鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

スーパー寒気&オオノスリ

2011-01-19 20:28:00 | 鳥撮る
   
今冬はスーパー猛暑に続き「スーパー寒気」が蛇行の偏西風の影響で山陰にも大雪。この北からの贈り物を年末年始大雪と戯れ楽しんだ男前さんの一報がメールに飛び込んできた。snowsnowsnow

嫁さんの里島根へ31日に家族で帰り、一人でタカを求めて出かけたのがドタバタ劇の始まり始まり。
雪が多くなり実家に帰る道は雪で通行止めになり帰ってこない方が安全と携帯電話。仕方なく大晦日は一人準備もしていない寒い寒い車中泊。次の日帰れないのでまたタカ捜し。猛禽猛禽と雪の中を飛び回っていたら愛車がツルツル田んぼに脱輪。JAFにSOS、しかし「行ける検討が付かない」と返事、雪と同じ色に染まった頭の中。 
途方に暮れ空を見上げればオオーここは出雲の国、お祈りすれば神が現われ近くのホテルまで。ラブホテルではなく大晦日に続いて元旦の夜も一人枕を抱えて初夢を見ながらのホテル泊。
翌日出雲の神がまた現われて車を引き揚げてもらいやっと実家へ。

今度は雪に反撃、年に一度この地でタカに会う予定が雪が降りすぎ写真にはならん、バカたれがーとスコップを手に雪と格闘。「一生忘れないであろう年末年始のドラマでした」とあった。

この話を聞き、昔々私の島根での大雪時でオオノスリとの出会いを思い出した。



1987年1月~2月オオノスリを目的に毎週土曜日夜我が家スタートし真夜中に島根平田市へ。
初日朝雪が降り視界の無い中、オオノスリに出会ったこの時の一枚の写真(KR64)は第二弾「枯野の猛禽」 写真集P52に掲載。出雲の神が私ども歓迎してくれたのか夜から朝にかけて降り続いた雪は10時ごろに晴れまぶしい太陽は顔を出し銀世界の中で一日中オオノスリと一対一の付き合いをさせてもらった。



平田市のオオノスリから22年後、佐賀空港に二度出かけ私にとって三個体目の幼鳥を記録した。この画像は第三弾「枯野の猛禽」 写真集P25に掲載したもの。
「スーパー寒気」の今冬また何処かで会える様な気がするなぁー。



今期一番の寒さ と 強風

2011-01-17 20:52:00 | 鳥撮る
   
今期一番の寒さプラス強風の16日。我が家の周りは雪景色、前の道路はもうアイスバーン。山陽自動車道は一部通行止めではあるが目的地までは行けそうだ。

今日はいやでも出向かなければならない。同場所へ初めて四国から行くという友に、昼はこごめ入りヨモギあん餅を御馳走すると男の約束。食べモノの恨みはなんとかで、これを破るわけにはいかない。それに、友はもう土曜日夜には現地だと言う。

スタッドレスタイヤであるがこの寒さと雪でタイヤチェーン、スコップ、水を準備し出かけた雪が降り道路も白くなる所もあったが二時間半かけて現地へ。
フイールドでは車外に出れば寒い寒い強風が続く一日、目的のタカは一度も姿を見せず消化不良。もう一種気になるタカも現われずじまいであった。
友は、自然の中こんなこともあると慰めてくれるがそれにしても残念。今日17日、晴れの空を見上げながら一日ずれていてくれたらなぁー。



塒場所に現われた頭の白い幼鳥個体





気になるタカ、今日は一度も姿を見せず



草原のタカ 塒

2011-01-12 20:29:00 | 鳥撮る
   
9日10日、新年の誓いで連休は一兎(草原のタカたちの塒)これだけを目的に西へ出かけた。
ここは1990年「枯野の猛禽・阿知須干拓」写真集を自費出版した舞台、10シーズン通った近くである。写真集の中のP8にチュウヒの塒について記載した。ここから全国に塒、塒に広まった。今の塒場所はその昔のまま変わっていないようだ。

