ふろしき王子のブログ◎
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自分でつくっている本のための撮影でした。



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(長文すみません)

前々からよくきかれること。
風呂敷のことを、どれほど好きであるかと。

しかし、僕はふろしきを「すき」と答えるにしても、
素直な言葉になりづらい。

そのひとことではとても、あらわせない。
これまでのたくさんの感謝、感動、思い出、
ときには風呂敷つながりで苦労した人間関係のあれやこれ。

まだまだ分からないことだらけだけど、
それでも、知るほどに、情報がふえるほどに、
ただ好きの一言で収めきれないし、
「惚れる」という距離感でもない。

ふろしきは自分のアクションへの
リアクションそのものである。
それは、部屋も同じで、片づければ
片づけた通りの部屋になる。

部屋のほうから勝手に動くことは、あまりない。
風呂敷も、ただの四角い布であり、DIYの材料。
さらにそこには色と柄と素材による、多様な種類があるため、
”風呂敷が好き”とくくるのは”音楽が好き”というくらい
対象が広くなる。

それが、ものとしての風呂敷でなければ話は別だ。

好きなのは、風呂敷という物自体ではなく、
自分で生み出す行為や志向のことで、
そのための材料として風呂敷が相当便利なので
選んでいる、という具合です。

物としての風呂敷の好みだと、もっと具体的に、
青系とか、ポップな柄とか、丈夫で乾きやすい麻素材がすき、
のような答え方になっていきます。

そして、このような好きさというのは、人に対してもいえること。

妻のことを好きかときかれたら、好きと答えますが、
その理由はすぐには出てきません。
一緒に暮らしはじめてから13年も経つでしょうか。
その中には、楽しかったこともありますが、
悩んだり、喧嘩をしたり、苦労をかけたり。。と
毎日のさまざまな出来事がたくさん集積されていますので、
顔が好みだから好き、とか””あかるい”やさしい”のような
単純明快な解答はありえなくて、
この先、どんなことがあっても
その内側たる心の美しさを慈しみ、
純粋な子どもたちへの敬意としても、
不器用でもきちんと夫婦喧嘩をして、
都度互いの思いを伝えあいながら、
演じあうことはしたくないと思う。

それでも、僕は取り越し苦労のきらいがある。
何らかの不安にかられたとしても、
その状況を自分に冷静に問うたとき
特に嫌じゃなければ、それ以上暗鬼をふくらませないようにと、
感情のコントロールを育てています。

友達に関しても、はじめから氣があって
意氣投合して仲良く、というパターンは
昔はよくありましたが、
そのような似た者同士は、相手に自分を見て
安心したり慰めあっている場合もあるので、
やがてどこかで衝突して縁が切れたりもします。

逆に、何がよいのか定かではないが、
なぜか氣になる、、
自分の好みでもなく、思想も異なるのに
尊重できるまなざしを感じる、
という人は、会っても会わなくても、
ふしぎな心の絆が永遠につづくような感覚があります。

昨年、ふろしきの本をつくりましたが、
きっかけはちょうど、さらに前年に
『マツコの知らない世界』への出演がありましたので、
そのタイミングに間に合わせようと
当初は考えていました。
もともと異常なほどマイペースで、
ここ20年、いろんなメディアに出ても、販売する
商品も持ち合わせず「チャンスを生かさない男」と
豪語しておったのですが(笑)、
マツコさんのときは、本があれば
多くの方に風呂敷の魅力をつたえる貴重な機会と
ならむ、と思いました。
(以前から本を出していますが、数年経って
新たに追加したい結び方がふえてきたため)。



しかし、やはり本の制作は、何かに間に合わせようと焦るのではなく、
日々たんたんと実地で風呂敷をむすびながら、
そこはかとなく氣づいたことなどを織り込んで
丁寧につくりたいというきもちのほうが勝り、
テレビの放映時にはつくり途中でした。

翌年、10年近い付き合いのあるお店に勤めている
知り合いと会ってお昼をした後、
彼女のカバンの部品がゆるんだのか、
口がひらいたままになっていました。
それを風呂敷で包むことで解決したのを、
記録として撮影しました。

