畢 ヒツ・おわる 田部
解字 鳥や獣をとりおさえる柄つきの網の象形。金文は下部が網枠とそれにつづく十字形の柄を描き、上部の田は網の部分を別に描いた形。篆文は田と網枠が連続した形から、現代字の畢になった。意味は、あみで獲りおさえるので「おわる」、獲り尽くすので、「ことごとく」の意となる。
意味 (1)あみ。鳥や獣をとりおさえる柄つきのあみ。あみする。 (2)おわる(畢わる)。おえる。「畢生ヒッセイ」(一生を終るまで。生涯。=畢世)「畢竟ヒッキョウ」(つまるところ。結局のところ) (3)ことごとく。すべて。「畢尽ヒツジン」(畢も尽も、ことごとくの意)
覚え方 田(田)に、よこ一(一)たて二( | | )よこ二(二)たてぼう( | )、畢生ヒッセイ(生涯)忘れない。
畢の筆順
イメージ
「捕獲あみ」(畢)
「あみ」(篳・蹕)
音の変化 ヒツ:畢・篳・蹕
あみ
篳 ヒツ・ヒチ・まがき 竹部
解字 「竹(たけ)+畢(あみ)」の会意形声。竹で網のように編んだ垣根。
意味 (1)まがき(篳)。細い竹を組んで作ったかきね。「篳門ヒツモン」(竹をまがきのように組んだ門扉。粗末な門) (2)「篳篥ヒチリキ」とは、雅楽用の細竹製のたて笛。西域の都市国家・亀茲キジ(現在の新疆ウイグル自治区クチャ市(庫車市)付近)が起源とされ、ヒチリキは古代亀茲語の発音。当初、必栗ヒツリキと書いていたが、のち篳篥ヒチリキとなった。
蹕 ヒツ・はらう 足部
解字 「足(あし=あるく)+畢(あみ)」の会意形声。帝王の外出にあたって、畢(あみ)を持ちながら先に歩いて通行人を規制すること。
意味 はらう(蹕う)。先払い。帝王が外出するときの先導や先払い。「蹕御ヒツギョ」(帝王の行列の先払い)「蹕路ヒツロ」(先払い。また、帝王の車が通るルート)
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 鳥や獣をとりおさえる柄つきの網の象形。金文は下部が網枠とそれにつづく十字形の柄を描き、上部の田は網の部分を別に描いた形。篆文は田と網枠が連続した形から、現代字の畢になった。意味は、あみで獲りおさえるので「おわる」、獲り尽くすので、「ことごとく」の意となる。
意味 (1)あみ。鳥や獣をとりおさえる柄つきのあみ。あみする。 (2)おわる(畢わる)。おえる。「畢生ヒッセイ」(一生を終るまで。生涯。=畢世)「畢竟ヒッキョウ」(つまるところ。結局のところ) (3)ことごとく。すべて。「畢尽ヒツジン」(畢も尽も、ことごとくの意)
覚え方 田(田)に、よこ一(一)たて二( | | )よこ二(二)たてぼう( | )、畢生ヒッセイ(生涯)忘れない。
畢の筆順
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「捕獲あみ」(畢)
「あみ」(篳・蹕)
音の変化 ヒツ:畢・篳・蹕
あみ
篳 ヒツ・ヒチ・まがき 竹部
解字 「竹(たけ)+畢(あみ)」の会意形声。竹で網のように編んだ垣根。
意味 (1)まがき(篳)。細い竹を組んで作ったかきね。「篳門ヒツモン」(竹をまがきのように組んだ門扉。粗末な門) (2)「篳篥ヒチリキ」とは、雅楽用の細竹製のたて笛。西域の都市国家・亀茲キジ(現在の新疆ウイグル自治区クチャ市(庫車市)付近)が起源とされ、ヒチリキは古代亀茲語の発音。当初、必栗ヒツリキと書いていたが、のち篳篥ヒチリキとなった。
蹕 ヒツ・はらう 足部
解字 「足(あし=あるく)+畢(あみ)」の会意形声。帝王の外出にあたって、畢(あみ)を持ちながら先に歩いて通行人を規制すること。
意味 はらう(蹕う)。先払い。帝王が外出するときの先導や先払い。「蹕御ヒツギョ」(帝王の行列の先払い)「蹕路ヒツロ」(先払い。また、帝王の車が通るルート)
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