ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
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メール isamix@gmail.com
 



吉祥寺駅前のカルチャーセンター、産経学園でのふろしき講座のご案内です。

・4/30(水)13時半~15時 ふろしき実習『防災編』

小風呂敷のお土産つきです。講習代金は3000円+消費税。
この春新たに生まれた結びも含めて、一生役立つ
厳選の技を身につけます。復習用レジュメ付き。
持ち物は特にありません。

以下の産経学園のページから申し込みができます。
・4/30(水)の講座

平日ですが、ご都合よい方、ぜひとも一緒にたくさん結んで、
今後の暮らしや仕事などあらゆる場面でお役立てください。

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日ごろ携帯しておくと、泰平時も非常時も役立つものとして、
風呂敷(大小)と手ぬぐいとひも、水筒と塩、シュシュと安全ピン、
ペンライトにレジ袋、なんて思っていましたが

針とイトもあると断然便利、というか普段から縫ってつくったり
直したりする習慣があると、物づくり、物直しの幅は格段に広がるでしょう。

くっつけるといえば、セロテープ、両面にガムテープ、
または接着剤、近ごろはグルーガンも流行りですが、
つよくてしなやかで、素材も安全な方法として
縫い付けるという選択肢がぽかりと抜け落ちていまいか。

ノッポさんのように紙にテープやボンドでてきぱき
こさえた所で、長き鑑賞や実用に耐えうるものは叶わず
子どもの工作教室の域を超えられないが、

ひもで結んだり縫い付けるという技術は
大人になってからも生活に役立つ生きた技となるから、
紙とセロテープが駄目とはいわないが、
子ども時分から、より根源の生き抜くための
知恵や術も学ぶべきと感じる。

生きもの採集は、食糧を得るための狩りに即するが、
ゲームの画面の中で動物やモンスターを捕まえていても
あまり実生活に役立ってこないし、役に立つたたないの
問題でなくとも、からだの五感による体験が柱でありたい。

話を戻すと、ともかく、針と糸(と少々の愛くるしいハギレ)を
携帯しておくことで、不意に服に穴が開いたり、何かを留めておいたりと
非常、防災用にも役立つし、自分本来のペースの呼吸へ調えるための
儀式として、縫うという行為を暮らしのなかに取り戻してほしい。

その針を収めるケースですが、
たとえば針山を小びんの中に入れれば
安全に持ち運べます。乾燥剤も入れておきましょうか。
針山の素材が大切で、コットンのわたを木綿のカバーでくるんだものは
湿気を吸い、乾きは遅くて中の針が錆びやすい。

理想は長い髪の毛を巻いたものを絹の布でくるんだものですが、
染め髪やパーマの髪ではなく、白髪でも黒髪でもよいから
地の髪がよいです。
日々、くしで解いたときの抜け髪の長いのを
集めて、数年かけて作るのもあり。
昔の人は髪の毛は湯水で洗うか、木灰を水で溶いた上澄みの
灰汁(あく)で洗っていて適度な油分を保っていたり、
椿油を馴染ませていたため、ほどよく油のきいた
鉄分豊富な髪の毛の針山は、針にとって申し分のない
環境といえるのかもしれない。

とにかく、日本は湿度が高いので
いかに乾きやすく心を尽くすかが、物の長持ちや
からだの健康にも影響します。
床に直接物を置いておけば、だんだん底のほうが
湿気てきて、かびたり虫食いされるかもしれません。

もしも、バレー教室のごとく部屋に手すりがあれば、
棒の奥に風呂敷の2辺を通し、それぞれを手前側の
角と結べば、それだけで使い勝手のよいバッグになり
収納に便利ですし、もちろん床から浮いています。
ポリ袋と違って通気性があるため中も蒸れず、
風呂敷の素材が麻(リネンやタイマ)であればなおよいです。

口を寄せることはできますが、基本的に開いているので、
上からのホコリの降下を防ぐには、手ぬぐいでも
かけておけば大丈夫。
中身がぼこぼこする場合は、先にカゴを入れておく。

手すり自体も、竹の物干しのようにシンプルに設えておけば
あれこれと変更、模様替えにも対応できる。
そんな収納形態を、今後試してみたいと思います。
一本手すりがあればいくつも風呂敷バッグを吊るせるので
小分けができ、ひとつのでっかい家具が地震で倒れて危険
ということにもなりません。

木の家具もよいですが、草(布)のポテンシャルも
もっと取り入れていったら、世の中やさしくなるでしょう。

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手作りリュックは、きんちゃくのひもがそのまま
腕を通す部分になっていて、ナップザックに近いです。



口をひらくとこんな感じ。
口の周りの帯のようなところは、
小風呂敷を結んで外付けのミニポーチを追加したりします。




ざりがにを採りに行きます。




先日縫った大あさのエプロン。曲線部は切り抜いておらず、
折り返してから軽く縫いしぼってあるため、
糸を抜けば四角い布にもどります。
このエプロンは、友達が今度我が家で本藍染めをする予定。
どんな模様になるかな。

あくまでも、布は四角いまま生かすという
自分の中での鉄則は貫きます。


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息子の幼稚園用のリュックを、まだ風呂敷によるリュックは結べないことを考慮して
ひもで開閉できるきんちゃく袋をベースにこさえています。
(途中、シュシュと組み合わせたやさしい風呂敷リュックを発見したので、併用する予定)
ざりがにを刺繍。