後でその写真を観ると、彼女は
なんでもない表情をしているのですが、
「あ、これは風呂敷向きだ」と思いました。

風呂敷はニュートラルな材料としての四角い布であり、
ここから何にでも変化していくものなので、
テーマやキャラやコンセプトという一義的、
一面的な意味でつつみこめはしません。

自分に対して意味なり役割を固定してはいけないと思っています。
それは本音を封じて演じることや立場主義につながるから。
都度、臨機応変に意味や役割が変わりつづけるのが自然です。

だもので、友達が、口のひらいたバッグを
風呂敷で結びとめた状態の写真を撮らせてという
求めに対して、無理に表情をつくったり
決めポーズをとるのでもなく、
頼まれたままに普通にカバンを持っている写真となったところに
ピンとくるものがありました。

楽しいときには笑わなくても、どこか
楽しさが滲みわたるものだし、
イラついていたら、どんだけ微笑んでいても
微妙な筋肉の緊張によって、不快感は隠し通せない。

演技が苦手なほうが、たとえぶつかり合っても
本音のコミュニケーションができる。
おしまいまでずっと、互いに演じて合わせあっていたとしたら
表面的に円満であっても、見えない溝は埋まらない。

そのような予期せぬご縁によって、
仲間がすこしずつふえてきました。

そのような自然体のなかまたちは、
この記事の冒頭で書いたように
理由なきつながりがあります。
好きなところもあるし、
自分では共感できない面だってたくさんある。

誰しも、人と豊かに交流しながら、
日々の毎日を、有意義に送りたいと思っている。
そのなかでの期待や失望によって
つらくなったりもあるけれど、
うまくゆかなくたって、ほどけば
いつでも元にもどせるのが風呂敷。

結び目を複雑にして、自分自身を困らせないで。
かんたんにほどけるから。

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谷中ぎんざ。 ふろしきから生まれたきんぎょ。

(モデル:asamin')

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生地を買いました。
きのうは麻、
今日は、麻、と綿。
どれも、すてきな生地。

よい風呂敷は、販売するだけでなく
撮影につかっても映える。
えらぶ基準は、何か氣になったものを
直接触れること。

小~大の、どのサイズにするかを、
厚みや柄のこまかさ、結んだイメージなどを
総合して決めます。

手づくりで、同じ生地も大量に仕入れないため
風呂敷講座のあと、希望者に販売する程度ですが、

今後は、デザインして製作は発注するオリジナル風呂敷も作るでしょう。

あす、縫おう。
明日は他に、テレビの企画の参考用の動画を
自宅で撮るのと、
息子がかぶと虫の飼育箱を木でつくるのを、手伝う、
息子と多摩川で鮎を捕るなどの予定です。

長梅雨で、街路樹にはきくらげさえ繁殖している。

本日の帰りの荷物、
ふろしきの中身は

・冷凍焼き菓子
・冷凍ソーダブレッド
(同級生の手づくり)
・お塩
・ふろしき
・着替え
・保冷剤(明日の鮎用)
・タオル
・買った生地10m

こまごまと、貧乏多忙ですが、
姿勢だけはよくして、
流れを伝いながら生きています。

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本日の予定は、

・地元の木工所に、おむすびの木型の見積もりを依頼にゆく
(実家の店の手つだいの一環)

・浅草で、動画を撮る。公開用ではなく、
こんごの企画のための参考として。

・三ノ輪の総菜店に、焼き印の原稿と見積もりを届けにいく
(実家の店の手つだいの一環)

・日暮里で、生地を買う

・巣鴨で、友人より物を受けとる。

・新宿で、友人宅の網戸交換準備として
サイズやゴムの太さを確認する。

さようなあれこれの中で、
背中にはいつも風呂敷があって、
様々な場面でリアルにたすけられている。

いつも使っていなければ、
ふろしきの結び方をつたえるにしても
見た目の再現だけになってしまう。

実際につかいつづけるなかで、
結びめの大きさのちょっとしたさじ加減、
時間の経過による布の伸びと、それへの対応、
疲れにくい持ち方など、
風呂敷とからだのよい関係(マリアージュ)を、
身体感覚的にみにつけることにつながる。