しかし地元のバーダー達の顔は誰も知らないしカメラマンも多い。そんな中私は小さくなりカメラを構えた。
9日の夕方やっと仕事を抜け出したと16時ごろやってきた近所のカメラマン。バーダー歴一年半とか、500ミリレンズを購入したばかりで初撮り私のそばでホームラン写真を撮りこれなんちゅう鳥かと聞く。撮影準備中にハイイロチュウヒ♂はどんなタカかまだ見たことが無いと言っていた人。カメラがいいのかケガのなんとかか、近所のカメラマンのハイイロチュウヒ♂の画像を見て私は落ち込んでしもうた。

10日、バーダーカメラマンをはじめて二年半という地元の別の人がきてハイイロチュウヒ♂は今までボケボケの画像ばかりであったが今、向こうで最高の場面で200枚切ったとうれし顔、満足顔で塒入りは見ずに余裕をもって帰っていく。
隣ではISO3200にし連射連射の人、私などは教えられる事ばかり。pencil

だが塒入りを一歩踏み込んだシーンが私なりに出来上がり、次につなげて行けそうだ。



チュウヒは幼鳥含め三羽塒入り
以前の阿知須干拓は十数羽のチュウヒが塒に帰ってきた





ハイイロチュウヒは ♂2 ♀3 が帰ってきた



17時 下面の白がオレンジ色に染まる



超スロー 八分の一 こんなブレブレの画像もいいなぁ



年末年始 旅の最後の日

2011-01-11 20:23:00 | 鳥撮る
   
正月二日、日が暮れ店じまい。第二のタカを目的に再度100㌔南下まずは諫早市の銭湯に。ここから30分駆け現場干拓地、車中泊。

三日の朝、起き立ちに車の上、ハイイロチュウヒ三羽、塒立ちしたのか同じ方向へ飛び去る。鉛色の空でお天気は悪いが、いい出会いがありそうとハイイロチュウヒを眼で追った。
しかし晴れ間は現われずタカも飛ばず後半は雨で撮影にはならず。
早々店じまいして帰途に就く。途中30㌔の渋滞、それを過ぎるとまた10㌔の渋滞またまた10㌔と、疲れるわ―正月は仕方ないかぁー
まあ、誰かさんみたいに雪の中で脱輪したりとか、嫁の実家は目の前と言うのに雪で帰る道は通行止め元旦は枕を抱えて一人ホテル泊まりをしたとかのトラブル無しで時間はかかったが無事我が家に到着。

この旅で目的第一のタカは私なりに記録出来たが、100㌔往復二度、前後二日間の旅は第二のタカの収穫無し「二追うものは・・・・」の諺にも当てはまることがあるのかなぁ。
寅年生まれであるが、今年は「寅兎」になって一を追いかけようと反省、
新年の誓でもある。niko



31日初めて訪れた干拓地
目線の高さで、何しに来たんだとチョウゲンボウの顔



三日は曇りの暗い日、チュウヒもハイイロチュウヒも飛んではくれなかった




正月二日の鳥鳥

2011-01-08 20:09:00 | 鳥撮る
   
今日はあまり付き合ってくれなかった。葦原の中の方が長い時間、飛んでくれたと構えるが遠くでただ見ているだけ。
暇な時間足元の野草に眼をやると黄色の小鳥が小群で動いていた、ファインダーでとらえるとマヒワじゃー。こんなところで出会うとはシャッターを切る。

ツル一羽もうしろの田んぼに舞い降りた。お正月に、めでたいことだと思ったが出水の大群、鳥インフルエンザのニュースが頭の中を駆け巡った。
大量の餌を軽トラで撒くにまいてツルたちは楽な食を求めて集まっている光景。この餌撒きが無かったら九州一帯に分散し被害があっても最小限度に収まるはず。
山口県八代でも昔のように数が増えるのではと思う。
ツルを集めて観光に(これだけの問題ではないかもしれないが)人間サイドの考えはちと違うのではないかと、一羽のツルをみてあきとの会話
やっぱし野の鳥は自然の中が一番だぁー。 



飛翔を狙ったが危険を感じるとダンドボロギクから葦原の中へ
矢のように突っ込み絵にはならなかった。





主役を待っていると目の前にポツンと現われた
魚を捕えたが止まった場所が悪かったのかそのまま飲み込んだ





諫早にも80羽が越冬していると聞く、ここでも出水の餌撒きの話が出た。