鎖に組み込まれながら、やがて
大氣の一部になって青空へと昇っていく。

ケースで飼っていたから、もっと羽ばたきたかっただろう。
それは、空へ昇りながら叶えてほしい。
だけどやはり、たとえ死と隣り合わせであっても、
かぶと虫はもっともっと、自由に生きたかっただろう。

だから、せめてより広いケース、ぶつかっても衝撃の少ない
網のケースで飼うほうがよいし、
沢山殖えたら、ほとんどは雑木林に逃がそう。
あんまり未練を残すと、かぶと虫だって幽霊(天高く昇っていけない、重さを持った有機化合物)
になって、低空をうろうろさせてしまう。

完全燃焼すれば、単体の窒素や炭素として、また地球の循環の中で
新しい生命へと輪廻できるのだ。

ともあれ、
新しい亀が来た日に、長寿のかぶと虫が逝くというのは、
めくるめく風の流れを感じさせられる。

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宿命のように、我が家にはいきものが集まってくる。

現在
・ザラアシドロガメ :近所の水路で保護
・クサガメの赤ちゃん:友達の家で繁殖したもの
・和金       :夏祭りの金魚すくい
・黒メダカ     :代々飼っているものと、近所の川や水たまりから
・どぢゃう     :近所の公園の池
・タニシ      :棚田の田植えを手伝ったときにもらってきた
・うさぎ      :近所の土手で保護
・あまがえる    :近所の田んぼのおたまじゃくしが成長し、うちの庭に棲みついている
・ひきがえる    :近所の山の池のおたまじゃくしが成長し、棲みついている
・アカガエル    :近所の川のそばの水たまりのおたまじゃくしから成長し、棲みつく
・かぶと虫     :近所の林で捕った成虫が産卵し、そこから成長したもの
・かぶと虫の幼虫  :この夏に飼っていた成虫が産卵し、孵化したもの
・ミナミヌマエビ  :近所の水路で捕ったものが自宅で繁殖

以上のように、ペットショップで買ったものは1匹もいない。
元々、室内のケージで飼うよりも、日常の生活環境にいきものが共存している状態を
理想としている。
子どもが家で飼いたいなら、近所で捕ってきたのを飼う形がよく、
ペットショップもそのように、地元産を繁殖させて販売できたら
地域色としても興味深く感じる。

植物でも動物でも、本来は人が世話をしなくても、自然の環境の循環の中で、
その生きものらしく生きていけるのが望ましい。
でも、何か手を出さざるを得ないのが「人の自然」である。
そのためには、様々な動植物の立場にたった視点が必要だろう。

外来種の亀の問題も、僕個人の考えでは、外来種も共に自然の中で暮らせばよいと思っている。
もちろん、逃がしたりはしないが。
外来種は捕えて殺す、というやり方には賛同できない。
なぜなら、環境や居場所や棲み家を整えるだけでも、在来種と外来種の棲み分け・共存は
できると信じているから。
たとえ外来種が根絶されても、現在の河川の状態や水質は、在来種にとっても生きづらいものだ。

また、今在来種とされているものも、歴史を遡れば、途中途中で外から入ってきたものが多い。

種の前に、環境が大切と考える。

それでも、わざわざ外来種や他地域の生物を移入することは別の話で、
水路を作って鯉を放すことは大反対。
個人的には、外国から輸入したペットを販売することも、動物園も反対なのです。
オリに入った動物を眺めるのではなく、玄関を出れば季節の動植物が共にある暮らしがよい。
稚魚の放流などもせずとも、その環境にふさわしい生き物は、自らどこからともなくやってくるもの。

本当はうちのような狭い庭に住んでもらうのも申し訳ないが、
居てくれてる以上は選んでくれていると思っている。
生きものにとっては、広さよりも、そこに餌があるかが最重要。

狭い庭でも、近所の庭、町じゅうの庭が、生きものの棲みやすい環境になれば
そこはまるで、住宅地でありながら自然保護区のような聖域になる。
難しいことでなく、余計なことをしないだけでよい。
ただし完全放置で荒れた藪になっても、単純すぎる植生になるから、
ほどよい手入れが大切。
何もしない人は何もしないが、やる人は根こそぎ草を抜いて土むき出しの
地面にしてしまうし、家庭の庭の広さでも除草剤が使われている。
家庭菜園でも殺虫剤が使われる。それは肥料のやり過ぎか、ミネラル不足か
日照不足、水はけなどの原因から、弱った作物を虫が分解しに来るのだから、
虫の氣まぐれや悪意が原因で虫に食われるのではない。
虫を殺しても、残った野菜は病氣のままだから、食べた人の健康に貢献するとは
言い難いものとなる。

外から何かを入れるのではなく、その場所でどのような循環ができるかを
意識してみたい。

うちは自給自足ではないので、買った野菜の野菜くずをそのまま庭に埋めていたら
窒素過多になる。
そこで、埋めずに地表に置いて、だんご虫やナメクジに食べてもらい、
さらにそれを蛙が食べて、余分なエネルギーは彼らが生きるために
消費してもらっている。
虫はムクドリにも食われるし、カエルはタヌキやハクビシンにもやられるから、
その糞がまた野山に戻れば、ひとつの循環にはなる。
だから、野菜はなるべく近くで採れたものがよい。


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ダンボールの小包の中には、

まるめた広告が緩衝材として詰まっていて、

その中には、空氣穴のあいたタッパーが入っていた。

さらに下にはカイロ、底にはプチプチが敷かれていました。

愛情のこもった梱包です。



タッパーのフタを開くと、中にはぎっしりとミズゴケが詰まっていて、
その底に、いました。

クサガメの赤ちゃんで、通称ゼニガメです。
友達の家で殖えたのを分けていただきました。



赤ちゃん亀は繊細で病氣にもなりやすく、さらに寒い時季からの飼育なので
難しさもありますが、室内で、毎日様子を見ながら小まめに世話をして
大切に育てていきます。

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