たくさんのむすび方を知っていて、
枚数もいっぱい持っているから
風呂敷の達人だなんてことはなくて、
各対角をむすぶシンプルなお弁当つつみ一択でも、
だいすきなたった一枚の使いまわしでも、
日々、多様な中身や状況に対応しながら
むすんでつかっている人の指先にこそ、
まことが宿っている。

逆に、レシピを信奉してしまうと
その通りにしたけど上手くいかず、不便だと
責任転嫁することにつながる。

レシピや設定は大枠にすぎず、
細部の加減こそがものをいう。

塩を足すと甘みが引きだされるという言説に対し、
足したらしょっぱくて食えたもんじゃねえ、どうしてくれるかこのこの!
と文句があったとしたら(笑)、
「入れすぎでしょ」というだけのことです。

企画やコンセプトは、たんなるきっかけにすぎない!

心をこめた丁寧さ、やさしさによって、
変哲もない日常も至福へ転ずる。

完璧な計画であっても、雑にものせば
破滅へところげおちる。

一手、一歩の挙動とバイブレーションが、
一秒後をすべて変えると信じ、
粗暴な世の中のすき間を埋めていこう。

雨つぶのすき間はひろく、
ゆっくり進めば、いくつも同時におこなえる。

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・7/24(金)朝10:35くらいから
 FMヨコハマ「Lovely Day」

・7/30(木)発売
 『女性セブン』(28号)

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ふろしきを通して伝えたいのは、
「じぶんで生み出そう!」ということです。
結ぶだけで、一から何でも作りだす風呂敷は、
最もお手軽なDIYともいえましょう。

今夜、日暮里のイラン料理屋さんザクロで、
ムサ美時代からの同級生とご一緒しました。
そこで、お土産の手づくりお菓子をいただきましたが、
カゴのない自転車に乗ってきた僕は、
紙袋の持ち手に、風呂敷をたたんだ帯を
通して組み合わせ、ななめがけにしました。

さらに、前回このお店に置きわすれた傘もあって、
それはくるくると風呂敷で巻いてから背負い、
無事に問題なく帰路につくことができました。

そのように、中身と事情にぴったりとフィットした
機能的なカバンなりリュックを、その場で
1分足らずで完成させられます。
決して職人技ではなく、誰であっても、やさしい技と
その組み合わせで再現できます。
そんな、まほうのような生活技術文化、
ふろしきマジックですので、

このごろは、16年近くつづいている愛称
(ふろしき王子)と別に、
「ふろしき大まおう」と呼んでくださる友人が数名いまして、
今夜は、英語にしたらどうなるか、なんて話しながら
「ふろしきデビルキング」だなんて盛りあがってました。

デビルは破壊の象徴で、こわし屋でもありますが、
新しいものを生み出すには、まずは片付け、整理、掃除、分解が必要。
風呂敷でいえば、ほどく作業です。
ほどかなければ、次のものを結べない。

好きなものごとを追究するまえに、
嫌なことをしないのが大切。
嫌なことは問題として解決し、プラスでなくてもよいから、
ニュートラルに調えたい。
そのために、よどみ腐った塵芥に風を入れて
丁寧に吹きとばす律動の嵐。
それがたぶん「ふろしき大まおう」なのだろうと、
いつもの後づけさくさくの解釈で、心あらたしく
お日さまを目指してゆきたいと思います。

デビルやまおうというと、闇のイメージですが、
日蔭や暗闇のやさしさというものもあり、
逆に太陽のひかりも強ければじりじりとダメージになります。
日本では、湿度が滞ればカビ腐っていきますので、
そこにひかりと風をあてて掃除する分解者としての
大まおうの役を、はたす。

そんなこんなわけで、DIYをしやすくするために、
場所を塞いでいる物たちを片付けるのが先決であり、
ふろしきはいつでも、用が済んだらほどくことで
その循環を体現しているといえます。