なみ縫いを往復しているので、返し縫いと違って裏面もわしゃっとしません。糸の量も少なく済む。




一応、底のあった方がよいかと、袋の角を内側に折り返してから
底板を付けました。本体と同じ大あさの藍染めの生地に
柿渋を2度重ねたもので、鮫の皮のように丈夫です。




ヨシがぴんぴんと出てきた。

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ふろしきリュック・バージョン5。
シュシュがはめられてい、口も開閉できます。
まだ結び慣れていない幼児でも、比較的やさしく扱えるでしょう。

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染めに使う呉汁(生豆乳)を絞った後のおからは、
調理して人が食べてもよいが、先日は庭の植物の周りに撒いておいた。
浅く埋めれば肥料になるが、直に置いたので
虫の餌になると思っていたら、数日間すずめたちが舞い下りてきて
ついばんでいる。
アリはまだ来ないが、以前、一匹ひとつずつ白いおからの粒を運ぶ様子は、
面白さとゆるぎなさを感じた。

自然界における有機物の分解は、地表にむき出しのものは
虫など小動物に食べられるが、枯れ草や落ち葉が積み重なって
中のものは、雨による湿り氣とともにゆっくりと微生物の酵素で
分解(発酵)され、同時に植物の養分を生み出す。

大自然の循環の中では、深い落ち葉の中で
好氣と嫌氣の微生物が共存しながらボカシ状態となる。
一般的な切り返し堆肥のように60~70℃に上がることはなく、
そのような人為的な堆肥は、雑菌を殺すために高温状態を
要しているが、熱によって養分も壊れていくため、
元の有機物のポテンシャルを相当失っている。

やはり、人が何かを行なうときは、その仕組みが
自然界に存在しているものを用いるべきと感じ、
その方があらゆる視点から理に適っている。

だから、生ごみや落ち葉や米ぬかを積み上げて
混ぜ続けて高温発酵させずとも、ただ野菜くずを
土に浅く埋め、生きた堆肥として生かせば、
少量でもそれなりの効果が出るでしょう。
軽くでも土をかぶせておかなければ虫に食べられますが、
その虫の糞にもまだ3割の栄養は残っていて、小さい糞が
暗く湿った土中に転げ落ちて微生物の餌となるため、
ただ野菜くずを放置するだけでも無意味ではありません。

ふえる虫を求めて小鳥やカエルがやってきて、
小鳥の糞から何かが発芽したり、
天敵も含めた豊かな生態系が成り立つかもしれません。
循環の中に、野菜くずを出す人も参加しているというのが町の自然。

今日は15時から福生のRainbow Tribeという輸入雑貨店で
ふろしき実習があります。象柄のインド布の大風呂敷おみやげつき。
平日であり、参加者は少なめと存じますが、むすびというのは
一つずつ、ひとりずつつながっていくものなので
分け隔てなく丁寧に行ないます。

今朝は大あさの大風呂敷と、リネン(亜麻)の
弁当包みサイズ小ふろしきを本藍染めしています。
小豆のようなよい匂いに藍が建ちました。
麻が木綿より丈夫なのは、乾きやすさとともに
裂けにくい性質により、たとえ穴があいても
そこから裂け目が広がっていかないという利点があります。

今回の小風呂敷は、端処理を三つ巻きではなく
まさかの?1度折りにして、その代わりにほつれ防止に
かがり縫いのようなことをします。
たった1重でも減ることで、乾きやすさが高まりますが、
実際に結んでみて使いよいかどうか、試してみます。


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最近のソメイヨシノは、花びらが白に近くなっているようで、
もうちょっとピンクがかったほうがうきうきする。
八王子駅北口から正面の通りの角にある
この枝垂桜は、ちょうどよい塩梅。

毎年、花見の名所は激混みと酔っ払いとゴミだらけの
大騒ぎですが、品なく乱雑では桜とフュージョンできまい。
桜のまほうを摂取するにはしとやかさが不可欠。
ブルーシートむき出しではなくせめてござを敷き、
緋もうせんが重なるとなおよし。

食べものも、コンビニ惣菜に缶ビールより、
重箱に手づくりを込めて、酒はあえて持ちこまず
湯茶をすすり、桜で酔いながら
からだを洗う息吹をもらう。

最近は、よほど誘われなければ花見に行っていない。
げんきをいっぱいくれる草花が、あちこちにある。


(手前の折れていたハナナは、後ほど小びんに生けました)

今日はいちにち、縫いものと染め準備をしていました。
やるべきことは色々あるのに、
一つに取り組むと日が暮れるまで傾けてしまう。
しかし、そこで得たものが次の用の答えになる。

記号化された桜のような抽象的な雰囲氣とか、
能弁家のもっともな言説にのまれることなく、
愚直な日々の積み重ねから、具体的ないのちの響き、
物事の仕組みを掘り下げて実感すること、
そういうのが、内奥からのしあわせと感じる。

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ちんげん菜の花。


花だいこん(紫ハナナ)。


ルッコラの花。


鉢に植え替えた小麦。


ミニトマトの芽。


メダカと小えびの鉢に、姫睡蓮(アサザ)と、細かな浮きくさ。


去年植えた、根っこから伸びた長ネギのそばに、裏庭から植え替えた雪の下の鉢を置く。
長ねぎとユキノシタは相性がよいという。今でいうコンパニオンプランツですが、
単に虫よけにハーブ類を植えるとは別の、微細な世界のバランス。


谷中の友達の背負う、風呂敷リュックサック・バージョン4。

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