去る10月7日
高知市において
「三方良しの公共事業推進カンファレンス2022高知」が開催されました。
『地域で考え地域で実践する担い手づくり』と題し
四国各地で独自に取り組む事例を発表してもらい
地域建設業にとって今も未来も深刻な課題である「担い手確保」問題を考えていく場としたい
という想いをもとに全体のプログラムやメンバーを構成しました。
もとより
この場だけで問題が解決するはずもありませんし
ひょっとしたら
問題解決の確かな方向性すら示すに至らなかったのかもしれませんが
その場その時でクローズすることなくその先へその外へと
時間と空間を飛び越えてひらけていくようなヒントが提示できたのではないかと
いささか自画自賛めいた言葉になって恐縮ですが
そんな気がしております。
もちろん受け取り方は人それぞれ
言葉というものはそれを発した人がどのような想いを込めようと
どう感じ取るかは受け手次第。
そういう意味では
発信者ではなく受信者にイニシアティブが握られています。
同様に
会の主旨や構成にどのような想いを込めようと
どう感じるかは受け手次第。
それをとやかく言う資格などわたしにはありません。
また
企画者の意図に反して連呼されてしまった「礒部組」の名前に
少々イラッとした方もいたかもしれませんが
そこはある意味、記号(のようなもの)、または抽象的な概念を具象化するための表現(のようなもの)としてとらえ
そこだけにこだわってココロをクローズさえしなければ
たくさんのヒントを得られた会ではなかったかと自負しております。
コロナ禍の折り、会場参加は100名限定にせざるを得なかったのは残念でした。
しかし、今という時代にはオンラインでつながるという手段があります。
リアル開催の代替機能以上のものをそこに託して多くのたくさんの方にオンラインで視聴していただきたかったのですが
無制限であるはずのWEB参加者数は、こちらが思ったほど伸びませんでした。
それはひとえに、今回カンファレンスの黒子を務めたわたしの力不足だと痛感しております。
その代わりといってはなんですが
これもまた今という時代ならではの
動画によるアーカイブという手段があります。
おって
三方良しの公共事業推進研究会のホームページ上で公開されますので
興味がある方はぜひ、視聴してください。
今回取り上げた問題は
経営者のみならず現場の人たち一人ひとりも考えていかなければならないものですし
政治や行政やも含めた公共建設工事という業界の構成員一人ひとりが自分ごととして考え行動する必要があるものだとわたしは思います。
確かな方向性や指標を指し示し
「黙ってオレについてこい」
と言える人なぞどこにも存在しませんし
そのような存在が出現することを期待しても実現するはずもありません。
であれば
やることはひとつ。
一人ひとりが自分の持ち場で笑顔でたたかえエブリバディ!
みなさん
がんばりましょう
ボチボチと。
(みやうち)