風呂敷の本懐は、結ぶばかりではなく、
ほどいて無に帰する建設的な破壊。
結ぶ→つかう→ほどく を
永遠に巡りつづけます。

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大きな水玉のまわりに、砂のような無数のしずくたち。
その表面積からの反射が、氣配をうみだす。色や形は
自覚しやすいが、知らずに大きな影響を受けるのが材質感覚。
いろかたちはぱっと見の「いいね!」につながるが、
インナーマッスルを鷲づかみにするのはテクスチャー。
ずっと使いつづけて飽きのこない風呂敷は、一見地味でも素材のよいもの。

めをとじて、指でさわってかんじる世界。

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農業の高齢化が叫ばれて久しいが、
生産に関わる年代の人口が減少をつづけるほど
輸入に頼らざるを得ない。
しかし、異常氣象や生産国の人口増加によって、
製品も材料も品不足になってしまえば、
イキモノとしての当たり前の日常さえ
成り立たなくなっていく可能性がある。

これからは、販売でも中間の流通でもなく、原材料や製品、食糧品の生産そのものを
どなたもが手がけ、狭い地域のなかでうまく回していかなければ、特に日本では
不安定な生き方となってしまうだろう。

体が資本、子どもからお年寄りまでが、身の丈に即した働きを
協力しあって、暮らしに必要なものを手がけてゆく、
それは苦労よりも、適度に汗をかき、密なコミュニケーションを
味わえるよろこびの道でもある。

物づくり、からだを中心とした日常のなかで、
風呂敷は隅からすみまで存分に役立つだろう。
机の上での再現にとどまらず、
実用にガンガン結び包みはこびたおすための
ふろしきの底力を体感し身につけるための
講習会を、これから精力的に広げていきたい。

きっかけはエコバッグでもよい。
ただ、レジ袋の代わりだけで終わっては
もったいないので、
僕のもっとも伝えたいことのひとつ、
「自分でうみだそう!」の、やさしい入門であり
一生の助けにもなる風呂敷のプロセスと、
実用第一に持ちこたえる、素材の機能十全たる
ふろしきを、みずから縫ってつくりながら、

原料はほぼ輸入であるため、
繊維植物の栽培、糸撚り、織り、染めなどの
生産も、地域や国内でまかなえるよう、
実践とメッセージを発信してゆきたい。

7/17金の夜20時から、浅草でふろしき講習をします。
席は放し、マスクをつけ、戸は全開の予定ですが、
ウイルスへの不安醒めやらぬこんにち、
参加者は現れないかもしれない。
それでも、動画に録るなどして、
江戸時代のような実用本位のふろしきの道を、
はっきりと示していきます。
参加費:3,000円
小風呂敷1枚(サイン入り)付き

参加申し込みは、メール
isamix@gmail.com まで。

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今月初頭、妻の誕生日に何か奉らんとするも、
これまでは、っぽいものを贈ってこられんかった。

アイスが好きだからとスーパーで多めに買ってきたり。。
自分自身があんまり、記念日やサプライズへの期待や希求がないというのもある。

だがしかし、今にきっと
ひかる何かを渡したいと、忘れたことはなかった。

そんな今年、かねてより彼女ののぞんでいた
ルビーの石を買ってプレゼントするに至る。

指輪やネックレスなどのアクセサリーに加工されてない、
石ひとつぶ。
カットはされているが、
じつはそのルビーは生なのだ。

なまルビー?

通常は加熱して色あざやかに変容さすところが、
たまあに、希少な確率で
原石状態ですでに紅が美しいものがあるという。

それはご飯にうずもれた梅干しがごとく、
白き大理石の中に、
ぱっしりと込められた宝もの。

つねにぎりぎりの生活を
20年ちこうつづけてきた身なれば、
貯めたり食糧費に注ぐが定石だけど、

こっとらは江戸っ子。
5年10年さきの安定を築かむとするより、
いつも苦労かけ放しの妻に
きらきらのしずくを贈るってのも粋だろうと、
合点きめた。

ちいさな美しいかけらが
少しだけ家のひかりをふやしたら、
きっとそこからの波及によって、

世界をめぐる、春のそよ風も、
秋の鰯雲も、
ほのかにルビー色にきらめき、
あらゆることが、ちょびっとよくなるかもしれない。

ルビーの粒が、そんな種になったらよいと、
思ってる。


(天然無処理ルビー)

