土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

野帳の使い途

2020年10月20日 | 国道493号北川道路柏木工区関連工事

 

 

なにやら

野帳にびっしりと書きこまれた文字を

たしかめる青年ひとり。

 

 

6/23作業構台

という日付とタイトルが頭にあるそのページには、

こんなことが書かれています。

 

1.作業構台の支柱は地質等の状態に応じた根入れを行い支柱の脚部に根がらみを設け、敷板敷角等を使用する。

2.高さ2メートル以上の作業床の床材間のすき間は3cm以下

3.高さ2メートル以上の作業床の端で墜落防止のため手すりを設置する

(高さ85cm以上30~50cmに中さん、幅木高さ10cm以上

etc・・・

 

また、次のページには

鋼管足場というタイトルで

こんな文章が

 

1.建地(支柱)の間隔はけた方向を1.85m以下

はり方向は1.5m以下

2.地上第一の布(水平材)は2m以下とし、

2mを超えるときはその部分の建地を二本組とする

etc・・・

 

おそらく3ヶ月以上前に自分で書きこんだものを

似たような作業をしようとする今

見返して参考にしてるのでしょう。

 

もちろん

世は5Gの時代です。

Webで検索

あるいは

スマホかタブレットに格納しておく

っていう手が一般的なのかもしれません。

 

でもね。

それを承知で

おじさんは思うんです。

この野帳に手書きという

不器用なスタイルが尊いと。

 

「手で書く」

から覚える。

覚えようとするから

「手で書く」。

それでよし。

それが原点。

 

 

 

青年よ。

ぼちぼちはげめよ~。

 

 

 

以上

北川道路

柏木1号橋下部工工事

国道迂回路設置現場

 

からでした (^o^)

 

(みやうち)

 

 

 

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