ふろしき王子のブログ◎
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意味が与えられなければ、
全部の意味を持っているのに。

たとえばふろしきのリュックは、
肩を通す輪っかの部分を持てば
ふつうにバッグとしても使えるし、

中身入れて畳に置いたら
枕にもなるし、

箸を置けばはしおきにだってなるから。

役割や立場を固定せずに、
なんでもない自分、
何者でもないあなた、

すてきな全部の星のしずくが、
きみの中に、まばゆく、どっさりと込められている。

なんにだって変身可能なあなたと、
今日ここで会えているふしぎ、奇跡を、
めでたく、とうとく、感謝にむせぶ。

忘れないで。
不器用なままでよいから、
やさしい心はたからもの。

たとえ立場を演じていても、
かならず漏れてくる本音。
そこだけを見つめてる。

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ふろしきを、20年間ほぼ毎日背負いつづけたことで
足腰と背中はかなり鍛えられいるようです。

ただ、腕の筋肉をあまり使ってこなかったので、
最近はそこいらを意識して、より便利なからだへの進化を
めざすというか、むしろ昔の人の身体能力に憧れを抱いています。

高校時代に肩より上がっていた重心も、
現在は足裏より下がっているため、
アイデンティティーを自覚できないマイペースを生きているかんじです。

さて本日、いつも背負いたるふろしきリュック
(忍者リュックと名付けています)
以外に、もう一つふろしき包みがあって、
その中身は結構でかいのです。

・濡れた砥石
・水性ペンキ1.8リットル
・ハケとトレーとローラーと筆
・お客様に届ける、実家の店の包丁
・着替え
・撮影用のふろしき
・金物掃除用のクエン酸
・トイレのにおい消し用に置いておくマッチ
・実家の水道蛇口用のパッキン
・川原でみつけた、ガラス石
・台所のふきんにする手ぬぐい

これも背負ってしまえば楽ですが、
腕を鍛える意味でも、手持ちします。

それでも、持ち方がよくないと余計な硬直や肩こりをまねく
おそれがあるので、
どんな境地であっても姿勢をよくすることと
息をちゃんと吐くことが大切です。

よい姿勢とは、腰という台の上に、お腹も上半身も
ちゃんと乗っかっている状態です。

腰の台からだらんと落ちて、お腹が外へずり下がってしまうと、
許容量以上に食べすぎることにもつながり、
消化不良、肥満、胃下垂、
骨や間接の負担などの原因の1つになります。

ふろしきは、からだの使い方とセットで
より便利になります。
僕自身も、風呂敷を背負うようになってから
歩き方がいわゆるナンバあるきに変わり、
それで走ると忍者はしりとなって、
背中のふろしきが揺れないようになりました。

お腹を捻らず、からだが上下しないので、
食べてすぐ走っても痛くならないし、疲れにくくて
省エネでもあります。

こうした身体のつかい方と
風呂敷があわさることで、
重たい荷物もそれほど負担なく、一部の筋力にたよらずに
全身のたすけあいや重心移動などで
なんとなく、これまでもずっと、
マイペースで何とかつづけて参りました。

その中にはいつも、助けてくれたり応援くださっている
多くの人たちがいることを忘れずに
これからも
丁寧にやっていきたいと思っています。

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