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工事現場の水たまりのぬかるみを見ると、
このまま田んぼにしたらよいのに、と思う。
都心の一等地、カエルのおよぐ田んぼがあったなら、
百年さきには、そこを舞台に数々の物語や
作品がうまれているはず。



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先日、ある雑誌の取材と撮影がありました。
発売などが決まりましたら、あらためて告知いたします。



ふろしきは、真面目になるものではなく、
余裕を生み出すものです。


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(モデル:asamin'  撮影:白井智)

レジ袋も便利ですが、ふろしきにはまた全く異なる情緒と利便性があります。
今後ずっと役だつ袋ものの結び方を、10種類以上むすんで体験する
ワークショップを、浅草で開催するはこびとなりました。

かいもの袋だけでも多様な結び方とアレンジが存在します。
それは買い物に限らず、暮らしや旅、防災など
あらゆる場面でやくだち、予期せぬよろこびへと
つながってゆくことを確信しております。
基本からリュックサックまで、いっぱい生み出してみましょう。

日時  : 7/17金 20時~21時半
会場  : インテルヴァッロ(カフェ)
    台東区西浅草2-19-1
    東京メトロ銀座線「田原町駅」3番出口より徒歩7分
参加費 : 3,000円(飲みものつき)
定員  : 6名限定
持ち物 : あれば、風呂敷大小(貸し出しもします)
特典  : 小風呂敷(サイン入り)付き
申込み : メール isamix@gmail.com まで


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昨夜のかえり道は、荷物が多かった。
リアルな対峙から、より実用的な
結び方や発見も出やすいものだ。
風呂敷は、頭のなかでこねくり回さなくても
実際にむすんで、現実の結果を確認できる。

いつものふろしきリュックに加えて、

・砥石
・味噌
・塩
・調味料
・水
・着替え
・金べら
・ふろしき
・他

重たいものを手で持つとき、持ち手は2つあったほうが
負荷が分散される。

さらに、中身が動かず、持ち手も重みで引っ張られない方が楽なので、
このたびはトートバッグの結び方にしました。

4つの角をそれぞれ大きめにひとつ結びしてから、
その先同士を2組、真むすびするという
見た目にもわかりやすいバッグです。

形が固定されすぎるのが、通常のカバンのもどきを
目指しているようで性に合わず、普段はあまり使っていなかった。

口がひらいたままのため、自宅で
うさぎの飼い葉を入れておくのに便利だった。

しかし今晩、このバッグのよさを再発見しました。
開閉などの自在性は減るけれど、
重い荷物でも持ち手がずれずに安定する。

現在制作中の新しい本から外していましたが、
やはり載せることにします。

スイカのように重たいものは、「すいか包み」と呼ばれる
持ち手が1つの結び方よりも、このトートバッグのほうが持ちやすいです。

中でスイカが動きまわらぬよう、4つのひとつ結びを
大きめにするのがおすすめです。

ただし、ひとつ結びによって布がとられるので
大きめの風呂敷をつかうか、
サイズが足りなければ、ひとつ結びの代わりにシュシュで
締めるなどのアレンジをすれば大丈夫です。

とにかく、持ちやすくさえあれば、
重くたって、姿勢と呼吸によって
からだは健全に鍛えられ適応し、
より便利な身体へと変化します。

身のこなしが軽くなれば、心の重くなるような事案でさえ
ひょいと解決できたり、前向きな認識に改めやすくなると
思っています。

風呂敷は、その現実の意味を変えてしまう。
すてきなほうの、意味へと。

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天氣が不安定なため、こまめな段取りが
よい運動になります。朝から蒸してますが、
ほどよく汗をかきながら、梅雨のおわりの
情緒を味わいましょう。
写真は、実家の屋上の青ちそやサツマイモの混生。

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