今冬はスーパー猛暑に続き「スーパー寒気」が蛇行の偏西風の影響で山陰にも大雪。この北からの贈り物を年末年始大雪と戯れ楽しんだ男前さんの一報がメールに飛び込んできた。
嫁さんの里島根へ31日に家族で帰り、一人でタカを求めて出かけたのがドタバタ劇の始まり始まり。
雪が多くなり実家に帰る道は雪で通行止めになり帰ってこない方が安全と携帯電話。仕方なく大晦日は一人準備もしていない寒い寒い車中泊。次の日帰れないのでまたタカ捜し。猛禽猛禽と雪の中を飛び回っていたら愛車がツルツル田んぼに脱輪。JAFにSOS、しかし「行ける検討が付かない」と返事、雪と同じ色に染まった頭の中。
途方に暮れ空を見上げればオオーここは出雲の国、お祈りすれば神が現われ近くのホテルまで。ラブホテルではなく大晦日に続いて元旦の夜も一人枕を抱えて初夢を見ながらのホテル泊。
翌日出雲の神がまた現われて車を引き揚げてもらいやっと実家へ。
今度は雪に反撃、年に一度この地でタカに会う予定が雪が降りすぎ写真にはならん、バカたれがーとスコップを手に雪と格闘。「一生忘れないであろう年末年始のドラマでした」とあった。
この話を聞き、昔々私の島根での大雪時でオオノスリとの出会いを思い出した。
1987年1月~2月オオノスリを目的に毎週土曜日夜我が家スタートし真夜中に島根平田市へ。
初日朝雪が降り視界の無い中、オオノスリに出会ったこの時の一枚の写真(KR64)は第二弾「枯野の猛禽」 写真集P52に掲載。出雲の神が私ども歓迎してくれたのか夜から朝にかけて降り続いた雪は10時ごろに晴れまぶしい太陽は顔を出し銀世界の中で一日中オオノスリと一対一の付き合いをさせてもらった。
平田市のオオノスリから22年後、佐賀空港に二度出かけ私にとって三個体目の幼鳥を記録した。この画像は第三弾「枯野の猛禽」 写真集P25に掲載したもの。
「スーパー寒気」の今冬また何処かで会える様な気がするなぁー。